恐羅漢山1346m(広島県安芸太田町)

平成20年
08/11/02 台所原のブナ紅葉
 平成28年
16/03/12  霧氷ハイク

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16/03/12(霧氷ハイク)

 
 北部はゆるい冬型が残る影響で天気がいまいちそうなことや午後から回復するとの予報なので日に照らされた霧氷が見れそうな山で比較的アプローチ
が楽なところを選んで天狗石山に登ることにした。ただ腹具合がいまいちでモチベーションが上がらずダラダラして7時半に東広島を出発した。

 戸河内インターで下りて北上し才乙の手前まで来るも天狗石山には霧氷はなし。ここで予定を変更し恐羅漢山とした。臥竜山と深入山の間の道をナビが
示したので「雪で通行止めかも」との嫌な予感があたり引き返し松原で国道191号へ。深入山はちょこっと残雪がある程度で全山ほぼ茶色。霧氷もなし。

 道戦峠手前で道標に従い左折しエコロジーキャンプ場のセンターハウス(トイレ有)前の駐車場に止めた。すでに数台車がとまっていてハイカーが準備を
している。

 10時に出発し森林セラピーのまち案内図のところから未舗装林道(といっても雪の上だけど)を進む。少しするとスキー場の脇を通る。リフト(カヤバタB)
が動いている。昨日降ったのかほんのうっすらと新雪が積もっている。

 少し前に出発した夫婦が戻ってきた。カンジキを取りに戻るとのこと。たしかに雪が腐ってきているのでツボ足だとときたまズボッとはまってしまう。幅の広
い渡渉を落ちないように丸木を利用して通過。でもとても浅い。左方向行き止まりとの道標がある。その後もなんどか小さな沢を通過するがどれも小さい。

 山腹を北西へと進む。夏焼峠手前まで来ると日当たりがよいせいか斜面の雪が解けているところが多い。右手が沢となり湿地がでてくると夏焼峠に到着
した(10時37分)。ここをそのまま反対側へ進むと中の甲(登山口)・砥石郷山とある。

 左へと恐羅漢山の稜線を登る。このあたりの積雪は10cmくらいか。最近暖かい日が続くので一気にとけてきているのだろう。つぼ足やカンジキのトレー
スに兎などの動物のトレースがあちこちにある。樹林の間から山頂付近が見えている。木々が真っ白になっている。霧氷だろう。さすが、広島最高峰。なだ
らかな稜線の上を歩いていく。相変わらず時々ズボッとはまるが時々なのでこのままつぼ足で進む。

 夏焼峠から30分ほどで早手のキビレの案内板がでてきた。右へ下りると台所原だ。そのまままっすぐ登っていく。山頂まで50分とある。見た感じではそん
なにかかるのかと思ってしまうけど。

 この先、いろんな格好をしたブナがでてきて面白い。左後方には登山口に来る途中に麓を通った深入山が見えている。草原状の山容なのでよくわかる。
杉の巨木がぽつぽつとみられる。白樺の若木が雪の重みで割れている。11時半になると霧氷がでてきた(標高1240m前後)。振り返ると三瓶山が見えてい
る。今日は雲の中かと思っていたけどよく見えている。ここから霧氷の中を歩くことになる。ただ曇ってしまったのが残念。杉が霧氷でまっしろになっている。
ブナも枝が霧氷と雪で真っ白だ。左前方には谷を隔てて十方山1328mが見えている。あちらも標高が高いため雪化粧をしている。スノボーを背負ったハイ
カーが歩いている。

 11時55分にスノーパーク管理区域外滑走禁止の注意書きがトラロープにぶら下げられているところにでてきた。この先は雪原広場になっていてその先に
霧氷が点在している。どの木も霧氷がびっしりと付着している。山頂直下で日が射し込み霧氷がとてもきれい。日の当たった霧氷はとても美しい。

 12時6分に山頂へ到着した。二人の男性が休んでいる。静かな山頂だ。湯を沸かし、昼食を摂りおえ景色を楽しむ。尖ったカンノキ山となだらなか鷹ノ巣
山がよく見える。その右には白木山が見えているがここからだと特徴がはっきりしないので少し同定しにくい。登山口近くであった夫婦が登ってきて岩陰で
休んでおられる。雪がチラホラ降ってきた。

 南には海を隔てて宮島が見えている。反対側を見ると日本海が見えている。海に近い山には風力発電機が数台見えている。景色を楽しんでいると天気
が少し回復し時々日が射し込むようになった。男性が写真を撮っていて「きれいですねえ」と話す。いつまでも見ていたいけどそうもいかず13時10分に下山
を開始した。登ってきた稜線を引き返す。スキー場へと下る道があるはずだけど登ってくるときに気を付けていたけどわからなかった。

 山頂から340mほど進んだところから地図で破線があるがトレースはない。山頂から550m歩いたところで右へと進むトレースがあり70mほど歩くと滑走禁
止の注意書きがでてきた。その先にはリフト下り場が見えている。やれやれ、あとはスキー場の右端を邪魔にならぬように下っていく。急なのでアイゼンを
装着しようと思ったら入っていない。車に忘れてきてしまった。簡易スパイクは常備しているので装着して下る。リフト下り場から30分でセンターハウスまで
下りてきた。まだ14時だ。あっという間の下山だった。期待していた以上の霧氷を見れて今回も大満足。







私のコースタイム)登山口10時-夏焼峠10時37分-山頂12時06分〜13時10分-リフト下り場13時30分-登山口14時

            


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