木曾御岳3063m

14年
02/05/06 連休中、最高の天気で最後を締めくくるにふさわしい山行
17年
05/05/04 四百五十メートル標高差を一気に尻セード


02/05/06(連休中、最高の天気で最後を締めくくるにふさわしい山行)
鳥居をくぐり登山道(参道)へ 御岳山頂を目指す

 前日の夜中に三岳村から黒石林道へ入り(無料化されていた)道路をグン
グン登っていく。何処まで登るの?というぐらい登っていく。ライトアップ
された滝があったりお墓があちこちにあり独特の雰囲気がある。雪のないお
んたけスキー場を経てロータリーにでてきた。トイレが有る(ここにくるま
でもトイレがあちこちあった)。これ以上、上にはいけないからここが田ノ
原登山口だろう。外へでてみるとやっぱりそうだった。大きな駐車場には車
は二台しかとまっていない。駐車場で車中泊をした。
旧女人結界 シルエットの中央アルプス

 翌朝5時前に起床すると雲一つないすばらしい天気だ。単独男性と女性団体
が登っていった。上には小屋がみえている。けっこう近くにみえるけど3時間
もかかるのかな?さっさと準備を済ませ六時すぎに鳥居をくぐり登山を開始
した。

八ヶ岳遠望 お堂が目の前に

 御岳は富士山のような格好に見えている。道は登山道というよりむしろ参
道といった感じがある。幅2メートルはあるだろう。雪の上をあるいていく。
右手に頂上奥社参拝所がある。

南アルプスも見えてきた 八合目

 さらにずーっと続くまっすぐな道を登っていく。斜度はそれほどない。旧
女人結界の鳥居をくぐると斜度がましてきた。樹木の背は低くなり見晴らし
がよい。背後には中央アルプスがシルエットになってみえている。斜度は増
したもののそんなにきつい登りではないはずだけど連日の登山で疲れがたま
って足が言うことをきかない。

帰りは一気に尻セード 要塞?

 お堂が近くなると八ヶ岳もみえてきた。快晴の下、すばらしい眺めだ。お
堂のあたりは岩がゴロゴロした歩きにくい所で雪はとけてなくなっている。
急な道を登っていくと八合目石室についた。石室とあるけれど木でできてい
る・・・。写真やテレビでみる富士山登山道のような道が続く。

御嶽神社奥社本宮 剣ヶ峰

 富士見台とある所にでてきた。ここからは確認できず少し登ると南アルプ
スの向こう側に富士山が見えてきた。八合目から九合目まではそれほど時間
がかからずに到着。ここでふたたび雪道となった。下りはここから一気に尻
セードで下りれそう。

剣ヶ峰を目指す

 振りかえると奥美濃方面の雲海がすごく美しい。恵那山が頭をだしている
のがよくわかる。雪道を抜けて岩のゴロゴロした中を行く。女性団体をここ
で追い越しさらに登っていく。右上にすぱりと切れた絶壁がみえる。みーと
さんが要塞のようだねえと言ってる。ここからひと登りで小屋に到着した(8
時半)。小屋はまだ営業していない。神社(御嶽神社奥社本宮)の左奥より剣
ヶ峰へと向かう。ここからは火山特有の地形で樹木のない荒涼とした砂漠の
ような景色が広がる。

剣ヶ峰山頂 乗鞍岳と槍ヶ岳

 一度下りそして剣ヶ峰へののぼりに差しかかる。石のゴロゴロした中につ
くられた簡易階段を登っていくがこれがキツイ。階段を登り鳥居をくぐると
やっと剣ヶ峰頂上に到着した(9時)。

穂高連峰 奥美濃方面は雲海

 360度の大パノラマが広がり北南中央アルプス、八ヶ岳、富士山など名だっ
た山々が一望できる。ゴールデンウィークの中で一番よい天気に恵まれた。
ビールを飲んでラーメンを食べ景色を楽しんでいると女性団体が登ってきた。
一緒に北アルプスの山名同定をやる。もらったみかんを食べてゴロゴロ昼寝。

下から硫黄の臭いがしていた 富士山遠望

 今日は大阪へ帰らなければならないのでずっと上にいるわけにもいかず下
山を開始。神社までもどり小屋の下より尻セードして一気に六百メートルを
下っていった。これだけ豪快な尻セードは初めて。左には登山者が登ってき
ているのがみえる。下りきるとロープが張ってあり左へと歩いて登山道に戻
った。参道を下って駐車場に到着(12時)。観光客がいっぱいだ。帰りに御岳
麓にある王滝温泉うしげの湯に浸かり(独り占め〜)大阪へと帰った。

雲海はしだいに上昇しやがて山頂は雲の中へ

私のコースタイム(休憩含))田ノ原登山口-90分-小屋-30分-頂上・
              頂上-120分-田ノ原登山口
                


全画面表示
表紙へ戻る