鉄山

14年
02/05/19 囲炉裏の沢登り隊として初参加


02/05/19(囲炉裏の沢登り隊として初参加)

雑談中 出発前

 矢問さんから堂倉行きを誘われたけれど土曜に学校があり残念ながら行け
ない事が判明。でもBAKUさんが大峰の鉄山白子谷へ行くとの事なので誘って
もらい今回行くことになった。行くメンバーはBAKUさん、矢問さん、亀さん、
平蛸と私の五人。

沢へと向かう ここから河原へ

 朝の四時半ごろに平蛸がやってきて私の車で集合場所である大川口に向か
った。この時間なら集合時間の七時には充分間に合うだろう。天気はイマイ
チで曇っている。水越峠から大峰を見ることはできない。

沢口にてBAKUさん つづいて矢問さん

 6時15分に集合場所の大川口に到着した。BAKUさんは食事中だった。みんな
で話しをしていると亀さんがやってきた。そして七時前には準備が終わり沢
を目指し出発した(6時50分)。西へ道路を歩いていく。BAKUさんがあの尾根を
下りて来るんだよと南をさして教えてくれる。河原へ下りていったのでそれ
に付いて行く(7時10分)。

もう釜には木はささっていない トポをみるみなさん

 渡渉できるところを探す。前日まで雨が降っていたので水量が増している
かなと思っていたけれどそれほどではなく難なく渡ることができた。沢口に
八メートルの滑滝が口を開いている。その前に広まった所がありトポをみた
り最後の準備をし沢へと入っていく(7時15分)。

この滝は右を行く

 BAKUさんが言っていた通り白っぽい岩で沢が明るく気持ちが良い。滝の右
側を進む。滑滝を登っていくと大きな滝壷を持つ七メートル滝がでてきた。
トポには木が刺さっているとあったがもうなかった。矢問さんが泳いでもい
いよと声をかけるけれど寒いのでとてもじゃないけれど泳ぐ気にはなれない。
右側を巻こうかと思ったけれど登れない。しかたなく左の植林へと巻いた。
あまり大きく巻くと戻る時困るよと矢問さんが言う。

休憩中

 右側でガサガサと音がしたので見ると鹿が走って逃げていった。岩がゴロ
ゴロした所を登っていくと少し広まった所がでてきたので休憩、みんなでト
ポをみる。次に八メートルの滝がでてきた。これは滝の左脇を慎重に登って
いく。

シャワークライム中の平蛸

 少し小さめの滝が出てきたがこれを平蛸が登りたそうな顔をしているので
みんなに登ったら〜と言われ登ることに。滝壷で腰まで浸かりどうやって登
るかじっくり見てからミニシャワークライム。さすがクラックスで鍛えてい
るだけありうまい。登りきれてご満悦の様子、でも全身水浸し・・寒そう。

これはみんな直登

 段々の滑滝が出てきた。これはみんな直登している。亀さんVサイン。ここ
で少し休憩しさらに進んでいく。左にタンクがでてきた。これはてるさんの
ホームページやトポに記されていた。

 美しい滑滝が連続する所にでてきた。矢問さんが誰もいないこんな美しい
所がへ行けるから辞められないんだよと嬉しそうに話してくれる。ふたたび
八メートルの滝がでてきた。右側を登ろうとしていたらBAKUさん達に呼びと
められた。せっかくだからこれを登ったら?とBAKUさん、亀さんが左から巻
きザイルを降ろしてくれた。

緑がすごく美しい

 まずは平蛸が登っていく。大きな段々があるのでそれを手にかけ滝の真中
のテラスへ。そこから顔に滝水を受けつつ強引に登っていった。私もまっす
ぐ登ろうとしたけれど水しぶきで目が見えない。左側へと少し逃げて登るこ
とができた。

 ガレ場を登っていくと伏流水となった。BAKUさんによると再び出てくるそ
うだ。その通りふたたび水がでてきた。白っぽい岩から黄色っぽい岩の沢へ
と変化してきた。このあたりも滑滝が続く。緑が濃いい、遠くではあちこち
で鹿が鳴いている。

