12年 | |
00/11/23 | 旭登山口から早朝登山、雲海 |
13年 | |
01/06/28 | 旭登山口から日の出登山、されど雲の中 |
01/10/14 | 旭登山口より日の出登山、最高の天気!で3時間も頂上に滞在 |
14年 | |
02/01/13 | 薊岳の予定を 急遽変更し大峰釈迦ヶ岳へ |
02/01/14 | 早朝に登山口を 出発し雪の釈迦ヶ岳へ |
02/05/24 | 同級生を大峰の 別天地に招待 |
02/06/01 | 午後から旭峠登山口より千丈平で幕営・動物の楽園千丈平 |
02/06/02 | 美しい日の出・雲海 |
02/08/22 | お昼から同級生と釈迦ヶ岳ハイク |
02/10/06 | めちゃめちゃきれいな流れ・前鬼川遡行 |
15年 | |
03/05/05 | 山頂へは行かず途中の草原でゴロゴロ |
02/05/24(同級生を大峰の別天地に招待)
峠の登山口 | 合流点までの道端にはシャクナゲが咲いていた |
今日も午前中に学校が終わったので同級生のT氏とレベルテンに行こうと話
しをした。でも室内クライミングをするにはあまりに天気が良すぎる。それ
で月曜に予定して結局流れた釈迦ヶ岳@大峰に行くことになった。
一度家に帰り準備をし11時半に学校をバイク二台で出発した。金剛トンネ
ルを越え五條へそして国道168号を十津川方面へとひたすら走っていく。快晴
でしかもちょうどいい気温なので気持ちが良い。
緑が美しい | バイケイソウがいっぱい |
車が少なくとばせるので予定の二時よりもっと早く着くかなと思ったけれ
ど旭口についたのはもう1時をすぎていた。狭い舗装路を進んでいくと旭ダム
がでてくる。T氏のバイクはオンロードリッターバイクなのでダートがかなり
きびしそう。行けそうになかったら私のに二人乗りしていくことにした。
ダムをすぎるとほどなくしてダートに入った。最初は道がよかったけれどだ
んだん悪くなってきた。ゆっくり進んでいくと小鹿がぴょんぴょん跳ねて逃
げていった。崖崩れが所々おきているが車が通れるように岩がのけてある。
左は絶壁で運転を誤ると三十メートル以上落っこちる。沢が近づいてくると
ふたたび舗装路になった(やれやれ)。クネクネした道を登っていくと不動
小屋登山口に到着した。バイクが一台とまっている。今回は峠登山口から登
るのでさらに登っていく。一月に来た時にテクテク歩いたのを思い出す。
りっぱな舗装路を登っていくとやがて峠登山口前に到着した。車は一台ぐら
いはとまっているかなと思っていたけれどバイクと数台の車がとまっていて
驚き。コンビニで買った昼食を食べ14時10分に登山を開始した。
だいぶん登ってきた | 大日岳が右前方に |
風が強く少し寒い。天気はあいかわらず快晴に近い。でも天気が良すぎて
霞があり遠望はききそうにない。今季も整備されたのか笹が刈られている感
じがする。しばらくは笹の廊下を登っていく。日暮れまでにはかならず帰っ
て来れるだろうが出発がおそいのでハイペースで登っていく。
シャクナゲの花があちこちに咲いている。今が盛りなのではなかろうか。
笹の廊下をすぎるとブナが散在する草原にでてきた。真っ青な空を背景に日
に照らされた緑が美しい。バイケイソウの群落があちこちにある。去年より
も元気そう。
やがて釈迦が顔を出した |
T氏は今回がはじめての登山だそうだけれど僕のハイペースも難なくついて
くる。僕のほうがバテ気味・・(>_<)。はじめての登山でこれだけ天気の良く
気持ちの良い草原歩きができるとはついているなあ〜。やがて左から不動小
屋登山道が合流する。
左に七面山が見えている。あけぼの平や槍ノ尾もくっきり見える。振り返
