02/05/05(後立山の山々を眺めつつ雪稜を登ると剣立山連峰が眼前に)
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ゴンドラ乗り場へ |
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前日は天候不良のため美ヶ原へドライブし、ゆ〜ぷる木崎湖で温泉に入っ
た。八方尾根の黒菱平の駐車場で車中泊しようかと向かったら土砂崩れで通
行止めなのでやむなく八方の第三無料駐車場で車中泊した(ちなみに道の駅
は満車)。すごく広くまだまだ余裕があった(駐車場にはきれいなトイレが
ある。歩いていける温泉もある)。八時からゴンドラが動くらしいけれど動
いている。七時半になりやっと雨がやみすぐにゴンドラ乗り場へと向かった。
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まだまだ稜線は雲の中 |
でも天気は回復傾向に |
それほど並ばずにすんなり乗ることができ一気に千四百メートルあたりま
で登った(トイレ有)。そこからリフトを乗り継ぎ八方池山荘に到着した(8
時15分)。前に乗っていた男性が運転終了の時刻を聞いている。どうやら十六
時二十分頃らしい。低い雲が東の山々にかかっている。一方の白馬などの稜
線にも雲がかかっておりすごい勢いでこちらへと流れている。ここも風がす
ごく強いけれど上はもっとすごそうだ。
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白馬方面が美しい |
第一ケルン? |
草原帯を登っていく。観光客らしき若者グループも登っているが丸山まで
かな?尾根上は普段日当たりがいいためか雪がない。振り返ると戸隠連峰な
どの山々には雲がかかり雲海になっている。
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風が強いためか雪がない所も多い |
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8時40分にケルンのある所に到着した。めちゃめちゃ風が強い。飛ばされそ
うになる。道の両側には柵がある。初夏にはお花畑になるのだろう。ここか
ら見るとなだらかな雪の尾根が続いている。
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傾斜が強くなりアイゼン装着 |
そして雪原へ、このあたりは幅の広い高原状の尾根となっておりホワイト
アウトになると危険だろう。白馬連峰にかかっている雲はだんだん上へとあ
がって消えていっているようだ。唐松岳山頂に登ったころにはみごとな展望
が開けているかもしれない。
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雪の斜面は緩急交互に繰り返す |
白馬連峰が一望 |
ふたたび雪のない所にでてきた。さらに風は強くなり立ってはいられない
ほどに。耐風姿勢じゃないと歩けない。数組のパーティーが休んでいる。風
がおさまるまで待とうと休んでいたけれどいっこうに止まないので思いきっ
て進むことにした。
前方には少しやせた急な尾根が続いている。飛ばされそうになりつつもそ
の手前までやってこれた。こちらは風はさっきの所ほどではない。どうもあ
そこは風の通り道になっていたようだ。離れた所からだとすごく急な雪の斜
面にみえた尾根も近くでみるとそれほどでもなさそう。12本アイゼンを着け
て登っていく。
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やっと唐松頂上が見えてきた |
これを登り切ると右のすごく急な斜面でスキーをしている人がいる。見て
いるだけでハラハラする。ふたたび急な雪の斜面を登っていく。燕岳で無理
をした疲れがでてきてなかなか足がいうことをきいてくれない。ケルンが前
方先に見えている。振り返ると白馬の平野がよくみえている。登ってきた八
方尾根はずーっと下のほうにある。
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南には五竜岳が |
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緩やかな斜面を登っていくと丸山ケルンに到着した。ここまで来ると白馬
の山々の荒々しい岩壁が目の前いっぱいに広がりすごい迫力だ。不帰ノ険も
だいぶん近くなってきた。もう標高差はあまりないのではなかろうか。
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だいぶん登ってきました |
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一度樹林帯へと入った。そこにはテントが張ってあるが風で飛ばされそう
になっている。五竜岳あたりのガスがとれてきた。その五竜へと唐松岳から
雪の稜線が続いている。杓子岳や白馬岳も見えてきた。稜線まで登ると剣立
山などの山々を拝めそうだ。
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最後は岩場を登っていく |
五竜岳山頂 |
さらに登ると雪がなくなった。このあたりは少しやせた尾根になっている。
右前方には唐松岳が白馬岳のような格好をした姿を見せてくれた。休んでい
ると運動靴にダブダブのズボンをはいた高校生ぐらいの男の子が登って来て
唐松岳ってどれですか?と聞いてきた。どうも途中までのつもりがついつい
ここまで登ってきてしまったようだ。
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稜線手前を登り中 |
小屋の前にて |
やせ尾根道を登っていくとやっと稜線に到着できた(12時10分)。剣立山の
山々が美しい。囲炉裏隊や矢問さん達はさぞ美しい景色を楽しんでいること
だろう。風が強く休めないので小屋のほうへいこうとしたら小屋の人がな
んとこんなに風が強いのにゴミを燃やしている。それもいれるのに失敗し
て大量のプラスチックのゴミを撒き散らし顔に当たって痛い。みーとさん
は少しヤケドしていた。その小屋の人はニヤニヤしている(怒)。
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立山剣連峰 |
剣岳と八峰 |
風が当たらない所を見つけ休む。頂上へ行こうかとも思ったけれどここで
景色を見ているほうが気持ちがいいので止めた。天気はよくなり360度の大パ
ノラマだ。13時20分に下山を開始した。雪が多くゆるやかな斜面が多いので
けっこう早く下りることができ15時半にはリフト乗り場に着くことができた。
低い雲海が川のように小谷側(日本海側)から流れ込んでいる。ゴンドラで
下りるとその雲の下へと出た。
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戸隠妙高方面 |
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駐車場すぐ近くの白馬八方温泉第二郷の湯で汗を流し(この温泉はボディ
ーソープはありません)御岳の田の原登山口へと向かった。
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遠くに白馬岳がみえた |
不帰ノ険 |
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下山開始、リフト乗り場を目指す |
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私のコースタイム(休憩含))八方池山荘-235分-頂上・
頂上-130分-八方池山荘
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