薬師岳2926m(北アルプス・折立より)

平成13年 
01/08/13 折立より雄大な薬師岳へ
01/08/14 一日 薬師周辺を散策して過ごす
01/08/15  ご来光を見て下山し地道にて実家へ 
平成26年 
14/08/02 13年ぶりの薬師岳へ・台風の影響で大気が不安定で雷雲出現 
14/08/03 肩まで登りご来光をみてから下山へ。ながーい尾根はきつかった

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26/08/02

 

 平成13年(2001年)以来の13年ぶりにタッキーさんのリクエストで薬師岳に登ることになった。ひさびさのロン
グコースなので体力的にちょっと不安。ただ最近比較的体を動かしているからなんとかなるかな。無理なら引き返
せばよい。ということで仕事が終わって福山を17時半に出発し奈良へ。奈良でタッキーさんと合流し名阪→北陸道
にて立山インターで下りた。広島は雨だったけれども星がでている。有峰林道ゲートは閉まっており立山のケーブ
ルカー下の駐車場近くの道端で車中泊をした。

  3時間ほど仮眠(熟睡)してゲート前へ行くと車の列ができていた。前回来た際はバイクで6時前に到着した
。その時は週末でなかったのでそれほど並ばずに済んだ。30分もしないうちにゲートより林道へ入った。 前回
は未舗装が多かったけれどもほぼ舗装されていた。折立登山口の駐車場はほぼ一杯で路肩に車が駐車されて
いた。なんとか駐車するスペースをみつけて停めて出発した(8時5分)。


 登り始めが一番きつかった印象があったがやはりその通りで尾根へ登るまでは太郎坂の急登が続く。前回もあ
ったアラレちゃんのイラストがあるところが三角点ベンチまでの中間地点だ(9時10分)。 今のアラレちゃんは五代
目だそうだ。三点ベンチまで登ると(9時55分)展望が広がり剣岳・立山・大日三山がみえる。三角点から少し登る
と草原帯となり360度の展望が広がる。ニッコウキスゲ・ワタスゲなどが咲いている。そこからグーンと40mほど
標高をさげてから登り返してゆく。2000mあたりから草原帯をひたすら登っていく。

 五光岩ベンチで(11時40分)一休みをしてさらに登っていく。太郎平小屋がみえてくるとチングルマの群落がでて
きた。涸沢の小屋のように見えていてもなかなか到着しない。ようやく小屋に12時50分に到着した。小屋前で一休
み。タッキーさんはラーメンを食べている。天気が怪しくなってきたけれども薬師山荘まで登ろうということになった。

 ここまではコースタイム通りだ。小屋の人によると昨日、一昨日とも16時頃から雷雨になったとのこと。雷が心
配だ。木道を進みテント場へ。いくつものテントが張ってある。前回はここにテントを張り2泊3日でのんびり過ごした。
 ここから急登でかつ少々荒れた沢道となる。ここでブヨにかまれてしまった。実のなったサンカヨウやキヌガサソ
ウがみられる。この辺りは唯一といっていいほどの湿性のお花畑になっている。

 急登を登りきると草原帯となった。薬師平にはいろんな花々がさいている。ゆっくりと花々を楽しみたいところだ。
でも雲行きがますます怪しくなってきた。パラパラ雨が降ってきたので念のため雨具を装着した。雪渓を過ぎたあ
たりから一層花々が多くなりチングルマ・ハクサンイチゲ・シナノキンバイ?・ミヤマダイコンソウなどお花畑が広が
る。もうすぐ山荘というところで雷鳴が聞こえてきた。でも離れて行っている様子だ。

 15時半にようやく山荘へ到着し泊まる手続きを済ませて缶ビールで乾杯。小屋外のベンチでは関西から来たパ
ーティが大宴会でワイワイと楽しそうにしている。しばらく小屋の外で休み小屋の中へ。きれいでこじんまりとした小
屋だ。混んでいるといっても布団1枚に3人などでそれほど苦痛ではない。夕食まで談話室でヤマケイなどの本を
読んで過ごした。夕食はとんかつ・サラダでとてもおいしい。このあと、栃木からこられた3人パーティーの方々と談
笑した。かなりの健脚の方々だった。栃木からだと八ヶ岳や東北の山々がとても近くてうらやましい。小屋からは富
山の夜景がきれいにみえた。夏休みの週末ということもありあちこちで打ち上げ花火をしているのが見えた。消灯
の21時前に就寝した。











コースタイム) 登山口(8時05分)→三点ベンチ(9時55分)→五光岩ベンチ(11時40分)→太郎平小屋(12時50分)→薬師岳山荘(16時50分)

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