二股からは落石しやすく要注意

 二股にでてきた。ここから落石に注意するようにとBAKUさんが言う。雨が
激しく降りはじめた。といっても僕らはもうすでに全身ずぶ濡れ。傾斜がき
つくなりしかも浮石だらけ。まったく気が抜けない。ヤバイ所を通過する時
は別のみんなは安全な所に避難する。

BAKUさんのビレーで尾根へ

 この先さらにヤバくなってきた。BAKUさんがこの先もっと危ないよと注意
する。先頭を行くがめちゃめちゃきびしい。ゆっくり慎重に登っていく。左
の尾根はすぐに登れそう。BAKUさん、矢問さん達が尾根へ上がる所を探して
いる。大岩を過ぎたところから登ることになった。

ひたすら登っていく

 見た感じではすんなり登れそうだったけれど粘土質に落ち葉がたまった斜
面でズルズル落ちていく。こりゃだめだとあきらめ今度はBAKUさんが登って
いく。さすがのBAKUさんも苦戦している。命にかかわることはなさそうだけ
れど落ちると30メートルほど沢下まで行ってしまう。ここで沢靴から登山靴
に履き替えた。

草原へ

 中間地点に木があるのでそこでビレーしてもらい僕らも上っていく。さら
に登っていき再びビレーしてもらい危険地帯を抜けることができた(10時30分
)。雨は止んだけれどガスが漂い展望はない。ここからはひたすら尾根を登っ
ていくだけだよとBAKUさん。

草原から鉄山へと向かう

 あまり人の入っていない尾根はすごく美しい。テープがあるのでそれを頼
りに登っていく。かなりきつい登りでシンドイ。あと一時間ほどかかるとい
われガックリ。単調な尾根登りを続けていくと草原状の所にでてきた(11時10
分)。晴れていたらバリゴヤの頭が目の前にみえる絶景の地だそうだが何も見
えない。

 記念撮影をし鉄山を目指し下っていく。しかしここはBAKUさんが前回迷っ
た所だ。今回は矢問さんのGPSがあるのでこれとBAKUさんの記憶を頼りに進む。
でも下っていくとテープがなくなってしまった。あれれ?と再び登り返し草
原状のやや左を下っていくとテープがでてきた。尾根は明瞭になりもう安心。
七面の稜線のような木の根が張巡らされた急な稜線だ。

 シャクナゲがあちこちに咲いている。岩場が多く左右がスッパリと切れて
いる所もある。右がスッパリ切れた所にでてきた。鉄山奈良岳志のテープが
ある。いくつかのピークを越え進んでいくと鉄山頂上に到着することができ
た(11時55分)。ここも展望地なのだけれど残念ながら何も見えない。記念撮影をし下っ
ていく。

やっと鉄山頂上に到着 シャクナゲが美しい

 かなり下っていく。めちゃめちゃな激下りだ。おまけに足場が悪い。ガン
ガン下っていくと広まった所にでてきた。ワイヤーが張ってある。ヘリが下
りる所だったらしい。ここには慰霊碑があった。

 少し傾斜が緩み楽になる。でも尾根はまだまだ続きみんな無口になってき
た。矢問さんがそれにしても長いなあと言っている。やっとガスの下にでて
きた。笹がでてくるようになると川が見えるようになってきた。バゴリヤの
頭もみえている。

バリゴヤの頭がみえてきた

 再び急になった尾根を下っていくと植林帯へ。山椒がいっぱいある。橋が
あるが腐っていて渡れず巻き道を通り下りていく。そしてやっとやっと尾根
を下りきることができた(13時40分)。下りた所は大川口の橋の先だった。車
のところで服を着替え天川温泉へ行き解散した。

最後まで激下り〜

やっと国道へ

車の所まで戻ってきました 天川温泉にて

私のコースタイム(休憩含))大川口-25分-沢口-195分-尾根-40分-草原
                   -45分-鉄山-105分-大川口                 

動画(real形式、ADSL用ストリーミング)

動画(real形式、ISDN用ストリーミング)


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