新庄毛無山1219m(岡山県)

 平成28年(2016)
 16/01/11 霧氷を求めて岡山の名峰へ
 16/01/31 雪も霧氷もたっぷりと

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16/01/11

 去年雪たっぷりのヤマレコレポートを見てとても気になっていた新庄毛無山へ登ることにした。山の位置・登山口は確認したものの登山口へはいったいどのルートをとれ
ばいいのか?蒜山インターからが無難そうだけどかなり遠回りになるので新見インターで下りてカーナビに従い向かってみることに。前夜に出発して国道375号を北上し中
国自動車道の神郷PAで車中泊とした。翌朝新見インターで下りて進むも冬季通行止め・・。かなり迷って迷ってなぜか国道181号を南下してようやく新庄村役場までやって
きた。この先で道標に従い登山口に到着した。日蔭に雪がうっすらと残っている。

 広い舗装された駐車場がありビジターセンター兼トイレもある。立派な登山口だ。車が10台くらいとまっているがみな出発している。到着した時点で10時15分だから仕方
がない。時間が遅くて霧氷も期待薄か?

 10時25分に出発して毛無山山の家を右に見送り毛無山登山道との道標に従い舗装林道を進む。ゲートがありマウンテンバイク乗り入れ禁止とある。説明書きによると
役行者小角により1300年前に開かれた修験の山で戦後に女人禁制が解かれたとのこと。 右手の川に橋がかかっており道標には右へ橋を渡って2キロで白馬山とある。
毛無山は舗装林道をそのまままっすぐ進む(こちらも2キロとある)。やがて未舗装路となった。ここに案内板がありアカモノ・ダイセンヤナギ・イワカガミなどが見られるとあ
る。山頂まで1時間で毛無山から朝鍋鷲ヶ山まで5時間で縦走できるらしい。

 やがて林道は終わり登山道となった。右に沢を見ながら登っていく。雪の上に踏み跡がたくさんある。山頂まで1.2kmとの道標のところから尾根へと上っていく。右手の山
肌は笹が雪で覆われている。昨日の鷹ノ巣山では雪はまったくなかったけどさすがにここまで来ると雪が見れる。 笹の下地の自然林帯を登っていく。山はなだらかでゆっ
たりとした感じがする。10時55分に5合目道標がでてきた。山腹道を登り小さな沢沿いの道へ。前方上に空が見えるがさすがにそんなに甘くないだろう。でももう山頂が近
いのかと期待してしまう。尾根とも谷とも区別がつかないようななだらかな山腹を登っていく。11時に山頂まで0.6kmとの道標がでてきた。すぐに六合大杉との道標とともに
杉の大木がでてきた。そういえば麓から杉の大木が点在している様子がみえていた。

 山腹を右上へと登っていくと七合目道標がでてきた。左上へと進んでいくと大岩がでてきた(11時25分)。八合目・山頂まで0.3kmとある。頭上注意の注意板のかかる木を
くぐると前に稜線が見える。

 大岩から15分で避難小屋に到着した。ここが九合目だ。開けてみるが誰もいない。冬だからか窓が雨戸ですべて閉じてある。温度計がそとにかけてあり1.5度をさしてい
る。 灌木と笹の中の登山道を進む。雪上に動物の足跡があるがなんなんだろう。山頂左の稜線に霧氷が見えている。諦めていたけど霧氷の回廊を楽しめるかな。右手
に三角の山が見えるがどこの山だろう(金ヶ谷山1164m)。左手に霧氷になった杉の大木がでてきた。そこを過ぎて11時50分山頂に到着した。

 山頂はだれもいない。時間が遅いのでみな下りたのだろう。360度の大パノラマだ。ただ見えるはずの伯耆大山や蒜山は雪雲に覆われているのか見えない。風がとて
も強く寒い。例の三角の山の稜線には登山道がついているのが雪のおかげでよく見えている。やっぱり朝鍋鷲ヶ山だろう(→金ヶ谷山1164mでした)。北には伯耆大山の
左(西)斜面が少しだけ見えている。たぶん今日は猛吹雪だろう。

 西側の稜線沿いの山肌にも霧氷が見える。一方、白馬山方面の稜線にも霧氷が見える。時間が遅いのでピストンも考えたがせっかくなので白馬山まで霧氷回廊の稜線
歩きをしてみることにした。

 笹と背丈の低い灌木の稜線でとても明るく気持ちがよい。前方から7〜8名の団体さんが登ってくる。霧氷がとてもきれいですよと教えてくれる。こんなに心地の良い稜線
歩きは久しぶり。ここが人気なのもわかる気がする。12時40分にカタクリ広場にでてきた。島根県俣野登山口1700m・白馬山1300m・毛無山600mとの道標がある。ここで
昼食とした。振り返ると新庄毛無山が良く見えている。ここからみると全山自然林に覆われている。広場のすみで昼食タイムとして13時05分まで休憩した。

 霧氷回廊を愉しみ13時45分に白馬山に到着した。こちらは木々で覆われている。朝鍋鷲ヶ山5.1km・毛無山1.9km・登山口2.0kmとある。ここからぐんぐん高度を下げ霧
氷はみれない。登山道が雪解けでドロドロになっていて滑りそうになる。植林帯を下っていくと右下に道が見え、そこから15分で小川沿いの道となり橋を渡って登ってきた
道と合流した(14時半)。14時35分に駐車場へと戻ってきた。登山口まで来るのに迷いに迷ったけれども白馬山まで縦走でき霧氷もみることができ満足満足(アイゼン・
ワカンジキとも使用せず)。

 車での帰りは蒜山インターから高速道路にのったが途中、真っ白な伯耆大山が姿を現し感激。東広島の自宅には17時半に到着した。次回はたっぷりと雪が積もった
時に登ってみたい。また春の家族ハイクにももってこいだ。



私のコースタイム(休憩含))駐車場10時25分→新庄毛無山山頂11時50分→カタクリ広場12時40分〜13時05分→白馬山13時45分→駐車場14時35分


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