02/05/03(ガスの湧く稜線を登りきると雪を抱いた美しい山々が出現)
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無料駐車場はほぼ満車 |
登山口にて |
前日の七面山オフの疲れが残っているので三時間ほど仮眠した後に車で大
阪を出発した(0時30分)。名神を目指すもすごい渋滞だ。こりゃだめだと藤井
寺より西名阪にのった。こちらは渋滞はなく順調に走れた。
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第一ベンチ |
そのまま東名阪に乗り一度下りて名神へ。中津川あたりで明るくなってき
たけれど恵那山はみえない。低い雲がたち込めているようだ。恵那トンネル
をすぎさらに進んでいくと左に中央アルプスがみえてきた。真っ白だ。一方
の右手には南アルプスが見えるがこちらはシルエットになっている。
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合戦小屋付近が見えている |
睡魔と戦いながらも長野自動車道に入った。左に雪化粧をした常念山脈が
みえる。美しくついつい脇見していまう。
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手前の山は合戦小屋と標高ほぼ同じ |
有明山と中房温泉 |
高速の電光掲示板に事故渋滞とある。ありゃ〜はたして間に合うかなあと
心配。事故をした車をみると後が壊れ登山用ザックが見えている。脇見運転
したばっかりに・・・かわいそう。でも迷惑だなあ。梓川SAで給油し豊科で
おりて中房温泉を目指す。県道25号を走ると看板がでてきたのでそこで左折
し中房温泉に到着した。
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合戦小屋前にて |
温泉の手前左に無料駐車場があるけれどほとんど満車。なんとか一台止め
ることのできるスペースがあった(やれやれ)。準備を終えて舗装路をその
まま歩いて登っていく。多くの登山者がいる。僕らもまざってトイレ脇の登
山口から登山を開始した(9時)。
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合戦の頭 |
三大急登の一つだけれど今日は日帰りなので荷が軽く楽々だ。ガンガン飛
ばして登山者を抜かしていく。白山の時は抜かされっぱなしだったけれど今
日は抜かす立場だ。尾根を登っていき少し下ったら第一ベンチに着いた。こ
こには水場がある。十人ぐらいの人が休んでいる。ここでは休まずさらに登
っていく。
やがて道に残雪がでてきた。午後から天気が悪くなり明日は雨の予報だけ
れどまだ天気は崩れる様子はなく快晴だ。頭上をケーブルが走っている。こ
れは合戦尾根上の合戦小屋の荷揚げケーブルだ。歩きはじめて一時間ほどで
残雪が多くなってきた。でも登りにはアイゼンはいらないなとみーとさんと
話しつけるのはやめた。
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ガスがかかる稜線 |
槍が見えてきた |
道は狭いながらも歩き易い。だから急登だけれどすいすい登っていける。
アルプスではいつも重い荷物を背負っていたのでなんか不思議な気がする。
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小屋が前方に見えてきた |
頂上に着くと裏銀座が
見えた(野口五郎岳方面) |
登山道が右へとカーブする所で南の展望が開けた。先行者が休んでいたが
場所をかわってくれた。前常念から常念にかけての大きく美しい尾根がみえ
ている。その手前には前回燕岳に登った時に参考にした合戦小屋の高さとほ
ぼ同じピークが見えている。
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水晶岳方面 |
燕岳が美しい姿を見せてくれた |
第三ベンチまで来るとだいぶん雪が多くなる。はるか下には中房温泉がみ
えている。有明山は中房温泉に立てた壁のように険しい。富士見ベンチから
は積雪はますます多くなり木々が雪に埋もれている。だから展望がよくなっ
てきた。さきほどまではよく見えていたのにガスが湧いてきて常念が見え隠
れするようになってきた。
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燕山荘前のテント場 |
槍ヶ岳 |
傾斜を増してきたのでまわりの登山者はかなりきびしそうだ。僕らは日帰
りなので比較的余裕がある。急な所を登り終えると少し平坦な所にでてきた。
燕岳特有の黄色っぽい土と花崗岩の明るく白い岩が目立つ。常念岳はガスで
とうとう見えなくなってしまった。北側はまだ展望はあるので稜線まで上が
ると展望は意外とあるかも。樹林が減ってきたのでもう小屋は近いはず。
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小屋をバックに常念岳 |
常念岳と蝶ヶ岳 |
その通りでやっと合戦小屋に到着した。多くの登山者が休んでいる。ジュ
ースやコーヒーを売っている。トイレがある。ここより樹林帯を抜けるのでG
PSを駆動させた。
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大天井岳と槍ヶ岳 |
今から下りる尾根 |
樹木がグンと減り雪原に近くなる。すごく多くの登山者が歩いているから
トレースはすごく明瞭だ。壁のような急な雪面を登っていくと合戦の頭に到
着した。ここも小屋前と同様、多くの人が休んでいる。ちいさな雪だるまが
あった。ガスで展望はまったくない。
雪稜を登っていく。雪稜上には竹竿が立ててある。頭からはゆるやかな登
りに終始する。いそいでもなんの展望もないよとみーとさんはがっかりした
様子。ところが意外にもガスがとれてきた。大天井へ続く稜線が見えてきた。
蛙岩もみえている。そしてガスの中から槍ヶ岳が出てきた。右前方には小屋
も見えている。アルプスの小屋は見えてからが長いとよく言うけれどここの
はもう標高差があまりないので楽だ。
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合戦の頭から上はこんな感じが続いていた |
白馬方面 |
12時20分に小屋に到着した。登山口から三時間二十分だった。穂高は見え
ないが槍ヶ岳、裏銀座の山々など大パノラマだ。立山もみえている。燕岳が
美しい姿をみせてくれている。登山者でごった返していてベンチには座れな
いのでシートをひき昼食をとる。頂上へはいかず小屋前で景色を楽しみ一時
間半も滞在してしまった。
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急斜面を振り返る |
合戦尾根まで下りてきた |
13時50分に下山を開始する。頭までは森林限界を越えているのでアイスバ
ーンで強風が吹いていたら危険だろう。今日はおだやかなハイキング日和な
のでまったく楽々だ。頭をすぎ小屋へと下っていく。四本アイゼンは雪が腐
っていて歩きにくい。十二本に替え下っていく。さすがにこの時間になると
下山している人は少ない。合戦小屋からは単調な下りが続く。第三ベンチま
でくると中房温泉がはるかしたに見えてきた。そして五時前に登山口に到着
した。この夜は梓川SAで車中泊をした。
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合戦小屋まで下山 |
はるか下に中房温泉が |
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やっと登山口まで下りてきた |
私のコースタイム(休憩含))登山口-200分-頂上・
頂上-180分-登山口
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