高岳720.8m

14年
02/04/05 関電巡視路めぐりで北摂の高原歩きを楽しむ


02/04/05(関電巡視路めぐりで北摂の高原歩きを楽しむ)

猪名川不動尊 不動尊には五メートルほどの滝がある

 大峰の七面山に行くつもりが思いっきり寝過ごし北摂に変更した。北摂へ
行くには大阪を縦断しなければならないけれど先月に剣尾山に行ったことで
植林が少なく雑木林に包まれ幾重にも低い山並みが連なる北摂に再び行きた
くなった。

 昨日に引き続き風がすごく強く阪神高速をバイクで走るのは怖いので今日
も地道で大阪を縦断し川西から県道12号を北上し猪名川町へと入った。杉生
にて右折し県道602号島能勢線へ入り進んでいく。峠に差しかかる前に桜並木
が美しい所にでてきた。左前方に関電の大きな電力基地(猪名川変電所)があ
りその手前に猪名川不動との道標があるのでそれに従い左折し林道を北へと
進んでいく。

不動尊から沢を目指す 道は明瞭(枝道は多い)

 今日は桜が満開で天気も良いので平日にもかかわらず花見の人が多い。林
道は細くなり山間へと入っていった。やがて行き止まりとなった。六メート
ルほどの滝があり建物もある。駐車スペースは八台ほどあるが今日は関電が
鉄塔の工事をしているのか関係車両と思われる車が多くとまっている。

 上流に向かって右手手前に登山口があるのでそこから登っていく(12時22分)。
左が崖になっている所を抜けると穏やかな流れの沢にそっての歩きとなる。
ちいさな滝も見うけられる。雑木林なので青空が頭上によくみえ日光が地面
まで届き明るい。

アセビが咲いていた 赤白鉄塔のたつ高岳を目指す

 沢沿いの明瞭な道を登っていくと前方に作業小屋が見えてきた。やがて道
標がありそこから尾根へと山腹道を進んでいく。急な所にはトラロープが張
ってある。尾根へでると急になりさらに進んでいくと鉄塔の麓にでてきた。
資材が置いてある。少し離れた鉄塔では関電の関係者が工事をしている。

 さらに二つの鉄塔の近くを通り登っていく。ヘリコプターが近くを飛んで
いる。鉄塔に置いてあった資材はヘリコプターで降ろしたものだから資材を
運んでいるのかもしれない。地盤が岩盤に変ってきたのか木々の背が低くな
り展望が良くなってきた。金剛山や六甲山がよくみえている。

妙見山方面 高岳から東へ

 前方には赤白鉄塔がたつ丸いピークがみえる。あれが高岳山頂なのだろう。
少し急な尾根道を登っていくと赤白鉄塔のピークにでてきた。ただし鉄塔は
ピークの少し西側に位置している。高岳山頂を示すプレートある(13時08分)。
展望は木々が茂っていて良いとはいえない。大きな岩があるので登ってみた
けれどやっぱり展望はだめだった・・。

 十メートルほど西にある例の赤白鉄塔に行ってみると南から西の展望は開
けた。頭上を六甲の方角めがけたくさんの電線が走っている。その右には昨
日登った羽束山と大舟山が見えている。北を見ると起伏の小さな山並みが連
なっている。その北へと伸びる稜線に道がついている。

笹原が広がっている 高岳へ戻り北へ進む

 北へは後で行くとして高岳頂上から東へ進む道もあったのでまずはそちら
へと行ってみる事にした。コンクリ?の階段をぐんぐん下っていくと左に防
火帯がでてきた。その先は笹の高原になって歩いていてすごく気持ちが爽快
になる。まるで日本庭園のようだ。高原が終わり大きな岩がでてきた。

 ナルタキとプレートに記されているので進んでいくが行っても行ってもき
りがないのでひき返すことにした。高原をすぎて階段を登りふたたび高岳山
頂へ。そこから赤白鉄塔まで行き北へと稜線沿いに進んでいく。

北摂の山をよく表している(と思う) 大野山

 それほどアップダウンがない高原状の尾根が続く。右手に笹原が出てきた。
防火帯として木々が伐採されたためのようだ。よーく見ると笹原の下の方に
林道が走っている。国道173号へと続く林道だろう。雑木林の中を進んでいく
とふたたび笹原にでてきた。その中を登山道は走っている。雑木林と笹原そ
して鉄塔が北摂の雰囲気をよくかもしだしている。

 マンサクが大野山をバックに美しく咲いている。さらに進んでいくと木々
の伐採された広場にでてきた。昔鉄塔が建っていた所なのだろう。すばらし
い展望で遠くは雪をかぶった氷ノ山、奈良の大峰、大野山、千ヶ峰などの山
々を確認することができた。

北の稜線から南西方面 深山を北東に望む

 しばらく展望を楽しみ高岳へと戻ることにした。途中、左へ枝道が出てい
たので行ってみると深山や剣尾山がよく見えている。さらに道が続いている
けれど行っても行ってもキリがないのでひき返し高岳へと戻った。

 不動尊へのプレートに従い尾根を下っていく。もう工事は終わっているの
かと思ったらまだやっていた。尾根から右山腹へと下っていくはずだけれど
その分岐がわからず尾根を下っていく。やがて右の谷へと下りていくがえら
く急である。ロープ場が続くような道を下っていくと谷に下りた。下りた所
は作業小屋の少し上の所だった。谷を下り不動尊の所には16時13分に到着し
バイクに乗り帰宅した。

北摂の三草山と大阪方面 猪名川変電所を通り県道へ

私のコースタイム(休憩含))猪名川不動尊登山口-45分-頂上・
              頂上-40分-猪名川不動尊登山口
                


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