帝釈山586m(兵庫県・丹生山系)

15年
03/05/25 自然林に囲まれた北神戸の静かな山歩き


03/05/25(自然林に囲まれた北神戸の静かな山歩き)

橋手前の無料駐車場 サイクリングターミナル脇より義経道を登っていく

 前日まで金剛山の妙見谷か滝畑の上山谷に沢登りに行こうと思っていたけ
ど朝起きるとどんより曇っていて完全に行く気を消失した。ならばどこへ行
こうと迷いに迷ってとりあえず北へ行こうと車で大阪を出発した。車の中で
箕面の山に行こうか大舟山に行こうかと迷って結局北神戸の稚児ヶ墓山に登
ることにした。

 渋滞する阪神高速をおりて国道176で宝塚から三田方面へ向かい左折し県道
51・65・国道428で箕谷へ。柏尾台との団地の看板がでてくるので団地へ入る
とめちゃめちゃすごい高級住宅街だ。その奥に適当に進んでいくと稚児ヶ墓
山登山口とかかれた道標を見つけた。けれど道端には柵が置かれていて駐車
禁止とある。他にとめている人はおらず登山者も居ないのであきらめ帝釈山
に登ることにした。
義経道登山口 竹やぶの中を進んで行く

 県道85号・衝原湖との道標に従い車で進んでいくとサイクリングターミナ
ルと道標が出てくるのでそこで右折し橋手前の無料駐車場に車を止めた。準
備をしているとリュックを背負った男性が車に戻ってきた。準備をして出発
(12時50分)。

 志染川にかかる橋を渡り先を行くみーとさんが右に曲がって進んで行った
ので呼び止め地図で確認。確かに帝釈山との道標があるけどこれは旧参道の
登山道のようだ。サイクリングターミナル建物の左側奥に今回登る義経道登
山口を見つけ山へと入っていく。
尾根上に登り山陽自然歩道を目指す

 オートバイ登山禁止とのたて看板がある。ここもオートバイの被害がある
のか・・。両側には有刺鉄線の柵がありなんかものものしい。ごみを捨てた
りたけのこ採りするハイカーがいたためだろう。竹やぶの中の道を進んで行
くと前から二人組のハイカーが降りてきた。

 このあたりは竹やぶなのですごい蚊だ。こりゃたまらないとみーとさんが
持ってきていた虫除けスプレーを使う。左にいかにも竹やぶの中の池と行っ
た感じのどぶ色?だ。蚊をさけ小走りで進んでいくとコナラや赤松の自然林
帯だ。巨木が根っこからこけてて崩れている所もあるけど道はいたって明瞭
だ。このあたりが山の雰囲気が一番よく晩秋や春にまたやって来たいなあと
思わせるものがあった。
山陽自然歩道に合流した 丹生神社を目指す

 駐車場から二十分ほどで坂本からの登山道が右から合流してきた。山腹の
道を登っていくと上が明るくなってきて尾根上にでてきた。少し開けた広場
になっている。六甲のと似た赤茶けた土の色だけれど地質的に似ているのか
な。尾根の上は強風で涼しく気持ちが良い。さらに登っていくと神戸方面の
視界が開けた。霞がなければすばらしい景色が広がるのだろう。

 美しいツツジの横に保安林の看板がありその脇を進む。従寺八丁と石碑?
がある。明要寺・丹生神社への参路だったころのものだろうか。再び山腹を
登っていく。大きな木の切り株がいくつかみられる。このあたりの自然林は
一度伐採された後に再生してできたものなのかもしれない。
石垣がでてきたら神社はすぐ 帝釈山へは鳥居右の道を進む

 やがて左右に明要寺墓地がでてきた。薄暗くちょっと気味が悪い。でもこ
この六地蔵さん、愛嬌あるお顔をされており面白い。ここから少し登ってい
くと山陽自然歩道にでてきた。木で作られたベンチが二つおいてある。ここ
は道標に従い左へ進む。

 落ち葉で敷き詰められたまっすぐな登山道を登っていく。右手は石垣とな
り明要寺らしき所にでてきた。続くコンクリ道を経て丹生神社の鳥居前にで
てきた(13時40分)。子供達の遊ぶ声が聞こえる。今回は時間が遅いので丹生
山はパスする。鳥居右脇にシビレ山・帝釈山との道標があるのでそれに従い
右の林道を進む。
ここはまっすぐ進む 終始 道はいたって明瞭

 コンクリ道が右にカープするところでコンクリ道から離れ尾根に続く登山
道を進むとすぐに道標がありそれによるとまっすぐ行くとシビレ山、右に折
れると帝釈山だ。シビレ山へも行きたいがここも時間がないのでパス。右に
折れ帝釈山へ潅木の中を進む。

 しばらく下って段差を越えると右から登山道が合流した。どこへ下って行
くのか道標がないのでわからず。オートバイのわだちやタイヤ痕が地面にあ
る。尾根上を登っていくとやがて斜度がきつくなり岩がごろごろしてきたら
頂上に到着した(14時15分)。
頂上に到着

 頂上は風がきつく寒い。ガイド本にあった通り南側にだけ展望が開けてい
る。霞がなければ六甲・瀬戸内海、淡路島などが見渡せるだろうに・・。今
にも雨が降り出しそうな雰囲気なのですぐに下山(14時30分)、登ってきた道
を引き返していく。すると潅木の中にぎんりょうそうが群生しているのを発
見。二人で撮るけど薄暗くうまく撮れない。雨つぶが落ちてきたので急いで
下山し駐車場まで戻る(15時35分)。駐車場では地元のおばちゃん達が漬物や
くさ餅を売ってたので買って帰った(すごくおいしかった)。
丹生山方面 駐車場より帝釈山方面

私のコースタイム(休憩含))衝原の無料駐車場-50分-丹生神社-35分-
山頂/山頂-65分-衝原の無料駐車場                                


全画面表示
表紙へ戻る