守屋山1650m(信州・諏訪)

14年
02/12/30 百名山が30座以上見れるというすばらしい展望の山


02/12/30(百名山が30座以上見れるというすばらしい展望の山)

杖突峠から少し入った所に駐車 トレースをたどっていく

 夜はめちゃめちゃ寒く何度も起きてしまう。朝起きて朝食をとってから登
山口へと向った。この国道152号は意外と交通量が多く高遠と諏訪の抜け道に
なっているようだ。

林間から見えた守屋山 いったん林道に出て座禅草コースへ

 登山口のある杖突峠手前にも別の登山口がある。峠に到着すると二台の車
がとまっている。服装からして猟師のようだ。でも彼らはしばらくすると4駆
で峠から守屋山方面へと伸びる林道を積もった雪も気にすることなく上がっ
ていった。一面の雪景色で十センチ以上は積もっている。準備をしていると
一人の男性がやってきてさっそうと登っていった。地元のハイカーだろう。

きれいな避難小屋

 登山口付近はモンゴルのパオがおかれた高遠長谷部アジア公園園が作られ
ている。準備を終えてさあ出発(8時30分)。

 林道をそのまま登っていく。ガイド本には鎖場があるという千六百メート
ル峰とあるがはたして登れるかちょっと心配だ。モンゴル詩人の絵の所に登
山口標識がありそこで林道と離れ山へと入っていく。今日も晴天下の気持ち
良いハイクができそう。山腹をやがて急になった道を登っていくと左に林道
がでてきた。

少し斜度を増した尾根道を登る だんだん積雪量が増えてくる

 しじゅうからコース・守屋山との道標に従いさらに登っていく。そしたら
守屋山東峰まで五十分・近道とあるのでそちらへと進む。左前方に大きな山
容がみえる。あれが守屋山だろうか。そうだとするとガイド本から想像して
いた険しい山とはかなり違う。

鎖場の心配は全くの無用だった 青空の雪山は最高

 山腹を進んでいくと大きな岩がゴロゴロしている。でも登山道はハイキン
グ道といった感じだ。やがて林道にでて少し歩くと座禅草コースと道標があ
るのでそちらに下っていく。穏やかな沢沿いの湿地につけられた道を歩いて
いく。春には座禅草がたくさん咲くのだろう。両側には木の柵がつけられて
いる。

大展望の守屋山東峰 すぐ向こうには西峰

 幅一メートルほどの木橋を渡ると避難小屋前に到着(9時30分)。まだできて
間も無いもののようだ。東側にはユニットトイレがある。これは冬でも使え
るようだ。少し休んでさらに登っていく。白樺林の中を登っていく。トレー
スがあるのでラッセルは必要無いが積雪は三十センチ以上はありそう。

 少し急な斜面を登っていくとダラダラとした尾根歩きが続く。そして再び
急登が始まるとすぐに鎖場がでてきた。でも思っていたのよりはずっと小さ
くわざわざ鎖を使わなくてもいいイベントとして作ったようなものだった。

南アルプス 中央アルプス

 鎖場をすぎると木立の合間から八ヶ岳連峰が見えてきた。すごい迫力があ
る。美しいカラマツ林の中の雪尾根を登っていくと東峰に到着した(10時30分
)。頂上は360度さえぎるものの無い大パノラマだ。険しい南八ヶ岳から富士
山のような蓼科山などおだやかな北八ヶ岳、その左には諏訪湖をはさんで美
ヶ原・高ボッチ、槍穂高連峰などの北アルプス・乗鞍岳がみえる。

諏訪湖と高ボッチ高原 北八ヶ岳連峰

 休憩していると先に登っていた男性が西峰から下ってきた。僕らは西峰へ
と向う(10時50分)。東峰の肩には祠があり守屋神宮奥宮との石柱が立てられ
ていた。稜線を歩いていると左から登山道が合流。守屋神社とある。登って
いると後から男性が追いついてきた。先にどうぞというがいいよといわれ一
緒に登っていく。話好きの方のようだ。

穂高連峰 乗鞍岳

 山頂に着く(11時30分)があまりに寒いので男性に勧められ小さなコンクリ
の小屋へと入る。守屋山山頂小屋とある。中は小さいがストーブまである。
男性は金子さんという守屋山の主でこの小屋を管理をされているそうだ。餅
やコーヒーをご馳走になりお腹いっぱい。たのしいお話を聞かせていただき
大満足。

槍ヶ岳も見えました 守屋神社奥宮

 西峰山頂からも大パノラマだ。西峰の邪魔になりみえなかった御岳もみえ
る。いつまでもいたいと思う素晴らしい展望だ。今までの遠征でのニ座もす
ばらしかったけれど今日が一番最高じゃなかろうか。金子さんによるとこれ
だけ素晴らしい展望は年に数回だとのこと。夏にはいろんな花が咲くと教え
ていただいた。

西峰頂上へ ラビットハウスにて主の金子さん

 かなりのんびりした後、金子さんは先に下っていった。僕らはさらにのん
びり展望を楽しみ下山(13時)。下りは尻セードをしたりと思いっきり楽しみ
車の所まで下っていった(15時)。

西峰から御岳が見えました

 さて温泉はどこにしようと考え諏訪のカッパの湯に向うが閉まっていた・
・。それで石遊の湯を見つけ八ヶ岳方面へ。湯船は狭いがすごく良い湯だっ
た。次の目的地を高ボッチに決めドライブウェイに向うが冬は通行止め。目
的地を変更し美ヶ原へと向った。和田村の国道142沿いの和田宿ステーション
で泊まることにするが唯一の冬の美ヶ原へのドライブルートである山本小屋
まで車でいってみる。雪は多いものの除雪されておりなんとか上までいけた。
でもここにはトイレがない。それにベラボーに寒いので予定通り和田宿で車
中泊をした。

東峰に戻ってきた 駐車場に到着

私のコースタイム(休憩含))登山口-60分-避難小屋-80分-東峰・
              東峰-40分-西峰・西峰-120分-登山口
                


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