蝶ヶ岳2677m(北アルプス)

14年
02/08/17 朝早く出発して稜線でのんびりと
02/08/18 槍穂高連峰の大パノラマに感激
27年 
15/07/31   子供のアルプスデビューにて


02/08/17(朝早く出発して稜線でのんびりと )

沢渡に車をとめてバス停へ(前日) 左に明神を見送り徳沢を目指す(前日)

 3時半に起床すると曇天で今にも雨が降り出しそうな感じがある。テント
をたたみTmanさん、みーとさんとの三人で4時に横尾へ向かって出発した。
久々のテントを背負っての登山。体力にだいぶん不安があるけれどまあのん
びり登って行こう(かな?)。

 横尾までは林道のような道なのでとくに苦になることもなく歩いていくこ
とが出来た。まだ朝早いのに下ってくる人達がいる。横尾にとまっていたの
かな。五時には横尾に到着した。ここで朝食タイムとなり半時間の休憩。横
尾に着くと天気はよくなり穂高連峰がよくみえる。今日稜線上にいる人達は
さぞすばらしい景色を見ることができただろう。小屋前では大きな団体さん
が準備体操中だ。どこへ行くのかな?しばらくすると蝶ヶ岳へと向かってい
った。

上高地明神館にて少し休憩(前日) 横尾に到着

 五時半に横尾を出発、横尾山荘の脇を通り山へと入っていった。おとどし
登った時には朝露のついた笹でズボンがびしょぬれになったけれど今回は登
山道がよく整備されていて快適にあるける。朝露対策でヤッケ下をはいてい
るので暑くて暑くて途中で脱いだ。

左に行くと涸沢、蝶ヶ岳はまっすぐ 槍見台付近より

 森林限界までは急だったような記憶がある。まだまだ先は長いかな。背後
に槍が青空をバックに美しい姿を見せている。朝日を浴びた槍の姿は美しい
ねえ。槍見台では親子連れらしい二人が休んでいた。。どちらもかなりバテ
ている様子。上から登山者が何人か降りてくる。

 少し休憩しふたたび登っていく。横尾であった団体さんに追いつき追い越
す。この時期の宿命か、雲が湧いてきてやがて槍は見えなくなってしまった。
蝶ヶ岳稜線にもガスがかかってきているようだ。休憩していると下から団体
さんが追いつき追い越される。再び追いぬきそうになったのですぐ下で休ん
でいるとお先にどうぞといわれ抜かしていく。

 少し傾斜がゆるなってきて前方が明るくなってきたのでもう少しだよと言
ってみたもののまだまだ稜線には着かない。木々の背丈が低くなったけれど
それは森林限界じゃなかった・・・。みんな調子がいいので五十分登って十
分休憩で登っていたけどさすがにバテ気味。二十五分に五分休憩ペースで登
っていく。

うっそうとした森の中を登っていく やっと森林限界を越えた

 下ってきた登山者がもうすぐだよと励ましてくれたので聞くと稜線まで十
五分ほどとの事だ。これを聞いてみんな元気がでてスイスイ登っていくと今
度こそ樹木の背が低くなるとぱっと視界が開けた(森林限界突破)・・とい
ってもガスでなーんにも見えないけど。森林限界のすぐ上が稜線だ(8時20分)。

槍穂高連峰は雲をかぶってしまった 稜線に到着

 ここで左へ行くと常念岳、右へ行くと蝶ヶ岳だ。あとは稜線にそって蝶ヶ
岳を目指す。時々梓川や穂高の下半分が見える。上のほうは雲がかかってみ
ることができない。標高二千五百メートルだけあり涼しく気持ちが良い。記
憶では分岐からすぐだったような感じがしたけれどしばらく小さな登り下り
を数回繰り返し二重稜線をすぎるとやがて展望台がみえてきた(8時45分)。す
ぐ向こうには小屋が見えている。記念写真を撮りはやめにテントを張ろうと
まずは小屋を目指す。みーとさんは幕営申し込みをTさんは宿泊申し込みを私
はテントを張りに向かう。

稜線を蝶ヶ岳を目指す 蝶ヶ岳ヒュッテに到着

 テント場は小屋の南側にありすでに四張りされていたけどまだまだ余裕は
ありそう。夕立必死な雲行きなので風が当たるだろうが少し高みにテントを
張った。テン場の西側の斜面で穂高連峰を見ながら三人でしばらくぼんやり。
あいかわらず稜線はガスでみえないが屏風や明神、涸沢などはみえている。
こんなに天気が悪いのにヘリが2機、前穂方面へと向かっていった。荷揚げと
は違う感じがある。事故でもあったのかな? 昼食のパンを食べた後、まだ
見ぬ雷鳥を探しに蝶槍へと向かおうをみんなを誘う。

 残念ながら雷鳥はいなかったけれどチングルマなどの花に出合うことがで
きた。蝶槍まで行きたかったけれど雨がパラついてきたので慌ててひき返す。
小屋に入り本を読んだり外でゴロゴロしてすごして夕方になった。小屋の入
り口で囲炉裏の幸子さんにばったり、milionさんもこられていた。ふるぽん
さんは今から常念へと向かうとの事。

ミヤマキンバイ

 テントの中で休んでいると外が明るくなったのででてみると穂高がようや
く全貌をみせてくれた。あわててみーとさんを呼びしばらく景色を楽しむ。
五分ほどするとやがて雲の中へ。夕食の準備をしていると雨がパラパラ降っ
てきた。七時頃には土砂降りになり雨は夜中まで続いた。

蝶槍方面へちょっとお散歩 ほんの短い間だけみえました

私のコースタイム(休憩含))徳沢-60分-横尾/横尾-170分-稜線-25分-頂上
                   頂上-5分-テン場                 


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