角ヶ仙1153m(岡山県鏡野町・)

13年
01/06/17角のように急な道、霞がなければ好展望だろうに残念


01/06/17(角のように急な道、霞がなければ好展望だろうに残念)

麓より角ヶ仙
麓より角ヶ仙

 朝の五時に起きて外を見ると曇っていたので三ヶ上山はやめて角ヶ仙ひと
つだけ登ることにした。九時四十五分に実家をバイクで出発し山崎から中国
道にて院庄(10時50分)まで行きそこから国道179号を北上、しばらくすると
寺元・万葉の道と標識があるのでそこで右折し香々美川に沿って進んでいく。

 泉ヶ山中林登山口を過ぎ北上していくと越畑キャンプ場右の標識がありそ
こで右折。そして角ヶ仙登山口の越畑キャンプ場に到着した。

キャンプ場には登山道案内板がある 前半は潅木帯、後半は草原
キャンプ場には登山道案内板がある 前半は潅木帯、後半は草原

 軽トラがたくさんとまっており地元の方がたくさんキャンプ場周辺の草刈
や整備をしておられる。夫婦連れと単独の男性が先ほど上がったとの事。一
時間ほどで登れるだろうと言われた。登山口には大きな駐車場があり角ヶ仙
登山口との看板もある。11時40分に登山開始。

 炊事場の南側を通るといきなり急登が始まる。角ヶ仙登山道と一文字一文
字木の板に書いてある標識の脇を登っていく。天気は良くなり晴れている。
上のほうは草原状なのでかなり暑そう。

ササユリ 花知ヶ山
ササユリ 花知ヶ山

 木の階段を登ること15分で尾根に出てきた。これでやっと楽になれるかな
と思ったがそんなことはない。さらにひと登りして展望台に到着。昔は展望
はよかったのだろうが今は前の杉が成長してしまって木越にしか展望はない。
立派な石の展望図があるが残念。

 少し休憩した後、さらに尾根を登っていく。すると今まで見たことのなか
ったおおきなユリが咲いている。おそらくこれが笹ユリだろう。綺麗な薄ピ
ンクの花だ。

那岐山遠望 登山道より角ヶ仙
那岐山遠望 登山道より角ヶ仙

 笹の下地である杉の植林帯を登っていくと枯れかけのツツジが咲いている。
もうこれだけ暑いとツツジもさすがに枯れてしまうだろう。このあたりから
展望が少し良くなり前方やや右には大きな角ヶ仙が小ピークの後に顔を出し
ている。南には泉ヶ山、西には花知ヶ山が見えている。

 一度下ってさきほど前に見えていた小ピークへの登りにかかる。ここの登
りもかなりの急斜面で汗だくになる。天気は下り坂らしく曇ってきており気
温はそれほど高くはない。じっとしていると風が寒いくらい。

泉ヶ山と登ってきた尾根 ドウダンツツジ
泉ヶ山と登ってきた尾根 ドウダンツツジ

 小ピークには測量用のポールが建っている。那岐山がぼんやりと微かに遠
望できる。ここからしばらく杉の中を下っていく。そして最後の登りにとり
かかる。ガイド本にはけっこうキツイとあったがたしかにキツそう。上は草
原状なので人が登っているのが見える。しかしなかなか足が進んでいないよ
うだ。

 東斜面が急なので下から風が吹き上がってくるがその風が冷たくこの激登
りには嬉しい。草原といっても笹原ではなく背の低い潅木プラス笹の尾根で
ある。南に見える泉ヶ山も稜線は同じ感じだった。ドウダンツツジや白い綺
麗な花(名はわからず)が咲いている中を登ること(小ピークから)40分で
頂上に到着した。登山道は明瞭でしっかりしていた。

南に展望の開けた山頂 登ってきた尾根
南に展望の開けた山頂 登ってきた尾根

 頂上には地元の方が言っていたように二人連れ(夫婦ではなさそう)と単
独の男性がいた。展望は360度を期待していたが南半分だけでがっがり。それ
でも霞がなかったらかなりの展望になりそう。今日は遠望は利かないものの
那岐山、泉ヶ山が見渡せる。しばらくすると男性は北東へと続く見知らぬ登
山道へと下っていった。たしかに登ってくる時、北東尾根に登山道らしき小
道が見えていた。二人連れに聞いてみるとたぶんキャンプ場に出るとの事。
弁当を食べ展望を楽しみ休憩。

 やがて二人連れは北東尾根へと下っていった。後を追うように13時40分に
下山開始。展望は良いが笹が茂っていて足元がわかりづらく気をつけないと
ずるんとすべってこける。北には建物が頂上にたった山があるがなんという
山だろう。この道 けっこう急な下りで残雪期には雪崩の心配があるだろう
から登りにつかった道をピストンした方がよさそうだ。

キャンプ場目指して下っていく 咲き遅れのツツジ
キャンプ場目指して下っていく 咲き遅れのツツジ

 道が二つに分かれたがより明瞭な右のをいくが正解だった様子。登ってき
た尾根が西に見えている。今、下っている道を登るのはかなりきびしいだろ
う。トロイデ型死火山なのでめちゃめちゃな激登りになってしまう。

 さらに下っていくと咲き遅れのつつじがあった。泉ヶ山をバックになかな
か良い眺めだ。草原から潅木帯に代わりなおも続く急な下りをキャンプ場の
赤い屋根の建物を前方に見ながら進んでいくと山腹を巻く周回路みたいな小
道にでてきた。左側が下っているので左へと進む。登りに使う時は登山道に
は赤テープが巻いてあるのでそれに従い曲がるといいだろう。

植林帯を出ると舗装路へ 美作北林道より角ヶ仙
植林帯を出ると舗装路へ 美作北林道より角ヶ仙

 山腹を巻く道を行くと沢のせせらぎが聞こえてきた。植林帯なので蛭はで
そうにない。そのうち道は荒れはてた林道(もう林道の体はなしていない)
を下っていくとキャンプ場からの舗装路に出てきた。ここから五分でキャン
プ場に到着(14時35分)。下山に使った道は枝道が多いので登りには使わな
い方がいいだろう。

 バイクで美作北林道(林道といっても完全ニ車線舗装路)を経て奥津温泉
経由で津山、美作を経て実家に18時10分に帰った。

私のコースタイム(休憩含))登山口-25分-展望台-70分-頂上
              -50分-舗装路-5分-登山口


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