和気アルプス370m(岡山県和気町)
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信州・北陸の天気予報が良くなかったので土曜日は岡山の東山(とうせん)で
山スキー、日曜は伯耆大山に登ろうと計画をしていたけれど土曜の予報が悪く
なったので土曜のスキーはあきらめて岡山南部の和気アルプスに登り翌日曜は
もぐもぐ@低徘さんと三人で伯耆大山に登ることにした。和気アルプスは雪はない
ので論外として伯耆大山にスキーを持っていくかちょっと迷ったけれど今回は頂上
を踏むのを目的にしているので今週末はひさびさに登山オンリーとなった。
夜八時半に大阪を車で出発して山陽自動車道龍野西SAで車中泊をした。雨が
夜中になっても降り止まずほんとに明日は天気が良いのかなあとみーとさんは
心配していた。翌朝起きると雨はやんでいるけれどどんより曇っている。車でさらに
西へと進み和気ICでおりてショッピングセンターでなぜかお買い物。
和気富士はその名の通り富士山の形をしているのですぐわかる。その和気富士
を目指し和気駅へと進み駅の東側で線路・金剛橋を越えT字路を左折、すると崖に
南無妙法蓮華経と刻まれた題目岩がでてきた。そこに車ニ・三台駐車スペースが
あったので車をとめて(他にもとめれる所はあると思います)まずは和気富士山
頂を目指し登山開始した(10時)。
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南無妙法蓮華経と刻まれた題目岩 |
和気富士山登山口を目指す |
道路を和気富士沿いに西へと進んでいくと五分ほどで和気富士健康づくりの道
との道標がでてくるので進んでいくと赤い鳥居がでてきた。和気富士500mとある。
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西へ五分ほど歩くと道標がでてきた |
この小道を歩いていく |
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鳥居のある登山口にやってきた |
登山口にあった道標 |
鳥居をくぐって階段を登って最上稲荷脇から登っていく。最近はずっと雪山ばか
り行っていたのでつつじがいっぱい咲いているのにはもうこんな季節なんだと驚
いた。
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階段を登っていくと・・ |
・・最上稲荷がでてきた |
多くの人が歩いているのだろう、昨夜まで雨だったのでズボンが濡れるんじゃ
ないかと思っていたけれど道は広く刈られている。
十五分ほどで岩場がでてきた(10時20分)。見晴らしがよく、山陽道やショッピン
グセンターがみえる。さらにツツジいっぱいの道を登っていく。標高差150mほど
だけれど富士山型なので急な登りが続く。
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十五分ほどで岩場がでてきた |
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見晴らしがよく、山陽道やショッピングセンターがみえる |
アンテナ類が見えてくるともう頂上だ(10時半)。頂上は広場になっている。TV
アンテナや何かの建物・祠がある。頂上の説明板では和気富士は北曽根城跡
とある。浦上宗景の家臣 明石景行の山城だったらしい。
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アンテナ類が見えてくるともう頂上だ |
展望はそれほど良くは無いので少し休んで神ノ上山を目指し北へと縦走して
いく。岩山であるがゆえに植林がされておらず潅木帯が続く。竜王山・鷲の巣と
の道標があちこちに見られる。
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神ノ上山を目指し北へと縦走する |
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岩場では西の展望が開け吉井川と麓の市街地が箱庭のようにみえる。和気
富士から10分ほど歩くと寺山に到着。山頂は岩でできており南にまさにミニ富
士の格好をした和気富士がみえる。
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岩場では展望が開け吉井川と麓の市街地が箱庭のようにみえる |
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この先に分岐があり下りていくと和気観音堂へ降りれるらしい。そこから五
分ほどで西側が広く伐採された所にでてきた。ここにはレンガ作りの火床が
山腹に並んでいる(後で調べたら大文字の送り火と同時に和の火文字が作ら
れるらしい)。
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和気富士を振り返った所 |
火文字が作られる斜面 |
さらに進んでいくと右手にヌタ場が二つ見られる。興味深いけれど近づきたく
はないなあ(七種薬師で南京虫まみれになった・・)。エビ山を経て岩山に到
着した。ここも展望が良いが木々が黒焦げになってる。二年前に落雷で火事
になったようだ。ここまで来ると和気富士が遠くその左には八ツ峰岩やため
池がみえる。
岩のやせ尾根を通り(そんなに危険はないと思う)、右手前方に三角錐の
すごい岩壁の穂高山が、その奥には竜王山が見える。前ノ峰には分岐が
ありここから下ると鵜飼谷温泉に十五分で行けるようだ。
