01/07/15(霞なく六甲、淡路まで遠望。)
|
|
|
朝日に照らされる杉林 |
まず法力峠を目指す |
前日の夜に三周ヶ岳に行くか大分迷ったけれど七面山の疲れがまだ残って
いるのでやめて八経ヶ岳、稲村ヶ岳、山上ヶ岳のいずれかに日の出登山で登
ることに予定変更。ところが二時起きの予定だったのが起きたら五時半だっ
た。外を見ると快晴。失敗した〜と大慌てで準備をして6時20分に下宿の河内
長野を出発した。
国道309号で水越峠を越えると大峰の山々がずらーっと見えている。でも釈
迦ヶ岳の背後にはもくもくと積雷雲が湧いている。この時間で湧いてるのだ
から午後には確実に雨が降るだろう。下市まで来ると観光バスがたくさん走っ
ている、がここは小回りの利くバイクの利点、枝道を通って先回りし洞川へ。
洞川の旅館街にはたくさんの山上参りの白装束の人々がいる。八時には洞川
登山口の洞川エコミュージアムセンター前に到着した。
|
|
|
大日山が見えてきた |
でも迂回路が作られてます |
夫婦連れが登ろうとしているところだったが他には誰も登山者はいない。
このコースで登る人は少ないのかなあ?その割りには道がしっかりしてるけ
ど。8時10分に登山開始。天気は曇り時々晴れ。雲の合間から見える青空はほ
んと霞がないせいかコバルトブルー色。
今日は前回の稲村登山と違って山が明るい。いつもは見栄えのしない杉の
林だけど今日は青空をバックに日に照らされた木々はいいですな〜。羽虫も
少なく快適。速く頂上に行きたいので自然と足が速くなる。水場は水量豊富
だろうと思っていたがちょろちょろ。やっぱり豪雨でも にわか雨だと水量
増えないか。何人かのハイカーを抜いていく。
|
|
|
稲村小屋 |
|
そして法力峠に九時到着。同年代っぽい男性がカメラを片手に休んでいる。
先を急ぎたいので休まず進む。この洞川コースは稲村小屋まで終始なだらか
な登りなので走っていくこともできる。去年は小走りで登っていった。尾根
の上を行かないので大気の不安定なこの季節も安心。
ゆるやかに登っていく山腹道を歩いていると木々の間から金剛山が見えて
いる。しかもクッキリ。風が吹き始めたし早く登らないと雨が降ってくるの
は必死。前方を見ると大日山の岩峰がそびえているのが見えている。水場で
少し休んで水を飲む。ここもやはりちょろちょろ。水場のすぐ先では上に上
がる道が作られているが迂回路を作るのかな?何も書いてないのでわからな
い。
|
|
|
山上ヶ岳 |
双門の滝 |
何箇所か沢に橋が渡されているがその一つが雨で地盤が緩んだのだろうか?
沢に落ちかけていてキケンとある。迂回路が作ってあるので迂回路を通り登
っていく。小屋が見えてやれやれと思ったら、スズメバチのお出まし。でも
ここのは数回旋回した後、飛んでいった。
法力峠から50分で稲村小屋に到着。今日は日曜だということもあり小屋・
トイレ共に開いている。小屋の前のベンチでは昼寝をしてる人や弁当を食べ
る人がいる。先を急ぐので休まず登る。
|
|
|
霞なく金剛山・葛城山ばっちり |
山上ヶ岳全景 |
天気が良いので歩いているみんなも気持ちよさそう。ここからは斜度が増
すので今までのようにはいかない。息を切らせながら登っていく。大日山ま
で来ると山上ヶ岳が見えてきた。たくさんの人でごった返しているのだろう。
こけたらシャレにならない所が何箇所かあるが注意してあるけばまったく
問題ない。大日キレットを過ぎて急登を登っていくと頂上に到着した(10時
15分)。昨日、転落事故のあった大普賢岳は雲の中、そして八経ヶ岳も同じ
く深い雲の中。でも霞なく金剛山や葛城山、三国山のドームははっきりくっ
きり。淡路島や六甲山がうっすらと見えている。
|
|
|
四季山歩HPのyosikawaさん御一行 |
雨の中の大日山 |
双眼鏡では大阪湾やコンビナート、それに大阪城公園、大阪南の高層ビル
群が見えている。一方の山上ヶ岳の西の覗きではたくさんの白装束の人々が
いてそのうちの一人がぶら下がっている。双眼鏡は霞のない日はすごく重宝
する。周りの方々にも喜ばれそれをきっかけに山の話などで盛り上がる。発
泡酒を飲みしばらくぼーっと景色を眺め来て良かったと満足。風は涼しくま
さに天然クーラー。
3人連れの男性の方々が登ってこられ大台ケ原や大普賢岳などいろいろな所
の山の話をしていて何気なくホームページを持ってますと言ってみると私の
ことを知っておられた(驚)。四季山歩というホームページを持っておられ
る方で千ヶ峰の主、M本さんをご存知なのには驚いた。さらに驚いたことに3
人連れの方の一人は千ヶ峰愛好会のH本さんを知っておられまたまた驚いた。
|
|
|
山上辻より法力峠へ下山中 |
登山口に下山 |
沢登りの団体がやってきたがその直後に雨が降ってきた。急いで下山を開
始する。大日キレットはガスで霞んでいる。カッパを着て下りていくが汗と
雨でビチャビチャ。観音峰に行くつもりだったがこんな天気じゃ行く気がし
ない。洞川登山口まで下りてバイクで温泉に行き2階の休憩所で一時間ほど
寝てから下宿に帰った。
私のコースタイム(休憩含))洞川登山口-50分-法力峠-50分-山上辻-25分-頂上
頂上-120分-洞川登山口
全画面表示
表紙へ戻る
|