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令和3年(2021)  2月23日 車 単独

吉和冠山1339m 中国地方 広島県・・・松ノ木峠より往復・雪の吉和冠山&小川谷周辺散策

天気:晴れ

登り 松ノ木峠登山口・冠高原駐車場(9:10)→冠・寂地分岐(11:15)→散策→冠・寂地分岐(13:20)→吉和冠山山頂(13:55)

下り  吉和冠山山頂(14:00)→小川林道分岐(14:02)→冠・寂地分岐(14:35)→松ノ木峠登山口・冠高原駐車場(16:15)

行き 山陽自動車道→中国自動車道(吉和)→国道186号→国道434号(松ノ木峠)

帰り 国道434号(松ノ木峠)→国道186号)→中国自動車道(吉和)→山陽自動車道
北の方は天気が悪そうだけど瀬戸内海沿岸は花粉症が怖いし。そういうときは吉和冠山がいい。メッシュ予報をみると天気はまずまずの様子。前夜のうちに準備を済ませて二度寝するも三度寝はせず(めずらしい)中国道吉和インターへ。雪がどんななのか良くわからなかったが松ノ木峠についても雪がない。それでもふもとから見る吉和冠山はさすがに雪化粧だ。

冠高原駐車場には車はとまっておらず手前のところに2台停まっている。さきほど二人組が登っていった。意外と人が少ないような感じがする。

9時10分に出発して国道を山口県側へと少し歩いて「冠山登山道」の道標のところから山へと入る。しばらくは未舗装林道。雪がぜんぜんない。ポシェットの温度計は6度。20分ほど歩くと右手に小さな雪の塊を発見。中国道のトンネルの上をすぎて二つ目のピークへ。もう少し天気は悪いかなあと思っていたけど晴れている。気にカンジキの片方がぶらさげてある。誰かが落としたのだろうか。帰りに落としたんだろう。

鞍部からいよいよ本体?への登りとなる。標高1000mを過ぎても登山道にはほとんど雪はない。斜面に雪が残っていることがある程度。県民の森は真っ白だったけど。10時15分、ちょっとしたガレ場を通過した。以前はロープがあったような。

松ノ木峠からの登山道は杉の木が多いので花粉症の私にはちとつらい。人がいなくてもマスク。汗で濡れると息苦しい。1164m標高点を過ぎたあたりから時々雪の上を歩くようになった。やがてまだらな雪化粧、そして左から尾根が合流したあたり標高1200mあたりで真っ白な雪化粧となった。先日の比婆の毛無山同様に晴れているので樹木の影が雪面に映りとてもきれい。なだらかな雪の斜面は見ていると気持ちが落ち着くがなぜだろう。

11時、左の樹間から羅漢山と中国道が見えている。この先に岩がある。いつも休むところだ。日当たりが良いからか雪が融けて地面を歩くところが再び多くなった。左前方に寂地山へと続く雪化粧をした山並みが見えている。

再び雪の上を歩くようになって11時15分冠・寂地分岐(冠山分岐)に着いた。どうしようかと少し迷ったが冠山方面へ。右へと曲がる。今日は冠山だけでなくて広高山への残雪期のアプローチの偵察をしてみたい。ついでに小川谷も少し歩いてみたい。小川谷へ少し下りて1282m標高点の北にある無名ピークの北東斜面を通っていけないものかと偵察することにした。小川谷をこの時期に下りるのは危険だろう。10年以上前になるが源流部はとても雰囲気が良いところだったけれどもその下の方は岩がゴロゴロしていた。

冠山への登山道を歩いていく。といっても踏み跡とテープを頼りに歩く。時々間違ってないかGPS軌跡で確認。小川を渡る。雪面に流れがあるだけでよいアクセントになっている。若い樹木が中心の明るいところを進むと11時35分、小川谷林道との道標がでてきた。ここが分岐だ。小川谷へ、左へと曲がる。誰も歩いていない。沢の右を下っていく。このまま下るとまずそうなので早めに左へ。なだらかな高原様のところにでてきた。何度か来たことがあるけどいい雰囲気のところだ。1日ゴロゴロしていたいような。リボンが時々あって参考にしながら下っていく。

左から沢が合流してきた。冠山への登山道を横切っていた沢だろう。合流部は渡りにくそうなので少し上流側へ登り返してこれを渡る。12時、沢が急峻になってきた。ここはこのまま沢沿いには下りない方がよさそう。1282m標高点の北側の無名ピークへの斜面を登って迂回することに。少し登ると冠山山頂が見えている。少し霧氷が着いているのが見える。こんな暖かい日でも着くんだなあと少し驚いた。

斜面を北へとトラバースしていくと少し大きな沢がでてきた。地図には載っていない。斜面がちょっと急なので沢も急。上の方は通れそうだけど・・すでに12時10分、遊びすぎると帰りが暗くなってしまう。このまま斜面を上へと上がることにした。

