荒島岳1523m

14年
02/03/31 さすがは福井の名峰、展望・山容とも最高


02/03/31(さすがは福井の名峰、展望・山容とも最高)

勝原スキー場駐車場(トイレ有) スキー場を登っていく

 前日に銀杏峰に登ってから勝原スキー場駐車場(トイレ有)に移動し車中
泊した。翌朝、起きてみると天気は晴。でも午後から大荒れになるようなの
ですぐに出発した。

 駐車場には登山者の車が数台とまっている。尻皮をつけた男性が登ってい
った。スキー場のコンクリ道を登っていく。ここは標高四百メートルだから
あと千メートル以上登らなければならない。スキー場にはまったく雪はみら
れない。振り返るとけわしい経ヶ岳がみえる。

山々に日が照りはじめた

ブナ林の中を登る 経ヶ岳が美しい

 登りはじめてすぐにうす雲が出てきたがまだ日の光は届いている。スキー
場を登っていくと登山口標識がでてきた。ここでスキー場を離れ山へと入っ
ていく。ブナ林の中を行くが雪解けで道がドロドロだ。左手にコンクリの建
物がある。いったいなんなんだろうと二人で話す。

 登山口からずっとブナ林が続く。新緑の季節はすばらしい景色が広がるの
だろう。やがて雪道となると共に少々急になってきた。昨日の疲れがまだ残
っているのでなかなか足が進まない。

荒島岳を仰ぎ見る しゃくなげ平まで急な登りが続く

しゃくなげ平への尾根

 右手前方に真っ白な丸い山が見えている。あれが小荒島岳だろう。まだ荒
島岳はみえてこない。急な斜面を登ると平原にでてきた。そこで後から女性
が登ってきた。1ヶ月前に登ったけれどその時にはしゃくなげ平にいかなかっ
たので行ってみたいがこれでいいのかとの事。いいのでは?と登ったことの
あるみーとさんが言っている。彼女はめちゃめちゃ足が速くあっという間に
見えなくなってしまった。

 かなり急な尾根上の斜面をさらに登っていくとしゃくなげ平に到着した。
右手へと行ってみると白山、経ヶ岳、それに銀杏峰が良く望むことができる。
荒島岳はすごくけわしい様相を呈している。はたして登れるのかなあと心配
になってきた。

銀杏峰が見えてきた 経ヶ岳と加賀白山

樹林帯を抜け雪の稜線を登る 頂上へと続く稜線

 みーとさんを待ち少し休憩した後、荒島岳との鞍部へと下りふたたび登り
返す。後からキャンピングカーで泊まっていた犬を連れた夫婦が登ってきた。
ダックスフンドも短い足で一生懸命に登っている。この先には難所が待って
いるので先に行ってもらった。

 いよいよ荒島岳への登りにとりかかる。急な所で雪と岩で足場が悪い。慎
重に登り終えた。前方に登っている人が見える。ここから見るとすごく急な
所に見える。

 しばらく左側がすぱりと切れたなだらかな尾根を登っていく。遠くから見
るとすごく急峻に見えた稜線は実際にとりついてみるとそれほどでもなかっ
た。一方景色はすごい、荒島岳の山肌が荒々しくまるで伯耆大山のような様
相を呈している。その左にはまっしろな加賀の白山、アルペン的山容の経ヶ
岳がまるで写真やテレビでみるチベットのような光景をつくりだしている。

 ここで12本アイゼンを装着し登っていく。傾斜は増し昨日の疲れが残って
いる身にはこたえる。左側にちいさなセッピができている。急登が続くが尾
根が幅広いので怖さはない。白山に雲がかかりはじめた。天気予報どおり雨
が降ってくるんだろうか。

頂上はこの奥に

頂上の反射板が見えてきた 頂上より銀杏峰

 少しくだり最後の登りを終えると頂上に着いた。頂上には数名の登山者が
休んでいる。犬を連れた夫婦もいる。展望を楽しんでいると男性に話しかけ
られた、それが僕らと低徘メンバー以外知らないことを言われたのであれ?
と思ったがなんと低徘の佐野さんだった。ML見ていきたかった山だったので
やってきたとの事。長く話しをした後、さきに下山して行かれた。

 頂上で僕らを追いぬいた女性(真理子さん)と話しをする。やがて彼女も
降りていった。銀杏峰や白山などの山々を眺める。白山がまだ見えているか
らまだ雨は降ってはこないだろうと話していたが風がそれも雨の降りそうな
のが吹いてきたのでおかしいなと思ったらみーとさんが大野市の方に黒い雲
がやってきているのを見つけた。

奥美濃の山々

大野市街地

 あわてて下山していく。十分も経たないうちに雨がぱらぱら降ってきた。
しゃくなげ平をショートカットし登山口めざし下っていく。雪があるのでタ
ッタと足が進む。左側に尻セードに最適な斜面を発見、二人で思いっきり滑
った。そしたら登ってきたツアーの団体を連れた引率者が下山の時はあんな
ことができますと説明している。でも彼らは雨大丈夫だろうか寒冷前線やっ
てきているのに心配だなあ。

 スキー場が近づいてくると道は雪解け水でドロドロになってきた。そして
スキー場を下り車の所まで戻りR365やすらぎの湯に浸かり京都西から名神で
大阪に帰った。

小荒島岳

私のコースタイム(休憩含))勝原スキー場登山口-100分-しゃくなげ平-115分-頂上・
              頂上-160分-勝原スキー場登山口
                


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