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令和3年(2021)  2月13日 車 2人(山仲間と)

乗鞍岳3025.7m 日本アルプス・八ヶ岳 長野県/岐阜県・・・冬の乗鞍岳(タイミングばっちり)

天気:快晴

登り 登山口駐車場(5:00)→ゲレンデトップ(6:40)→位ケ原山荘分岐(8:30)→肩の小屋バス停(10:10)→肩の小屋(10:55)→剣ケ峰(12:10)

下り  剣ケ峰(13:05)→肩の小屋(14:25~15:05)→ゲレンデトップ(16:40)→登山口駐車場(17:20)

行き 山陽道→/→東北北陸道→国道185号→県道84号

帰り 県道84号→国道185号→長野道→中央道→/→山陽道
最初は荒島岳を予定していたものの天気予報を見ると以前からチャンスを狙っていた乗鞍岳に登れるかもしれいないと予定変更。ただ登れなかった時のために荒島岳・唐松岳・白鳥山(新潟)の準備も行った。

半休をもらうことができたので12時50分に福山市内の職場を出発した。まずはヒップソリが壊れて処分したので購入しに最寄のホームセンターでさがすもない。ヒップソリを求めて世羅のホームセンターへ。最後の在庫の二つを格安でゲットして13時45分に再び世羅インターから尾道松江道に乗って14時に山陽道に合流した。湖東三山でサーモスご飯が炊ける弁当箱+カップ麺で夕食タイム。19時、一宮ジャンクションで東海北陸道へ。20時45分に高山インターで下りて国道158号へ。ほおのきスキー場あたりまでくると除雪車が雪壁を削ってできた圧雪が時々でてきた。安房峠道路を経て22時に曲がって(トンネルをでたところで曲がってUターンしてトンネル内の信号を左折・・・案内板あり)県道84号へ。一緒に登る予定だったいのちゃさんは浅間山が想定外のラッセルなどで相当きつかったそうで登山開始後、途中で合流することになった。


ほぼノンストップで22時19分に休暇村乗鞍高原前の駐車場(道路を挟んで休暇村の反対側)に着いた。数台車が停まっているがまだまだ空きがある。ここはトイレがないので携帯トイレ必須。天気予報はこの時点でもばっちり。新型コロナが一時期に比べて減少したとはいえまだまだ活発だし時間的余裕を持ちたいのでナイトでリフトを使わず登ることにした。気温は0度ほどでそれほど寒くなくよく眠れた。翌日の5時出発。上の方がどれほどの寒さかわからずカメラの電源が落ちてしまう可能性を考えて予備カメラも持参。オレゴンGPSはエネループでなくてリチウム電池(エネジャイザー)で。ヤマップ軌跡やオレゴンGPSで取り付きを確認するがいまいち良くわからず。ちょうど登り始めていた方に聞くと案内してくれた(駐車場奥のゲレンデから登っていく・・・でも手前のところから登っても上で合流する)。最初からスノーシュー。

1時間登ったところで前方に大きな真っ白い高天ケ原と剣が峰の姿が見えてきた。7時にご来光。快晴だ。6時40分にゲレンデトップへ。最後のスキーコースはかなりの急斜面だ。ここから林間コース(ツアーコース)になる。林間コースは早しと林の間の伐採された間を登っていくので迷うことはなさそう。8時、右手に雪の穂高連峰が見えてきた。ぽつりぽつりとスノーシューの登山者・山スキーヤーが登ってくる。

林間コースは圧雪されていないがトレースはたくさんある。でもスノーシューを履いていても沈む。8時半に位ケ原山荘分岐に着いた。「この先今までのような道はありません。悪天候時はルートを見失いやすいので要注意です。最近 単独行の方の道迷い遭難が多いです。又、上部での降雨後の滑落事故も増加しています。」などと注意書きがされている。この先で厳冬期用ソロイスト手袋を脱いだ。暑いので素手の方がいい。気温は0度。この時期としては異例だろう。ちょっと早いかなあと思ったがスノーシューから12本アイゼン・ピッケルへ。取り付きを教えてくれた二人組はそのままスノーシューで登っていったようだ。

ここから樹木がぽつりぽつりとある雪原帯になる。目の前の急斜面を登るとほとんど樹木のないすごく広い雪原へ。向こうにはどっしりとした姿の乗鞍の峰々が見えている。左に大きな穴が空いている・・・と思ったら谷だった。落ちたらアウトだろう。すごく広い雪原でホワイトアウトをするとかなり危なさそう。今日は快晴でほぼ無風。暑いので水分を良くとる。二リットル持参してよかった。

10時10分、小屋に着いた。肩の小屋バス停らしい。ずっと昔夏にバイクで来たことがあるがまあ当然だけれど全然雰囲気が違う。10時55分、肩の小屋に着いた。数名休憩中。ここからがかなりきつそう。多分距離は短いのだろうが。4時に朝食を摂ったのでおなかが減った減った。低血糖でクラクラする。行動食をたくさんとっているが足らないようだ。昼にしたいがたくさん人が登ってくる前に登ってしまいたい。コロナが怖い。なので行動食で済ませる。もう少し早く出発すればよかったなあ(ほんとここで昼食を摂りたかった)。このあたりから少し風がでてきたので予備手袋テレムスをつけた。ただ風といってもそよ風程度だ。

予想通り、最後の登りはきつい。でも景色は最高に素晴らしい。後ろに槍穂高連峰や笠ケ岳、右には加賀白山が見えている。岐阜側は雲海になっている。下りてきた人がここを登るともう少し、こんなチャンスはめったにない旨満面の笑顔で話される。稜線にでると風はあるものの大したことはない。それにほぼ快晴だ。現実とは思えない様な世界だ。数名下りてくるが皆さん笑顔。ここを登りきると山頂ですよと励ましてくれる。

