唐松岳2696m

平成14年 
02/05/05  後立山の山々を眺めつつ雪稜を登ると剣立山連峰が眼前に 
平成24年 
14/05/03 快晴のち吹雪でホワイトアウト 
14/05/04 みごとなご来光・後立山の山々そして剣岳 


全画面表示


14/05/03 快晴のち吹雪でホワイトアウト


 




 昨年に続いて今年も信州の春山へ。昨年は小屋が営業していなくてあきらめた唐松岳に登ることにした。天気予報は晴れ。
仕事が終わり山陽道で関西へ。そしてたっきーさんと合流し北陸道経由で八方尾根麓の駐車場へ。広島から後立山は遠い。
麓につくと薄明が始まり後立山の山々が姿をみせた。まるで絵のような本物とは思えない光景だ。ゴンドラ脇の駐車場にか
ろうじて空きがあったのでとめて少しだけ仮眠した。

 朝ごしらえをして荷造りを終えてゴンドラへ。次から次へとやってくるのでそれほど待たなくても乗れた。8時に乗ってリフトを
二つ乗り継ぎ終点へ。

 今年は雪が多いのかスキー場には雪がたっぷりありスキー場が営業している。このあたりは登山道に雪はなくアイゼンをつ
けず登っていく。遠見尾根の向こう側に双子峰の鹿島槍がみえる。そして反対側には白馬三山が見えている。大山の北壁を
大きくしたような感じか?。

 八方jケルンを過ぎて灌木帯を出たところでアイゼンを装着した。前回来たとき同様風がすごく強い。ここから一番の雪の壁
尾根を登る。さらにもう一つの雪の壁尾根があるけれどこちらはさっきのよりは楽に登れる。丸山ケルンがありここで休憩する。
さっきまで晴れていたのに唐松方面の山は雲の中に入ってしまった。

 ここからは少しやせたコケるとまずい雪尾根をひたすら登っていく。もうすぐ小屋が見えてくるはずと思えどでてこず。ガスの
中で先が見えないし風が強くそのうち吹雪になってきた。

 たっきーさんに先へ行ってもらって小屋の予約をお願いした。天候の急変と小屋にすぐ着くという思いから雨具のズボンをはく
タイミングを逃してしまいズボンが濡れてしまった。稜線を少し超えたところで左右に分岐した。確か左だったはずと進むと小屋
がでてきた。でもどっちに行っても小屋にはたどり着ける。

 無事小屋についたもののみんな同じ思いだったようで雨具のズボンをはくタイミングを逃してしまったと話しているのが聞こえ
た。小屋で知り合った男性と三人で談笑した後、寝不足だったので仮眠をした。今日は混んでいるというもののぎゅうぎゅうず
めの北岳を経験しているのでそれほど苦痛ではない。

 仮眠後一階へ降りてみると男性一人が低体温症で動けなくなり運ばれてきていた。相変わらず吹雪が続いている。登って
くる人はみんな疲弊している。夕食を摂って二階へ上がり部屋の方々と話をする。そうしていると外が明るくなってきたので
出てみるとガスがとれてきた。立山に剣岳、薬師岳方面、強い風でガスが流れそれに夕日があたり美しい。唐松岳にガスが
かかり幻想的だ。でもとても寒くて風が強く写真を撮っていると手がかじかんでくる。雄大な光景を楽しみ部屋に戻り就寝した。












コースタイム) ゴンドラ(8時)→リフト上(登山口)(8時40分)→丸山ケルン(12時12分)→小屋(13時20分)

全画面表示
表紙へ戻る