観音峰1347m(大峰)

13年
01/12/29 観音峰登山口から法力峠へ、みごとな雪の稲村ヶ岳の景色
16年
04/02/07
17年
05/05/15 観音平までちょっとお散歩

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01/12/29(観音峰登山口から法力峠へ、みごとな雪の稲村ヶ岳の景色)

 七時半に下宿(河内長野)を出発した。空は真っ青で雲も霞もない。トン
ネルを抜け九時に観音峰登山口のある駐車場に到着した。車が二台とまって
いた。ここにはトイレもある。期待していた雪は少なく道路には雪はない。

 私はワカンを みーとさんは新品のスノーシューをザックにくっつけて九
時半前に登山を開始した。雪の積もった吊橋を渡る。高所恐怖症の私には怖
いよ〜とみーとさん。渡りきると左右から道が合流している。ここから左へ
行けば2.7kmで温泉へ、右へ行けば御手洗渓谷とある。

 まっすぐ進み植林帯の中を登っていく。積雪は2センチほど。山腹につけら
れた道を進んでいく。数人のトレースがあるが駐車場にとまっていた車の人
のだろうか。

 登りはじめて十分ほどで水場にでてきた。観音の水とある。ここからさら
に十分登ると展望台の分岐にやってきた。展望台はすぐ先にあり行ってみる
とベンチが置いてある。鋭いV字谷の右手には弥山山系が見えている。弥山に
だけ雲がかかっている。

 天気は快晴、それほど急登ではないけれど暑い。登山口から一時間でやっ
と植林帯を抜けることができた。植林帯が終わると山の雰囲気が明るくなり
気持ちが良い。さらに山腹の道を登っていくと休憩所と鳥居がある所にでて
きた。

 ここからは石段を登っていく。大きな岩をくぐりお歌石とその説明の書か
れた岩がある。南北朝時代の藤原俊成が読んだ歌を刻んだ岩を復元したもの
のようだ。岩屋100mとあるので行く?と聞いたら行かないとみーとさん。そ
して再び植林帯へと入った。ここからはけっこう急できびしい。上のほうに
ススキ原が見え木の階段を登っていくと観音平に到着した。

 真っ白で険しい大日山・バリゴヤの頭・稲村ヶ岳の岩峰がすばらしい。そ
の右側には大きくりっぱな山容の弥山がありその頂きには雲の合間からの光
が射しこんでいる。一方、西には金剛山と葛城山が仲良く並んで鎮座してい
るのが見える。カップ麺を食べていると二人のパーティーが登ってきた。

 かなり長く休んだので出発し法力峠を目指す。ブッシュが多く少々歩きに
くい。道は先ほどよりは良くはないが登山道らしいといえばいえるかな?。
観音平を過ぎるといっきに雪が多くなり15センチほど。後を振りかえると霧
氷が日に照らされてすごく美しい。たぬきや鹿の足跡がいくつもある。そし
て観音峰山1347mに到着した。西は杉林、それ以外の方向も潅木で展望はまっ
たくない。

 道標どおり法力峠へと向かう。雪はますます多くなり日陰になっていると
ころは一面の霧氷。みーとさんは初めてスノーシューをつけて歩き回るがま
だまだぎこちない。杉林の中なので展望はあまり利かないが時々木々の合間
から絵を見ているような美しい稲村ヶ岳が見える。

 頂上より45分のところで左に尾根が折れている(テープ有)。トチブラ谷
の上に当たるのだろう。三ツ塚との道標がある所にでてきた。展望はまった
くなし。

 ここからカクンと下って登り返すとさっきの三ツ塚道標の所から10分でま
た三ツ塚道標がでてきた。位置からしてこっちの方が正しいようだ、こちら
も展望はまったくない。

 さらに進んでいくが道が少々わかりにくくなった。左側の木々にペンキが
してありそちらへ行った足跡があるので行ってみるがどうもおかしい。ひき
返してよくあたりをみると右手にテープがありそれにそって進んだ、これが
正解だった。ここには多くのテープがしてあった。

 グングン下っていきまた登りはじめる。これがかなりきびしい。後には三
ツ塚が見えている。左側に視界の開けたところにでてきた。大天井岳が見え
ている。

 慰霊碑の横を通りすぎてやせ尾根となった登山道を登りきると好展望地に
でてきた。ここでコーヒーを飲み一休み。もう法力峠まではすぐだろう。道
は険しくなりロープ場がいくつかでてくる。かなりの激下りで気を使う。や
がてテープは尾根をはずれ左へと下っていき法力峠にたどり着いた。

 峠からは歩きなれた道なので安心して歩くことができる。ゆっくり下りて
いると小屋の人二人が下りてきた。聞くとトレースがあったから楽だったと
のこと。杉林の中をもくもくと下っていくとエコミュージアム前に出てきた。
道路は完全にアイスバーンで滑らないように慎重に歩いてゆき観音峰登山口
より大阪に帰った。

私のコースタイム(休憩含))観音峰登山口-75分-観音平・観音平-40分-観音峰-40分-三ツ塚-120分-
                法力峠-75分-稲村ヶ岳登山口(エコミュージアム前)
                


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