加賀白山2702m(工事中)

14年
02/04/28 残雪の白山は山スキーの天国
02/04/29 槍穂高連峰からの日の出を鑑賞し下山へ
17年
05/07/24 お花いっぱいの夏の白山

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05/07/24(お花いっぱいの夏の白山)



 加賀白山にしようかそれとも薬師岳@北ア、唐松岳にしようかと迷っていたが前日の予報が悪化し唯一晴なのが石川周辺だった。そこで
加賀白山に決めて前日の午後3時半に大阪を車で出発し高速道路で福井北ICより登山口へ向かった。運転してると腹痛が起きてしまって
何度かトイレへ駆け込む。体調がよろしくない。別当出合まで行けるものと思っていたが交通規制で市ノ瀬で一般車は進入禁止で朝五時半
よりシャトルバスがでてるとのこと。朝四時過ぎから歩こうと思っていたができなくなってしまった。

 翌日起きると雨が降ってきた。それも本降りだ。晴予報だったのに・・・せっかくここまでお金をかけて来たんだから行ってみようと決め準備を
して五時半のシャトルバスで別当出合へ。多くのハイカーが東屋で出発を躊躇してる?相変わらずお腹の具合が悪く止痢薬をのむ。こんなんで
登れるんかなあと不安だけれど高いお金をかけて来たんだからとカッパ姿で歩いていく。だいたいの人が砂防新道へ向かっているので砂防新
道を歩くことにきめた。

 新しく作られた高所恐怖症の私にはこわーい吊橋を渡って川ぞいに歩いていく。土石流到達地点につき注意の看板がある。去年ここまで
土石流が襲ってきたようだ。右手に大きな谷をみつつ登っていく。沢沿いの道から山腹へと上がっていく。中飯場に到着した。ここにも多くの
ハイカーが雨宿りしたりして休んでいる。お腹の具合はだいぶん良くなったが念のためトイレへ。ここより少し登ると雨は止み谷に霧がわいて
雲海状になっている。青空もみえる。

白山の山体もどーんと見えよい感じだ。オトギリソウが咲いている。去年は四国でタカネオトギリをたくさんみた。さらに登るとミヤマキンポウゲの
群落がでてきた。続いてエゾシオガマ・ヨツバシオガマ・ヤマハハコが。やっぱり白山はお花が一杯だなあとうれしい。ベンチがでてきてすぐに甚
ノ助小屋がでてきた。人が多いのでそのまま素通りする。小屋から30分ほど歩くと南竜ヶ馬場分岐だ。ここから一キロでいけるようだ。右手に
小さな池を見送り尾根を登っていく。周囲の樹木は背が低くなってきている。コイワカガミが咲いている。黄色い花が咲いておりミヤマキンポウゲ
かなあと思ったがシナノキンバイだった。山腹をぐるーっと巻くようになるとお花畑がでてきた。モミジカラマツ・オタカラコウ・咲き残りのニッコウキ
スゲ・伊吹トラノオ・白山フウロ・ハクサンボウフウ・キヌガサソウ・キンコウカ・・・とほんといろんな花々が咲いている。小さな沢をなんどか渡り水
場もある。沢を見上げると白山コザクラも咲いていた。

山腹より尾根を再び登山道は上がり始めタカネナデシコの群落が見られる。ミヤマキンポウゲのすばらしい群落をみつつ登っていくと黒ボコ岩に
到着した。イワツメグサが咲いている。人が多いので少し休んでさらに登っていく。この上は弥陀ヶ原になっており木道の上を歩いていく。ミヤマ
ダイコンソウ・ツガザクラが咲いている。チングルマの群落にクロユリも咲いている。高山植物のオンパレードだ。ガスがサーっととれて右前方に
雪渓が見える。イワギキョウもちらほら見られる。ここでOAPさんと無線がつながり話すとすぐ近くの三ノ峰へ行かれているようだ。あちらは
ニッコウキスゲがすばらしいとのことだ。やがて室堂の小屋が見えてきてコバイケイソウ群落の中を歩いて小屋の中へと入る。



私のコースタイム(休憩含))別当出合6時-室堂10時半-別当出合14時半                               


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