藤無山1139m

12年
00/12/30 加賀の白山遠望、雪一色の山々
15年
03/01/13 今日も雪を求めて大屋スキー場より藤無山へ

全画面表示

03/01/13(今日も雪を求めて大屋スキー場より藤無山へ)


リフトを降りた所から藤無山方面、まだまだ遠い

 晴のち曇という天気予報なので早々に氷ノ山は断念、ならば岡山の泉ヶ山に登ろう
と計画し朝七時頃に実家を出発した。でも今日も天気予報はハズレ曇っている。これ
じゃわざわざ美作まで遠征するのはお金がもったいない。

リフトを降りてトレースのない尾根を行く



 ならば藤無山か植松山・・・とちょっと考えた末、以前、積雪期にだめ@低徘さんと登
った藤無山に登ることにした。山崎より国道29号を北上、引原ダムをすぎると雪がぐっ
と多くなってきた。戸倉手前で道標に従い国道29号より大屋スキー場・新戸倉スキー
場方面へと右折する。

雪がないとなんでもない斜度でも雪があるときつい



 新戸倉スキー場を左に見送り若杉峠を経て大屋スキー場に到着。道は完全に除雪
されておりスタッドレスでは安心して走ることが出来た。年末に駒ノ尾から鉢伏へと向
った時には雪がぜんぜんなかったけれど今日はたっぷりある。

前方の山はまだまだ高い



 駐車料金を払って車をとめる。まだ朝だというのに車がぞくぞくやってきている。右側
の藤無1号リフトで標高八百五十メートルまでいっきに上がる。連休二日目だからぜっ
たいトレースがあるから楽チンだよと言っていたけれどリフトから降りてトレースを探す
も無い・・。

リフト降り場はだいぶん遠くなってきた



 こりゃやばい、頂上までいけないかも。雪の中へと進んでみるとズボッと太ももまで
もぐる。二人ともワカンを装着し登山を開始(9時20分)。

テープに従いいったん左の沢へと下る



 雪の尾根上を登っていく。危険はないもののやせており迷うことも無く進む。やかまし
いスキー場の音楽が聞こえなくなった。時々急になり息が切れる。

浅い沢へ降りて再び稜線を目指し登っていく



 尾根つながりの右前方の山には自然林が残っているけれどほとんど植林帯だ。自
然林の所だけ雪斜面が見えている。よーく探せば鹿とかの動物を見つけることがで
きそう。

ピークに登ると金属の杭がある


 半時間ほど登っていくと後ろに大屋スキー場がみえる。かなり遠くなった。そろそろ
尾根上から左の植林帯へ入る目印に気をつけてとみーとさんに言う。標高が高くな
ってくると雪がどっさり載っている杉の木がでてきた。

稜線に登ってもまだまだ藤無山は遠い


 スキー場から歩きはじめて1時間ほどで左へとはいる所を見つけた。赤い布で目印
がしてあり雪の下には道があるのだろうという様子もなんとかわかる。

こりゃ頂上までいけないかも


 尾根をトラバースして植林の中を藤無山から西へと伸びる稜線を目指す。雪が多い
ためだろうかテープを見つけにくい。一度なだらかな沢に下りて稜線を目指す。でもこ
こでも倒木やら積雪でグニャっとなった木々で道がわかりにくい。私は強引に稜線上
にでたけどみーとさんは再び下って稜線左の植林帯を行った。


 結局、みーとさんのルートの方が正しく楽だった様子だ。あとは樹木の少ない稜線
を藤無山山頂を目指し登っていく。藤無山はいくつかのピークのずっと向こうに見え
る。スキー場から見たら近そうだったのにあれは山頂じゃなかったのかなあ。

三久安山か?


 前のピークはなかなかハード、でも帰りは尻ソリで遊べそう。このあたりの植林は
間伐がなされており雪が積もっていることもあり明るい。だいぶん登ってくると右手
に三久安山や戸倉の山々が見えてきた。今日は天気がイマイチなので三室山はわ
からない。山また山で山しかない。

偶然であったOAPさんと三人で登る


 ピークに登ると金属の杭がある。藤無山まではあと三つのピークをこえなきゃいけ
なそう。こりゃ頂上までいけないかもとみーとさん。トレースがないのでキビシイかな。
ここからは見通しのよい稜線歩きが続く。さらに先のピークに到着した。


 右手は杉の幼木でいっそう展望がよい。歩いているとみーとさんが後から人が登
って来ているのをみつけた。服装からすぐOAPさんだとわかったようだ。OAPさんも
こちらもびっくり。ひょっとしたらこられるかなあとは思っていたけど。でも僕らのスキ
ー場からのコースじゃなくて林道経由でこられたらしい(若杉峠から?)。

足跡?自分達のストック跡でした・・


左側に鹿よけネットが出てきた



 強力な助っ人を得て藤無山を目指す。まだまだ山頂は高く遠い・・。熊が木をひっ
かいた跡がみられる。左側にはネットがある。

ガスに隠れた氷ノ山と歩いてきた稜線
藤無山頂上に到着



 いよいよ山頂手前にさしかかると左側の展望が開け但馬の妙見山、氷ノ山、鉢伏
などをみることができる。息を切らせ登っていくと斜度がなくなり山頂部だ。ここから
少し歩くと頂上に到着(12時30分)。OAPさん、みーとさんが座る所を作っている。

但馬の妙見山が真っ白な姿が


氷ノ山にかかっていたガスがとれてきた



 今日も暖かい鍋焼きうどんだ。ところが寒くてバーナーが不調でぬるい鍋焼きにな
ってしまった・・。1時間ほど滞在し下山を開始(13時20分)。


 下山は雪の斜面だから楽チン。尻ソリで遊ぶには雪が新雪で滑るには斜度が足り
ない。いくつかのピークを越えたところでOAPさんと別れる。稜線から右山腹をトラバ
ースしてスキー場への尾根に到着。こちらは斜度がきついところもあり尻ソリを楽し
めた。

尻ソリで滑って楽しむMさん


にぎわうスキー場を滑って駐車場へ


 そしてスキー場上部リフト降り場に到着(15時)。スキー場を下りるのをみーとさん
はちょっといやがってたけど結局二人で尻セードで下って注目浴びながらも精一杯
楽しんで駐車場(15時15分)まで戻ってきた。帰りに波賀温泉「楓湯」で汗を流して実
家で仮眠後大阪へと帰った。

茶ラインが登山道・赤ラインが今回の経路
国土地理院数値地図50m日本V使用






私のコースタイム(休憩含))登山口(スキー場駐車場)-190分-頂上-115分-登山口(スキー場駐車場)
                            


全画面表示
表紙へ戻る