ると見渡せる山々はすべてこちらより低い。お〜すごい、すごい高い所にい
るんやなあとT氏。霞がなければもっとすごいのに。
GWに登った七面山 |
周囲はバイケイソウだらけで左斜面にはまるで畑のような様になっている。
花が咲いたらすごくきれいだろう。丸っぽい(?)草原の尾根を登っていく。
前方に釈迦ヶ岳がみえてきた。まだまだ遠い。右には大日岳が尖った姿をみ
せている。あそこにも登れるんだと説明すると驚いていた。360度見渡す限り
山山山。さすがは近畿の屋根である。
いつも休む岩に到着した。そこには三人ほどのパーティーがいた。犬もい
る。どうも彼は捨て犬のようだ。すごく人懐っこいがやせてアバラの模様が
みえている。何かあげたいけれど何もない。
玉置山へと続く山並み | 孔雀岳と大台 |
古田の森の脇を通り一度下って草原からブナの樹林帯へ、そしてふたたび
草原へと入った。峠からの登山道はほんとに良いとこどりだ。こんなに気持
ちの良い歩きができる所は近畿では他にないのではなかろうか
僕もT氏も汗びっしょり、千丈平を過ぎて15時20には水場に到着した。水量
はたっぷりある。二人してゴクゴク飲んだがこれがたまらなくおいしい。何
杯も飲んでしまった。ここからは最後の急登である。今までとばしてきただ
けあってかなりきびしい。でも連れてきた僕がばてては申し訳ない。大日岳
はもうこちらよりだいぶん低く稜線の一つのコブのようだ。
トウヒの森が続く中をひたすら登っていくと傾斜がゆるくなってくる。も
う頂上は目の前だ。お釈迦様がみえてきた。やった〜頂上だと二人で喜ぶ(1
5時半)。はじめてこの釈迦像をみるT氏は人が担いで登ってきたことに驚いて
いる。
霞んでいるとはいえなかなかの展望である。北には深い谷を隔てて八経ヶ
岳山系がどっしりそびえている。その右にはT氏が日曜に登るという山上ヶ岳
がみえている。東には大台ヶ原が背後の南には玉置山から奥高野の山々が低
い山並みを形成している。
頂上を後にする |
ビールをもってきたらよかったとすごく後悔、水でガマンする。座って七
面山や金剛山、八経ヶ岳などの景色をたのしんだ。休んでいると地下足袋を
履いた男性が登ってきた、様子からあまり山をやっていない人のようだ。彼
はしばらくして下りていった。僕らは北のほうに絶壁を見学に行ったりし展
望をたっぷり楽しんで16時になったので下山を開始。
下りはのんびり景色を楽しみながら下っていく。といってもこんな楽な道
がゆえにあっという間に千丈平までおりてしまった。あとはのんびり草原を
歩いていくだけだ。地下足袋の男性を追いぬき例の岩場までやってきた。ま
だ犬はいるかなと探したけれどもういなかった。
日が傾くにつれて山肌に影ができていっそう山並みが美しくなってきた。
前方で音がしたので何なんだろうとみると親子の鹿三匹が尾根をよこぎった。
不動小屋への分岐をすぎさらに下っていく。湿った地面には鹿の足跡がたく
さんついている。
樹林帯の中を下っていく。ふと木をみると引っかいた跡がある。熊のつめ
跡のようだ。他にもいくつかあった。これだけ山深いといるのもわかるよう
な気がするなあとT氏。シャクナゲの咲く登山道をくだっていくと登山口に到
着した(17時20分)。例の白いいぬがやってきて何かほしそうな顔をしている。
幸いザックの中を探していると飴玉がでてきたのであげるとすごくおいしそ
うに食べた。
捨てられたひとなつっこい犬 |
このあと林道をバイクで下り温泉に浸かり疲れを取ってから五條を経て御
所でT氏を別れ水越峠を経て家へと帰った。
私のコースタイム(休憩含)峠登山口-80分-頂上・頂上-80分-峠登山口