普段はブッシュで覆われているところも今は雪で覆われている。時々大きなブナの木があったりと楽しい。兎の足跡がある。熊はあるかなあと探すもなかった。まだ寝ているのかな。振り返ると冠山が良く見えている。きれいな姿をしている。北には雪化粧をした十方山も見えている。

12時25分、ピークに着いた。テープがあり稜線沿いに南北に続いている。ここで昼食タイム。日当たりがいいので笹が出ている。見上げると熊棚がある。スマホで軌跡をみるとどうも少し位置がずれている。現在地を地図で確認する。ガーミンのGPSでは地図で確認したところを指している。

12時45分、再び行動開始する。北へと稜線沿いに進む。テープ・リボンが続いている。広高山に続いているのか?。この時間から広高山に登るのは無理があるので今回は偵察ということでここで松ノ木峠~寂地山の登山道へと向かうため12時55分に左へ。あっけないほど近かった。13時、登山道に出た。松ノ木峠方面へと向かう。せっかくなので冠山山頂登ってから下山することにした。このあたりの雪原もいい感じだ。霧氷が着いているとすごいだろうに。赤っぽいツタ科の植物だろうか枯れかけた木を覆っている。モノトーンの世界に赤があるとなんだか感激したりして。

13時20分、冠・寂地分岐(冠山分岐)に着いた。ここは左へ。男性が独り下りてきた。挨拶をする。13時半、小川谷分岐を通過。自分のトレースが小川谷へと続いている。冠山山頂が近づくと地面がでてきた。

13時55分、山頂に着いた。だれもいない。展望台に行ってみる。霞んでいるが恐羅漢山・臥龍山・十方山などが見えてる。もう融け落ちただろうと思っていた霧氷が少し残っている。日が当たるとキラキラ光っている。時間が遅いのでタイムリミットにしていた14時が来たので引き返す。ポシェットの温度計は4度。14時35分に冠山分岐に着いた。松ノ木峠へ、左へと向かう。カンジキは持ってきたけど結局ツボ足で歩いた。ただこれだけ歩くと少しの沈みでも足に堪えるようで疲れた・・。地面の上を歩くことが多くなってくると野鳥がにぎやかに。ここの野鳥はなかなか姿を見せてくれない。男性が登ってきた。途中までかなあと思ったらそのようで山頂の積雪具合を問われる。16時15分、ようやく駐車場に戻ってきた。先日の毛無山に続いてブラブラと雪原散策を楽しむことができた。このまま暖かい日が続くと一週間もすると雪面はまだらになってしまうだろう。次の寒波に期待したい。

地図 出典 国土地理院

備考

garminconnect

装備 

靴 シリオP.F.421

ザック ニルバーナ プロ35L

その他 ワカンジキ・ダブルストック・GPS(fenix5x+oregon400t)



良い雰囲気のところ。以前所属しているサークルのオフで何度か歩いたがトトロの森だとみんな話していた。

吉和冠山は霧氷が着いている。

このあたりから吉和冠山を見るのははじめてか。

青空と雪と森

良い感じ。

赤色があるとうれしくなったりして。

松ノ木峠から吉和冠山へ。冠高原駐車場に車を停めた。雪がない・・登山道にもない。

とてもいい天気だ。青空がきれい。

吉和冠山山頂が見えている。中国道から見た時には少しガスがかかっていた。

標高1200mあたりでようやく雪原になった。

冠山分岐で冠山方面、右へ。少し進むと沢を渡る。

小川谷林道分岐。小川谷経由で広高山へのアプローチ偵察へ。

もちろん?誰も歩いていない。雪原独占。

沢を渡って左側へ。

左から沢が合流してきた。その沢の上流部に上がって渡った。

再び沢が斜面を横切っている。前はガクンと落ちている。

小川谷が険しくなってきた。たしか岩がゴロゴロしていた。このあたりで左の斜面をトラバースすることに。上がっていく。

斜面を上がっていく。前にある地図にない少し急な沢は上の方から渡れそうだけれども渡ったところで時間があまりない。

渡らず無名ピークを目指し斜面を上へと登っていく。

ピークが近づいてきたのか傾斜がゆるくなってきた。

ピークに着いた。ここで昼食タイム。

熊棚

北へと向かってみる。リボンやテープが続いている。

この先進みたいが時間がないので寂地山~松ノ木峠の登山道へ向かう。

5分で登山道に合流した。拍子抜け。

冠山分岐で冠山へ左へと向かう。小川谷林道分岐に着いた。自分の足跡がある。

吉和冠山山頂に着いた。誰もいない。

展望台より恐羅漢山

十方山

タイムリミット14時が来たので引き返す。

冠山分岐で左へ、松ノ木峠へと向かう。

これは熊棚?

これをみるとホッとする。もうすぐ登山口かな。

16時15分、駐車場まで戻ってきた。雪原散策は楽しい。
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