大江高山808m(島根県大田市)

平成28年(2016) 
16/04/02 前夜発日帰りで花と雲海の名山へ



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28/04/02


 

 前夜発で花の山である大江高山へ。三瓶山・大江高山は大山より距離は近いけど高速道路から離れているので登山口へ行くまで時間
がかかる。飯谷コースで登り山田コースで下山する予定にした。

 22時半に出発して西条インターから浜田道の大朝インターまで高速を利用して国道261号を利用して川本町多田から県道31号へ。県道
46号へ入る。でも登山口を探すもわからない。ナビで目的地あたりを設定したけど道がクネクネしていて暗いのでわかりにくい。ガーミンを
取り出すのも面倒なのでヤマップに地図を入れて確認したらすぐにわかった。便利だ。移動して最寄りのPで仮眠した。

 翌朝5時半に目覚ましをセットしていたのに二度寝して6時起床。慌てて準備をし山田コースの登山口に移動した。消防団の格納庫前に
数台とめることのできるスペースがあり消防団の邪魔にならぬようとめた。

 六時半に出発した。頂上あたりに小さな雲がかかっているけどとれるだろう。快晴だ。ここには登山口を示す案内板がある。この上にも
駐車場があるそうだけどかなり狭い道らしいのでここにとめる。寝過ごした時点でふもとを飯田登山口まで歩いて・・というのは断念。山田
コースを登る。でないと移動しているうちに雲海が消えてしまう。

 谷沿いの比較的狭い一車線舗装路を歩いて山の方へ向かう。民家のわきの草むらに猫が休んでいる。面白そうなので撮ろうとしたら走
って民家へ逃げて行った。15分ほど歩くと案内板「②登山道入口」があり左のコンクリ道へ入る。「お願い!とらないで! わたし達の大切
な宝です ギフチョウ・イズモコバイモの捕獲・採取は条例で禁止されています 大田市」との道標がある。盗屈・捕獲があるのだろう。大峰
ではオオミネコザクラが手の届くところは全滅していてわかりやすい状態になっている。石鎚のシコクイチゲもしかり。

 登山口(6時55分)に到着した。ドコモの電波塔がある。車1~2台をとめることのできる駐車場がある。軽自動車ならここまで登ってこれる
だろう。標高360mとある。振り返ると遠くに雲海が見えている。

 竹林の中を進む。赤色のイカリソウが咲いている。その先にはミヤマカタバミの群落があちこちにある。ただまだ朝早くて日が射していな
いので皆閉じている。

 杉の植林へ入り林道を2回横切る。登山口から10分ほどで山腹を横切り尾根上へ。左には柵がある。笹の下地の自然林帯に変わる。右
下に横切った林道の終点がみえている。

 前日の雨のせいで道がぬかるんでいて滑る。左にトラロープがある。ピンクのスミレ(エイザンスミレ?)があるけど花が閉じている。山腹の
ジグザグ道を登っていく。樹間から雲海が見える。登山口から見たときは黄色に染まっていたけどもう白くなっている。

 7時27分に展望台に到着した。ここにもイカリソウが咲いている。濃い赤色をしている。看板に六合目とある。雲海の展望地のようだ。スミ
レがあちこち咲いている。ここのはタチツボスミレ?か。右上には山頂が見えている。7時40分に440とのくいのところにでてきた。このあたり
から斜度がおちてきた。

 笹の下地に自然林が点在する快適な尾根歩きだ。雲海が風で流れている。779mピーク手前まで来るとイズモコバイモがでてきた。みんな
下を向いているので写真を撮るにはちと難しい。

 7時54分に779mピークに到着した。展望図の絵がかいてある案内板がある。北側の展望が開け険しくとがった大江高山火山群の山々が
見えている。低い雲がかかっているのでかすんでいる。ここからはとても快適な稜線歩きになる。花が多くユキワリソウやスミレ、ミヤマカタバ
ミなどがみられる。ただ前年ながら雲がかかっているので閉じているものが多い。

 5分ほど歩くと小さなピークにでてきた。頂上まで約1kmとある。前方には雲のかかる山頂部が見えている。この辺りの稜線はなんとなく一
か月ほど前に歩いた新庄毛無山の稜線に似ている。山頂部手前の鞍部あたりは馬の背という名のとおりやせ尾根になっている。雪で木々
が倒されるのか北側斜面は木々が少ない。あと100mとの道標から3分ほどで山頂に到着した(8時31分)。

 男性が一人写真を撮っておられる。飯谷から登ってきたのか稜線の花の状況を聴かれる。しばらくすると山田コースへと下山していった。
だんだん雲がとれてきたけどまだ日が射すまでには時間がかかるので飯谷コースを少し下りてみる。白色のタチツボスミレ・エンレイソウが
咲いている。

 10時頃になってようやく日が当たりだし東に三瓶山が見えてきた。羽虫がものすごく多い。虫よけネットがあった方がよさそう。10時5分に下
山を開始した。飯谷コースではなくて山田コースだ。ユキワリソウが日が当たり開いているだろう。

 予想通りみな咲いている。登っているときは存在すらわからなかったものも多い。団体さんが登ってきた。このあとも数組とあった。ギフチョ
ウがあちこち飛んでいる。写真を撮ろうとすると飛んで行ってしまう。ユキワリソウ・ミヤマカタバミ・スミレ・・にぎやかだ。駐車場には12時45分
に到着した。こんなに花の多い山とは今まで知らなかった。ただ羽虫が多く虫よけネットや防虫対策は必須。
















 





コースタイム) 出発地点(6時30分)→登山口(6時55分)→展望台(7時27分)→779m(7時54分)→山頂(8時31分~10時05分)→出発地点(12時45分) 

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