剣山1955m

16年
04/07/15 美しい草原歩き・一ノ森〜剣山〜次郎笈
21年
09/08/01 キレンゲショウマ

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09/07/15(美しい草原歩き・一ノ森〜剣山〜次郎笈

次郎笈より剣山



 なんとか三日間の夏休み(プラス日曜・祝日)をゲットできたので遠征にでかけることにした。はじめは東北遠征を考えてい
たけどあちらは梅雨明けがすごく遅れてしまい急遽四国に変更した。でも四国の山は行った事がないので四国百名山とい
う本を買っていくつか候補を上げて14日の夜に大阪を出発した。

 阪神高速より明石海峡大橋・鳴門大橋を渡って四国へ。まず石鎚山へ登るつもりだったけど睡魔には勝てずより近い剣山
に変更し池田PAで車中泊をした。

 翌朝も快晴。美馬インターでおりてコンビニによってから道標に従い剣山へ向かう。渓谷の道路は狭く対向車が来ないか
ひやひやする。やがて道路はクネクネと山腹を登りだしスキー場の横を通って登山口のある二の越に到着した。ここには広い
無料駐車場とトイレがありお遍路さんや登山者を対象にしているのだろう宿がたくさん並んでいる。

 まだ朝早いのであまり人はいない。売店に入ると剣山の花の本(花かおる剣山)が千円で売ってたのでさっそく購入した。
準備をしてさあ出発だ。このころになるとお遍路さんがリフト乗り場へとちらほら歩いている。僕らは当然歩いて登る。剣山
登山口と書かれた道標のある階段を登って鳥居をくぐると剣神社にでてきた。お参りをすませて右手に続く登山道を登って
いく。

 山腹につけられた登山道を登っていく。まだめぼしい花は咲いていない。リフトしたのちいさなトンネルを抜けると分岐がでてきた。
ここは右と上へ進むものがある。ここは上へ登っていく。大きなトゲアザミが咲いている。前方に大きな岩がでてきた。建物が見える
のでちょっと寄り道してみるが祭壇があることから修行をするところか何かだろう。

 岩場を左から巻いていくと尾根へとでてきた。向こうに剣山山頂付近が見える。このあたりからタカネオトギリが見られ始めた。
あちこちに咲いている。尾根の登山道を登っていくと右手に野営場との看板がある。見晴らしの良い山腹道を登っていくとリフト山
上駅にでてきた。剣山の見える方向に最短で登ることのできる登山道が続いているけどキレンゲショウマの群生地があるという
行場を通る別のコースで登りたいのでおくさりの下を通って一ノ森へ向かうことにした。これなら群生地を通る。リフト乗り場の後
ろへまわりこむ。ここには植栽されたお花畑があってシコクフウロやオトギリソウ、ウマノアシガタ、なぜかニッコウキスゲが咲い
ている。

 見晴らしの良い尾根道を登っていく。右手に建物が見える。さらに進むと祠のある三叉路がある。まっすぐ進むと剣山山頂、右へ
行くと大剣神社、左に進むとめざす行場経由で一ノ森だ。山腹道を左へと進んでいく。左に分岐があるのでこれがおくさりの下を
通るコースへでるのかと思い進むと岩の上にでてきた。看板があり鶴ノ舞とある。ここで行き止まり(と思った)なので引き返し山
腹道を進んでいく。ここから十分弱進むと右手に岩の裂け目に鎖がずーっと続いているのが見える。これがおくさりなのだろう。
かなりゴツイ鎖場だ。さらに進む。このあたりがキレンゲショウマ群生地なのだが花は見られない。葉っぱはたくさん見られるの
でやはりまだ時期が早いのだろう(残念)。ときたま行者さんにあう。大峰みたいな雰囲気がある。

 少し下っていくと山腹道に合流した。ここには大きな岩盤があり下に休憩小屋みたいなのがある。ここには花のガイド地図が
ある。休憩しさらに進んでいく。ちいさな滝の前を何度か通る。水が豊富な所だ。ヒュッテまであと35分との道標を過ぎると様相が
変化し深い原始の森の様相を呈してくる。寄り道してよかったねえと話す。やがて草原帯にでるとシコクフウロがちらほらでてき
た。

