安蔵寺山1263m

平成25年 
15/10/03 黄葉前の静かな尾根歩き
平成26年 
16/01/16  ブナの霧氷・雪原・展望を求めて

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15/10/03


 秋晴れの土曜日は西中国山地の島根県と山口県の県境にあるブナの稜線歩きと展望台からの大パノラマを楽しめる安蔵寺山1263mに
登ることにした。吉和冠山の西20キロになる。コースは数年前にととろさんに連れて行ってもらったトンネル前からのいいとこ取りのブナの
稜線歩きを楽しめるコースだ。

 中国自動車道の六日市インターを下りて国道187号を北上する。大野原で右折し木部谷川ぞいに進んでいくとなんと工事で林道は全面通
行止めになっていた。う回路があるようで左鎧というところからも行けるようだ。国道に引き返し14キロほど北上し左鎧で右折し横道川ぞいの
道路を進んでいくと杣の里 よこみちのコテージが右手に見えてきてここで右折し細い山村の中の道となる。山へ入っていくととても狭く落ち
葉が敷き詰められたかのようにびっしり道路に積もっていて岩が時々落ちている。どこまで続くのかと思いながら進むと滑峠にて通行止めの
舗装林道と合流した。

 ここからは比較的広くて走りやすい。途中、駐車場が左手にありここで休む。ここからも山腹に沿った道を登っていくとトンネル前の登山口
に到着した。一台軽自動車が止まっている。

 車は5台前後はとめることができそうな駐車スペースがある。ここのトンネルはとてもこだましていておーいと呼びかけると面白いくらいはっ
きりおーいと返ってくる。11時48分に出発した。トンネルの右手から登山道は続いている。植林帯の中のジグザグ道を登ると7分で稜線に到
着した。

 上ってきたところは少し植林されているけれど以降はほぼブナやミズナラなどの自然林帯になる。道はとても明瞭で歩きやすく快適だ。2,
3分でナラ太郎に到着した。ナラ太郎は樹齢600年のミズナラの大木だ。樹高30m・樹周4.88mの立派なミズナラだ。カシノナガキクイムシに
よる被害を防ぐために根元あたりは透明カバーが巻いてあるがボロボロになっている。


 ナラ太郎のところから少し斜度がきつくなる。安蔵寺山のブナ林との案内板がある。12時15分に頂上まで2.7kmとの案内板がでてきた。い
ったん傾斜がゆるみひと登りすると北峰手前のピークだ。前方にはなだらかな山姿の北峰が見える。紅葉シーズンはとても見ごたえがあり
そう。倒木をくぐって下っていくと芦谷合流点の鞍部だ。道標があり頂上まで1.6kmとある。13時17分に北峰山頂に到着した。ここは展望は
ないがベンチがあり一休み。ここから山頂まで0.9kmだ。

時々赤くなった紅葉が見られる。ただ紅葉しているのはほんの一部だけ。13時35分に中峰に到着した。山頂まで0.5kmとある。樹間から山
頂が見えている。北峰より少し尖っている感じにみえる。登山道の両側はクマザサで樹木が少しまばらなので周りの山々が見えるけどどれ
がどの山なのかよくわからない。13時45分に山頂手前の鞍部に到着した。ここは一部クマザサ原になっていて昔は寺屋敷があったと案内板
にある。ここから山頂まで0.2km。

 5分ほどで香仙原との分岐を示す道標がでてきた。二又別れを経て山頂に13時55分に到着した。天気は快晴で秋晴れの澄んだ空気でき
れいな青空だ。山頂からは四国の石鎚山がよく見えている。春にキャンプをして登った羅漢山もよく見える。山頂部にドームがあるからすぐ
わかる。山頂には眺望案内板があり写真入りで山名が示してありありがたい。

 山頂で一休みをして展望台へ向かう。展望台は山頂から5分くだったところにある。14時10分に到着した。ここは広い笹原でベンチがある。
ゆっくり景色を楽しむ。西側の山は安蔵寺山より低い山ばかりなのでとても素晴らしい眺めだ。14時40分に展望台を後にして下山していく。
中峰には15時に到着した。この先で子供のマムシがいたけど気温が低いからか元気がない。16時半に登山口に到着した。登りは2時間7分
で下りは1時間50分だった。車で来た林道を戻り六日市インターから中国道で帰った。




私のコースタイム(休憩含))トンネル駐車場11時48分→北峰山頂13時17分→山頂13時55分〜14時40分→トンネル駐車場16時30分


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