伯耆大山1729m

 平成28年(2016)
16/02/11  快晴!(夏山登山道)
16/03/17 今回も快晴(夏山登山道)
16/03/21 元谷へ尻セード!(夏山登山道)

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16/03/17

 17日は平日休み、晴れ予報なので大山へ登ることにした。三ノ沢・ユートピアも検討したけど三ノ沢のライブカメラをみると結構な雪の量で自分の技量では登れるか疑問だ。なので展望目的で夏山道で
弥山へ登ることにした。もたもたして午後11時半に東広島を出発して国道375号経由で三次から庄原間だけ高速を利用し道後山のふもとを通って矢倉峠を経由して南光河原駐車場に午前2時半に到着し
た。途中、国道181号沿いのファミマで食料品を購入した。

 道路には雪はなく凍結もない。平日なので車は3〜5台か。冬用シュラフを持ってきているので快適に眠ることができた(時間は短いけど)。6時半頃になってあたりが明るくなってきたので準備をして7時5
分に出発した・・がトイレ前が凍結していて転倒しあやうくカメラを壊すところだった。

 前回に引き続き快晴だ。周回道路の左につけられた道を進み登山道へ入る。さすが2月11日に比べると雪は少ない。ただ今週初めに降雪があったのだろう黄砂で黄色くなっていない。標高900m地点を
過ぎたあたりで宝珠山の肩から朝日が射し込んできた。朝日でブナの枝が光っている。倒れたブナの根元に頭上注意の注意書きがあるところにきた。前回は階段が完全に埋もれていたけど露出している。
三合目道標を過ぎて「石を落とさないでください」との道標を過ぎたところから急斜面となった。

 振り返ると沈んだ靄と青空の境界がクッキリしている。海岸沿いに風力発電機が8台〜見えている。靄のせいで隠岐の島は見えない。下りてきたハイカーと言葉を交わす。午後11時に登ってご来光をみた
とのこと。最高でしたよとのこと。ナイトハイクを単独でやるのは怖いなあ。

 8時25分に5合目へと到着した。そのすぐ上が行者コース分岐だ。しっかりとトレースがある。気温が高いとはいえ0度前後なのだろう踏みしめられていて凍結しているので滑りやすくここで6本アイゼンを装
着し暑いので着替えもついでにした。背丈の低い灌木に変わり見晴らしがよくなった一方でさらに急になった斜面を登りきると6合目避難小屋だ(8時46分)。休まずそのまま登っていく。右手には雪化粧をし
た三瓶山が目立って見えている。霧氷は予想通りというかなし。ただ背丈の低い灌木に雪が一方向から絡まるように付着していて面白い。

 9時20分に草鳴社ケルンまで登ってきた。上宝珠越からユートピアへのトラバース道にトレースがあるか見てみるがなさそう。ただ男性がピッケル・ヘルメットをもって橋を渡っていったので登る姿が見える
かも。逆光になるけど真っ白な剣ヶ峰・弥山がとてもカッコいい。9時34分に八合目へ到着した。地図付きの案内板がある。ここから雪原帯へと入っていく。左側はすっぱりと切れている。9時44分に石室分岐
へと到着した。雪がうっすら積もっているけど木道が露出しているところもある。踏み跡が凹になり固まって周りが解けて凸になっている。自然の芸術である雪紋がとても美しい。

 10時に山頂の避難小屋へと到着した。休まず山頂へ。弥山山頂から見る剣ヶ峰は真っ白だ。その右に見える烏ヶ山も真っ白だ。3人組がラクダの背を登っているがこのグズグズの雪だと大変だろう。小
屋へ引き返し温度計を見ると0度をさしている。アイゼンを外し入る。中では男性が食事中で一人寝袋で寝ている。食事をとってもう一度石碑のところから景色を楽しみ10時55分に下山を開始した。

 この時間になると剣ヶ峰や弥山に日が当たってくる。真っ白に輝く峰々はとてもかっこよい。腐った雪はアイゼンを付けていてもズルッと滑ってバランスを崩しそうになる。ブナにたくさんの緑のヤドリギがく
っついている。子供だろうちいさな鳥があちこち鳴いて集団で飛び回っている。

 駐車場手前でアイゼンを外し12時56分に南光河原駐車場へと到着した。モンベルで買い物をして溝口から高速道路にのり三次から地道で東広島へは4時半頃に到着した。今年はこれで大山は4回目だ。
雲がたなびく大山・雲上の大山も見てみたい。


 



私のコースタイム(休憩含))南光河原駐車場7時05分→六合目避難小屋8時46分→山頂10時〜10時55分→南光河原駐車場12時56分


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