 前方になだらかな山体がみられる。稜線鞍部にでてくると一ノ森〜剣山縦走路にでてきた。左に進むと一ノ森なので左に進む。
一ノ森手前で左に進むと一ノ森ヒュッテにでてきた。小屋管理人の方以外人はみられない。休んでいると管理人の方がやってきた
のでコーヒーを注文し休憩することにした。静かな雰囲気の見晴らしの良いところで剣山頂上小屋が満員の時でもこちらは空いて
いるそうだ。クガイソウ、シコクフウロなどが咲き乱れている。ハクサンシャクナゲもみられる。

 休憩後、小屋の奥へとまわり込み一ノ森ヒュッテを右手に見送り一ノ森頂上にでてきた。低い雲がたれこみ遠望は利かないが
剣山、次郎笈などの山々がみられる。天気がよければ360度大パノラマだろう。みーとさんは退屈したのか先に進んでいるので
追いかけていく。稜線の草原帯を鞍部に下っていくとそこはヒュッテ手前の行場から登ってきた時に通った分岐だった。剣山方
面へ向かう。

 シコクシラベ保護林との立札がある。どれがそうなんだかいまいちわからない。ナナカマドの木が見られる。ちいさなピークに
でてきた。二ノ森とあるが展望はまったくないので休憩せずさらに進む。左前方に次郎笈を見ながら進む。草原帯に再び
でてきた。 少々くたびれたコメツツジが咲いている。草原帯を右よりに進んでいくと山頂部にでてきた。そこから少し進むと
頂上小屋だ。

 クガイソウ、シコクフウロ、キレンゲショウマの蕾などいろんな花が見られる。ガスる前に頂上へ向かう。頂上は鉄塔が林立して
おりちょっと興ざめだ。山頂部より少し次郎笈側へ下ってそこで昼食タイム。次郎笈はみればみるほど美しい。午後から雨が
降ってきそうな予感もするが思い切って次郎笈往復することにした。

剣山から次郎笈へ





 稜線沿いに草原を下っていく。すると分岐がでてきた。右に進むとリフト山上駅にいけるようだ。ヤマハハコの蕾が時々見られる。
鞍部まで下って登り返していく。剣山に向かう別の夫婦と抜きつ抜かれつ登っていく。剣山から次郎笈まではずっと草原帯で開
放感あふれる気持ち良い稜線歩きが続く。次郎笈山頂手前になると少々きつくなってきた。振り返ると剣山が美しい。剣山は
一ノ森側から見るよりこちらから見るほうが美しい姿をしているように思う。次郎笈を右より巻いている登山道との分岐が
でてきた。さらに頂上直下に右に分岐がでてきた。右へ進むと三嶺へ向かうようだ。そこからひとがんばりでようやく頂上に到着
した。草原なので360度大パノラマだ。風がなく暑いので少し下ったところで休憩した。

 夕方までには雷雨になりそうな雰囲気なので少し休んで引き返す。頂上手前の分岐で三嶺への縦走路を少し下るとさらに分岐が
でてきた。これを左に進むと三嶺、右が次郎笈を北から巻く登山道だ。巻き道は思いのほか花は少ない。水場で小休憩しさらに
進む。稜線に復帰して少し剣山への登りを進むとリフト山上駅への分岐に来たので左に進みリフト山上駅を目指す。

 だらだらした登山道を進んでいくと前方に大きな岩峰がでてきた。下に建物が見えることから御神体だろうか大岩のところまで
来ると大剣神社とある。この大岩が剣山の名の由来のようだ。さらに下っていくと休憩小屋がでてきてそこから五分ほどで
リフト山上駅に戻ってきた。売店でアイスクリームを食べて休憩。ここで近くの日帰り温泉を教えてもらい下山後は東祖谷村
のいやしの温泉峡にいくことにした。

 リフトに乗りたい衝動にかられるが歩いて下る。三十分ほど下っていくと剣神社、ここでお守りを購入し駐車場に到着した。
明日登る予定の三嶺登山口途中に例の温泉はあるので道路を少し引き返し左折し狭い道路を下っていく。すごく狭い道路で
前から車が来るたびにひやひやさせられる。ようやく温泉に到着し汗を流し食堂で夕食をとる。しかし明日の朝食と昼食が
ない。コンビニはないが売店があったのでそこでなんとか購入することができた。西祖谷村の道の駅まで向かいそこで
車中泊をした。



コースタイム)見ノ越 (1:00) → リフト西島駅 (1:25) → 一ノ森ヒュッテ (1:05) → 剣山 (55)
        次郎笈 (1:00)→ 西島駅分岐 → リフト西島駅 (30) → 見ノ越

            


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