02/04/29(槍穂高連峰からの日の出を鑑賞し下山へ)
|
|
|
槍穂高連峰 |
日の出 |
四時半に目覚ましが鳴り外へ出てみると思った通りのすばらしい雲海が広
がっている。乗鞍岳や木曾の御岳が大きく、恵那山はちょこっととんがった
山頂を雲海の上に見せている。尾根をもう少し下ったら日の出を見れるかも
と下のテントが張ってある所まで下りると槍穂高連峰がシルエットになって
見えてきた。
|
|
|
雲海に乗鞍岳、木曾御岳が浮かぶ |
|
槍の肩からのご来光を拝見することができ今日も大満足だ。別山がくっき
り見えている。奥美濃の山々には綿雲の雲海が広がり能郷白山などの山々は
見ることができなかった。
|
|
|
|
赤兎山と大長山 |
少し下でテントを張っていた男性がやってきた。少し上に登ってご来光を
見に行っていたそうだ。この金沢在住の男性は去年25回も来たそうだがこれ
だけの景色はなかったとの事だ。避難小屋のことなどをいろいろ尋ねる。南
竜は七月八月はだめだけれどそれ以外の季節は無料で泊まれるとの事。室堂
は営業をしていない時は避難小屋で泊まれるが昨晩は三十人も泊まっていた
らしい。弥陀ヶ原で張ると注意されるらしい。などの情報を教えていただ
いた。
今日は下山するだけなのでのんびり景色を楽しみ8時前に下山を開始した。
登山時にはアイゼンをつけなかったが念のため12本アイゼンを装着した。景
色が良いものだからついつい立ち止まってしまう。南竜小屋のあたりの高原
状の雪原が美しい。赤兎山・大長山が前方に見える。はるか眼下には別当出
合付近が見えている。
|
|
|
南竜ヶ馬場付近 |
別山2399.4m |
尾根を下っていくがこの尾根をはなれ急斜面に入るところがわかりにくく
少し探した。尾根の右側の笹をかき分け急斜面へと入った。朝早いのでまだ
雪面は固いがアイスバーンというほどではない。尻セードしたい衝動にから
れるがアイゼンをつけているのであぶないので泣く泣くあきらめピッケルで
バランスをとりつつくだっていく。
|
|
|
尾根より急勾配の雪原へ |
スキーヤーが多い |
下から登ってくるスキーヤーが続々とやってきたがみんなかなりきびしそ
うだ。下山するの?いいねえと声をかけられたりするが・・昨日はきつかっ
た。あとは迷うこともなく休憩しながらのんびりと下山した。中飯場をすぎ
ると道端にはフキノトウがいっぱい咲いている。昨日に比べても雪は減って
おりここ数日でも雪解けはかなり進むだろう。
|
|
|
甚ノ助小屋より下っていく |
中飯場付近ではフキノトウがいっぱい |
後からテントを張っていた先ほどの男性が下りてきた。聞くとあの急斜面
で滑落しなんとかピッケルで止めたとのこと。重いザックを背負っていてな
かなか止めることができなかったようだ。僕らもピッケル持参で来たが正解
だったようだ。登っている時には気がつかなかったけれど白山は水が豊富だ。
登山道の脇のあちこちから涌き水や雪解け水が流れている。
吊橋を渡り別当出合のベンチで少し休み駐車場に戻り(11時50分)、根倉の
水芭蕉を見学し温泉に浸かり国道8号、湖西バイパスを通り大津から名神に乗
り近畿道の八尾で下り大阪へと帰った。着いたら夜の九時半だった。
|
|
|
吊橋を渡り別当出合へ |
|
|
|
|
|
駐車場に戻ってきた |
|
|
根倉の水芭蕉 |
私のコースタイム(休憩含))黒ボコ岩-230分-別当出合登山口
全画面表示
表紙へ戻る
|