稲村ヶ岳・洞川コース

12年
00/10/21雲海と紅葉
13年
01/06/26山は大荒れ、 ガスで展望なし。
01/07/15霞なく 六甲、淡路まで遠望。


00/10/21

 前日早めに寝て2時半に起きて3時に下宿の河内長野を出発した。空には星は
なく曇っているみたい。天気予報は晴れといってたけど少々不安、奈良に入
ると地面が濡れている。夜中なので車がほとんどいなくて4時半には洞川に
ついた。

そして行者還への分岐を過ぎてトンネルをでると休憩所があった。明るくなる
まで まだ時間があったので休もうと思ったけれど登山者らしき人が休ん
でいたので更に先に進んでいった。観光客向けのお店がたくさんならんで
いるところを過ぎ、しばらくのところに右側に稲村ヶ岳登山口という標識が
あったのでそこの近くの駐車場にバイクを止めて仮眠をとった。六時前にな
るとオフロードバイクの人がやってきて登る準備をしていたので私も準備を
すませて六時にまだ薄暗い中出発した。バイクの人もすぐあとに出発した。

 天気はあいかわらず曇りで地面も濡れている。山腹についた道を進んでいく
と祠があってそこをすぎしばらくすると鍾乳洞に出てきた。当然のことなが
ら閉まっていて入れない。このあと下から登ってくる登山道と合流し、すこ
し傾斜が急になるがそれほどたいしたことはない。このあたりでバイクの人
の熊よけの鈴の音がしなくなった。木立から紅葉した山々がみえてきた。で
もホントに展望が開けない。大峰だからしかたがないのかしれないけど。そ
うしているうちに尾根にでるここにくると回りの木々も紅葉していてまた杉
から自然林に変わってきた。右側の木立から雲海がみえてる。また前方には
大きな山容の朝日を浴びた紅葉した険しい山々がそびえているのがみえる。
周りの木々はさらに紅葉を増してきて黄色に赤のもみじがところどころある。
鹿の泣き声が方々できこえてる。展望を期待してさらに加速してのぼってい
く。尾根の右肩を登っているが尾根の上がみえてきたからもうすぐ稲村ヶ岳
の小屋だろう。前方にはとんがった大日山がそびえているまるで槍が岳みた
い。前方でがさがさと言ったかと思うと鹿の親子が横切ってくだっていった。西面
にあるので紅葉に光があたってなくて写真をとるには明かりが少なすぎる。
少々つかれたな〜っと思ったころに小屋がみえてきてやっと小屋へ、誰もいな
い。ここで左に行くと山上が岳で右にいくと稲村ヶ岳へ。ここで右にいき登
っていく、ここから先はキャンプも食事も禁止だそうだ。だんだんつかれて
きた。もうすぐじゃなかろうかと思うだけどなかなかつかない。無理したせ
いもあって足が言うことをきいてくれない。また前方でがさがさしたかと思
うとカモシカの親子がすぐ前を横切っていった。前方には大日山のとんがっ
た岩峰がそびえている。やがて尾根の南側にでて八経ヶ岳や山上が岳がみえ
てきた。左側が急な崖になっていて展望がいいし紅葉も最高の状態、そして
大日山の大きな岩のドームを過ぎてキレットを通過、よく本でみるけど来て
見たらやっとどうゆうものなのかが分かった、本ではそこしか写してないか
らよくわからなかったけど大日山と稲村ヶ岳の間のこういうところにあった
わけね。

キレットからみる紅葉した木々をまとった大日山の岩場はなんともいえない
ほど美しい、おまけに雲上で快晴だから最高。ここから急になってしばらく
して頂上についた、大体二時間でついた。頂上付近は風がつよい。そこには
展望台があって登ると360度見渡せて遠くに金剛山、そして弥山や山上が岳、
尾鷲周辺?が見渡せる。尾鷲方面以外はすべて雲海になっていてまた風がつ
よいので雲海がいろいろな形に変化していく。しばらくぼーっとながめてい
た。登る途中には誰にも合わなかったけれどもこんなにいい景色を独り占め
できるなんて思っても見なかった。やがて山上が岳周辺の山々を雲が流れて
川のようになり金剛山も雲の中へ、見ているときりがないので下山
した。帰りにキレットをすぎたところで高校生ぐらいの人に会った。大日山
へ登ろうかどうかとまよったけれどもせっかくだから登ることに、下から見ると
かなり怖そうだったけれども言うほどでもなくしっかりとはしごやロープが
設置されていて雪彦山に登るような感じだった。頂上には祠が祭ってあった。
稲村小屋の前のベンチで買ってきた弁当を食べようとしたら男性が登ってきて
話をするが今日ほどに展望がいい日はすくないそうでカモシカを見たといったら
珍しいよっていわれた。先週の日曜も洞川にきたがそのときも天気がよかったそうだ。
このあとも何人かの人に会った。弁当を食べてから下山、下りはそれほど急ぐ
必要もないのでのんびり紅葉を楽しみながら下っていく、雲海はほとんど
消えてしまった。紅葉の中の山腹の登山道をのんびりと進んでいくとやがて
植林帯に入り峠へと進み、ここからさらに下っていって登山口に到着した。

私のコースタイム(休憩含))洞川登山口-30分-法力峠-50分-山上辻-10分-キレット-10分-頂上
         頂上-2時間45分-洞川登山口

 写真上から 登山道にて 大日山 南西方面(雲海)弥山 山上が岳 頂上から金剛山 大日山から稲村ヶ岳 紅葉 


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