山上ヶ岳1719m(奈良・大峰)

12年
00/12/08雪化粧の山頂、カモシカとにらめっこ
13年
01/12/11この冬初めての霧氷、五番関より洞辻茶屋手前で断念
15年
03/01/10同級生3人とアタックするも途中撤退
03/03/19一月に敗退した山上ヶ岳に再アタック


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03/03/19(一月に敗退した山上ヶ岳に再アタック)



 今日はひさびさの大峰だ。でもどこへ行こう?。大普賢岳に行きたいけれどいくなら
五時には出たいところだし稲村は大日から頂上までがいやらしく平日単独ではちょっ
と怖い。それで一月に途中撤退した山上ヶ岳に行くことにした。山上ヶ岳なら私でも技
術的に問題なかろう。12本アイゼン、ピッケルを持ち準備を終えてなんとか八時に家を
車で出発した。

 水越峠から霞でシルエットになった大峰山系がみえる。今日も遠望は期待できそう
にない。洞川に入っても山には雪はみえない。プラ靴をもってきたけど失敗だったか・・。
稲村登山口をすぎると霧氷で白くなった山上ヶ岳がみえてきた。さすが山上ヶ岳、他の
山が白くなくても山頂部は真っ白だ。

 大峰大橋の駐車場に車をとめて登山開始(10時)。日の入りは十八時だからなんとか
頂上までいけるかもしれない。行けるところまで行ってみることにする。

駐車場より大峰大橋



 うっそうとした杉の植林帯の中を歩いていく。茶屋の中をくぐりやがて道は山腹をトラ
バースしていく。一月に山上をめざした五番関登山口がみえている。当時登っている時
にはわからなかったけれど五番関南斜面は絶壁になっている。

杉の植林帯の中を歩いていく 五番関と大天井岳



 五番関が目線より下になってくると登山道は雪で覆われてきた。山も雪に覆われす
っかり雪山だけれど登山道にもたれたネコヤナギの芽が大きくなっている。

登山道は雪で覆われてきた



 左の沢が浅くなってくると2少年遭難碑前だ。東には雪の積った稲村ヶ岳がみえる。
看板にはあと10分で洞辻小屋とあるけれど小屋のある稜線までがきつい。七曲りの
急登を経て稜線に到着した。

七曲りの急登を経て稜線に到着



 見覚えのある風除け柵と洞辻小屋がでてきた(12時10分)。風がすごくつよく寒い。
小屋の南側には霧氷がくっついている。

洞辻小屋



 雪で登山道が消えて転ぶとだいぶん落っこちそうな斜面をトラバースしていく。すると
前から犬を二匹連れた親子が下りてきた。子供が娘さんだったからか気まずそうな
顔をしていた。

 だらにすけ茶屋までやってくると西ノ覗など険しい峰が目の前にみえてきた。その前
には霧氷がびっしりくっついた小鐘掛・鐘掛岩がみえる。山上ヶ岳で一番のポイントに
なるのがここから鐘掛岩上までだろう。


 だらにすけ茶屋までやってくると険しい峰がみえてきた



 迂回ルートもあるけれどそちらにはあまりトレースがないので木道コースを行く。か
なり急だけれど所詮木道なので慎重に登っていけばぜんぜん問題ない。岩場を右に
巻いていき無事通過。


小鐘掛・鐘掛岩




 両側に供養塔がならんだ一種独特の雰囲気のある所にやってきた。一人でやっ
てくるとなんか怖い雰囲気がある。右手に西ノ覗への分岐をすぎて右手下に宿坊が
みえる。山頂はもうあと一息だけれどここもきつい。

向こう側に西ノ覗の岩場が見えてきた




 やっと本堂前に到着した。前回と同じく誰もいない。本堂と反対側にお花畑への道
標がありそちらへ進む。三角点のある頂上によってお花畑へ(13時25分)。今は稲村
ヶ岳を見渡す雪原になっている。


やっと本堂前に到着、今回も誰もいない


お花畑で少し休憩、ここからの展望は最高



 稲村ヶ岳をみているとおーいと声がしたので誰かがよんでるのかなあと周りを見渡
したけど誰もいない(空耳かなあ、気味悪い)。

東に見えた大普賢岳



 あんまり寒いし時間がもう遅いので写真をたくさん撮って下山を開始(13時40分)。
八経ヶ岳は深いガスの中に隠れている。稲村もぼんやり、雪がふっているんだろう。
時間はないけどせっかくだからと西ノ覗へいってみる。なかなかの迫力だ。

登ってきた稜線を下っていく




 すっかり曇ってしまって時間が遅くなり薄暗くちょっと心地が悪い。鐘掛岩を通過し
洞辻小屋から植林の中を下っていく。雪がなくなるとプラ靴は歩きにくい。3時半には
雪の舞う登山口に戻ってきた。

左奥に稲村ヶ岳と大日山


私のコースタイム(休憩含))大峰大橋-130分-洞辻小屋-75分-頂上/頂上-110分-大峰大橋
        


                    


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