稲村ヶ岳・洞川コース

12年
00/10/21雲海と紅葉
13年
01/06/26山は大荒れ、 ガスで展望なし。
01/07/15霞なく 六甲、淡路まで遠望。


01/06/27(山は大荒れ、ガスで展望なし。)

朝からどんよりした空模様だった 法力峠までは杉の植林帯
朝からどんよりした空模様だった 法力峠までは杉の植林帯

 水越峠から大峰を見て雲がかかっていたら稲村ヶ岳へ、なければ釈迦ヶ岳
に登ることにし下宿を午前四時半にバイクで出発、途中コンビニとガソリン
スタンドに寄った後、水越峠まで来ると大峰山系は完全に雲の中だったので
稲村ヶ岳へと向かう。

 空はどんよりと曇っている。金剛山や葛城山には雲がかかっている。おそ
らく登っても雲の上には出ず雲の中だろう。洞川には六時前に到着。洞川登
山口前にある洞川エコミュージアムセンターにバイクを置きちょうど六時に
登山開始。

法力峠を望む 大天井岳方面も雲の中
法力峠を望む 大天井岳方面も雲の中

 天気が悪いので植林の中は薄暗い。宗教の山らしく下から太鼓がドンドン
と聞こえてくる。神社の参拝道を横断し登っていく。時々アジサイが咲いて
いるが花に乏しい。洞窟前を過ぎると岩場が少し出てくる。そして水場に到
着。梅雨の真っ只中なので今日は水量豊富である。 

 前方に法力峠が見えてくるがその先の稲村ヶ岳などの山々は雲に隠れて見
えない。風が吹いていて涼しい。でも雲の動きがかなり急なので上はかなり
荒れていそう。七時に峠に到着。前来た時はここまで四十分だったが今日は
急いで登る必要もなく一時間もかかった。

法力峠からは潅木帯 やがて雲の中に突入
法力峠からは潅木帯 やがて雲の中に突入

 法力峠からは植林帯から自然林帯に変わり本来なら気持ちの良い歩きがで
きるのだが今日は薄暗く少々気味が悪い。山腹の西斜面を登っていくとやが
て雲の中に突入した。平日のこんなに早くから登っている人などいるわけが
なく大きな山の中にただ一人。

 予想していた通り登っていくに従い風がきつくなる。ガスが西斜面下から
吹き上げられている。水子のおじぞうさんの所を過ぎると岩場がたくさん出
てきた。でも危ないところにはちゃんと橋がつけられているのでそんなに心
配することはないけれど今日は岩場がぬれているので単独の身ではかなり気
を使う。こんなところでずるっとコケて捻挫でもしたらシャレにもならない。

写真ではわからないが風が強かった 稲村ヶ岳山頂
写真ではわからないが風が強かった 稲村ヶ岳山頂

 東の尾根上が近づいてくるともう山上辻はもう間近。風がゴーゴー音を立
てていっそうきつくなってきた。少し下り気味になり山上辻に到着した。

 平日であるせいか小屋には人がいる気配なく風力発電の風車がビュンビュ
ン音を立てている。幸いベンチの置いてある所には風は当たらないので天気
予報の天候回復予報を信じ四十分ほど寝転がって寝た。しかし一向に回復す
る気配無し。寝てても寒いのでとりあえず頂上に行くことにした。

霧のキレット ますます霧が濃いくなっていく
霧のキレット 霧が濃いくなっていく

 ここから山頂への道はいっそう濃い霧でかなり気味悪い。風がなければ幻
想的な風景を楽しむ余裕もでてくるのだが。おまけに横なぐりの雨が降って
きた。これじゃ暴風雨だ。キレット以降は風があたらず、頂上も微風だった。
しかしどちらを見ても真っ白で何も見えない。おまけに雨が降っているので
長いもできず早々に退散。

 山上辻に戻るが誰もいない。山上ヶ岳へと縦走したい気もするが今回は断
念し来た道をひき返す。雨はいくぶん弱くなったが霧は逆に濃いくなってい
る。風は相変わらず強い。半時間ほど歩いていると前から軽装の男性が登っ
てきた。格好からして山小屋の方ではなかろうか。

雨が降り霧が下りてきた 登山道で見かけた花
雨が降り霧が下りてきた 登山道で見かけた花

 山上辻から一時間(なぜか登りと同じタイム)で法力峠に到着した。雨は
止みここまできてやっと風もおさまった。弁当を食べしばらく休憩した後、
さきほどまでの嵐が嘘のように日が射し鳥の鳴く明るい登山道を下っていく
と登山口に到着した。

 その後、五番関より大天井岳に登ってから下宿に16時30分に帰宅した。

私のコースタイム(休憩含))洞川登山口-60分-法力峠-60分-山上辻-25分-頂上
         頂上-120分-洞川登山口


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