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穂高山を目指し歩いていく |
ここで縦走路は北から東へと向きを変え進んでいく。いよいよ和気アルプ
ス1、2を争う険しい穂高山だ。赤松の岩尾根を進んでいく。見晴らしが良い
ので今まで縦走してきた稜線がよくみえる。ドーム状の岩場を登ると穂高山
頂上だ。山頂からは竜王山の迫力ある大岩壁がみえ素晴らしい光景だ。播
州の笠松山山系を二まわりほど大きくした感じといったらよいだろうか。
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竜王山の迫力ある大岩壁がみえ素晴らしい光景だ |
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南に小豆島が見える |
ここで再び北へと稜線上を進んでいく。北の神ノ上山方面は竜王山あたりとは
異なり森の山のようだ。南には宗堂池が美しい。道標がでてきてジャンダルム
山頂は左へトラバースせよと書いてあるのでトラバースして登る。山頂手前はち
ょっとした岩場で濡れていて滑りやすい。これを登るとジャンダルム山頂だ。で
もわざわざ回り込まなくても登れるけど・・。
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ジャンダルムに登るにはトラバースする必要が |
ジャンダルム山頂直下の岩場 |
少し進むと遺跡ででてくる墓穴のようなものがある。昔は何かに使われていた
のだろう。進んでいくとこの先なだらかルート 神ノ上山・鷲ノ巣とある。奥ノ峰を
経て小屏風の上を歩く。
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?なんだろう? |
道標がありそれによると小屏風トラバースルートというのが1ヶ月前に開通
したようだ。この山にはあちこちに道が作られている。これら全部を歩こうと
したらとても一日じゃ無理だろう。
潅木の森の中を歩いていくと神ノ上山展望OKとある。ガイド本には展望は良
くないとあったので山頂の木々が伐採されたのかもしれない。まよいピーク分
岐にでてくる。ここは道標に従い右へと進む。昨日の雨で道がぬかるんでいて
歩きにくい。鷲ノ巣への下山に使うルートとの分岐を経て神ノ上山山頂に到着
した(13時10分)。
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潅木の森の中を歩いていく |
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展望の良い神ノ上山頂上 |
山頂は木々が伐採され展望が良くなっている。さきほどまでよく見えていた
小豆島みえにくくなってきた。那岐山がみえるらしいけれどしぐれていて北
部も展望はよくない。山頂で昼食を食べてしばらくのんびり休んで下山を
開始(13時45分)。
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さきほどの分岐まで戻って鷲ノ巣方面へ |
さきほどの分岐まで戻って鷲ノ巣方面へと進む。ツバキの群生の中を通り鷲
ノ巣岩上にやってきた。クライミング場らしく片道3分だというので行ってみる。
本やHPでみる道場のミニ烏帽子岩みたいだ。下をみるとクラクラ(@_@)。ボルト
がいくつか打ちつけてある。ふと東の岩尾根を見ると男の人が登っている。
かなり急な斜面で四十度ほどあるんじゃなかろうか。登山口にあった地図には
和気アルプスきってのハードルートと書いてある。
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鷲ノ巣岩上にやってきた |
登山道に戻り尾根を下っていくと1ヶ月ほど前に開通した宗堂池へのルートと
元来の山の学校へのルートに分岐した。今回はガイド本にも載っている山の
学校へ下っていく。赤松の中を下っていくとやがて広場にでてきた(14時35分)。
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登山道に戻り尾根を下っていく |
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鷲ノ巣岩ロッククライミング場 |
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チンネスラブコースを登る人が見える |
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これが山の学校なのだろうか。和気中学校500mとの道標に従い谷間の林
道を歩いていくと中学校裏にでてきた(14時50分)。あとは車を置いた所へ道
路を歩いて戻り(15時20分)鵜飼谷温泉に浸かり津山まで吉井川にそって北上
し高速道路で翌日の予定である伯耆大山へ向い駐車場にて車中泊をした。
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山の学校?に到着 |
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車をデポした所まで戻ってきた |
私のコースタイム(休憩含))車デポ地点-5分-登山口-25分-和気富士-160分-
神ノ上山頂上/神ノ上山頂上-65分-和気中学校-30分-車デポ地点
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