12時10分、乗鞍岳最高峰剣が峰に着いた。一名休んでおられる。素晴らしい天気ですねえと話す。冬季三年ぶりに山頂にたどり着けることができたそうだ。私は冬季の3000mは初めて。南に御嶽が見えている。一緒に登る予定だったいのちゃさん(一緒に登る予定が、前日浅間山で想定外のラッセルで途中合流予定に変更)からゲレンデ上部をすぎて林間コースを登っているとラインあり。山頂で待つが山頂は寒くて氷点下6度。我慢できず13時05分に下山を開始。風をよけることのできるところでお昼タイム。このあと13時35分、肩の小屋手前で登ってきたいのちゃさんと合流。シルエットですぐにわかった。昨日の浅間山の疲れが残っていてかなりきつそう。ザックの番をするからと空身で山頂に向かわれた。1時20分、肩の小屋に移動した。14時25分から15時05分までまったり。いのちゃさんが下りてきたところで下山を再開。

林間コースでヒップソリで滑ろうとするも滑らない。16時40分、スキー場トップに着いた。もう営業終了。肩の小屋でアイゼンを外したのですごい急斜面。圧雪されているので注意しないと転ぶ。ヒップソリでいのちゃさんが上手に滑っていく。ザックの側につけたスノーシューがひっかかってくるくる回るしカメラが気になる。なんとかゲレンデを下りて17時20分、駐車場まで戻ってきた。登りたかった雪の乗鞍岳にこんなすばらしいタイミングで登ることができるなんて🎵。ここで解散して自宅に帰った。新型コロナがなければ久しぶりの再会だから温泉で汗を流して食事をするのだが残念。温泉によるのもリスキーなので(新型コロナ野郎め・・・汗を流さないと疲れが取れないよ)翌日荒島岳に登る気もせず。17時55分に駐車場を出発して松本インターから高速に乗って自宅には午前2時に着いた。
地図 出典 国土地理院

備考 駐車場は道路を進んでいって行き止まりの手前の右側の駐車場(こちらに停めること)、左側は休暇村乗鞍高原利用者用です(停めてはいけません)。

garminconnect

装備 

靴 モンブランプロGTX

ザック グレゴリーアルピニスト50

その他 ピッケル・12本アイゼン・ツエルト・スノーシュー・ダブルストック(モンベル)・GPS(fenix5x+oregon400t×2)・手袋(ソロイスト・予備手袋)・GPS用電池はエネループではなくて低温に強いエネジャイザーを使用した。



本格的なソりを持ってきている人がいた。あとで聞いたら恐ろしいほど滑ったらしい。

右手に穂高連峰。

乗鞍岳の峰々

林間コース終了地点。

注意書きがある。

雪原を登っていく。

左手を見ると大きなくぼみ。落ちたら・・。

バス停

肩の小屋に着いた。

笠ケ岳などが見えている。

槍穂高連峰

御嶽山

加賀白山

表銀座

槍ヶ岳

肩の小屋から登ってきた稜線

5時に出発。取り付きがいまいち自信が持てず念のためちょうど登り始めていた方に聞くと案内してくれた(駐車場奥のゲレンデから登っていく・・・でも手前のところから登っても上で合流する)。最初からスノーシュー。

明るくなってきた。

ここはまっすぐ登った。

6時40分にゲレンデトップへ。

最後のスキーコースはかなりの急斜面だ。ここから林間コース(ツアーコース)になる。林間コースは早しと林の間の伐採された間を登っていくので迷うことはなさそう。

林間コースは圧雪されていないがトレースはたくさんある。でもスノーシューを履いていても沈む。

不要

不要

不要



不要


右手に穂高連峰が見えてきた。

雪原状のところに出てきた。

「この先今までのような道はありません。悪天候時はルートを見失いやすいので要注意です。最近 単独行の方の道迷い遭難が多いです。又、上部での降雨後の滑落事故も増加しています。」などと注意書きがされている。この先で厳冬期用ソロイスト手袋を脱いだ。暑いので素手の方がいい。気温は0度。この時期としては異例だろう。


ここから樹木がぽつりぽつりとある雪原帯になる。



目の前の急斜面を登るとほとんど樹木のないすごく広い雪原へ。

不要

雪紋がきれい。暑いので水分を良くとる。二リットル持参してよかった。

10時10分、小屋に着いた。肩の小屋バス停らしい。ずっと昔夏にバイクで来たことがあるがまあ当然だけれど全然雰囲気が違う。


10時55分、肩の小屋に着いた。数名休憩中。ここからがかなりきつそう。

4時に朝食を摂ったのでおなかが減った減った。低血糖でクラクラする。行動食をたくさんとっているが足らないようだ。

昼にしたいがたくさん人が登ってくる前に登ってしまいたい。コロナが怖い。なので行動食で済ませる。

このあたりから少し風がでてきたので予備手袋テレムスをつけた。ただ風といってもそよ風程度だ。

向こう側に加賀白山が見えている。

最後の登りはきつい。でも景色は最高に素晴らしい。



下りてきた人がここを登るともう少し、こんなチャンスはめったにない旨満面の笑顔で話される。

最高峰手前にあった三角点?

12時10分、乗鞍岳最高峰剣が峰に着いた。一名休んでおられる。素晴らしい天気ですねえと話す。



御嶽山

槍穂高連峰

一緒に登る予定だったいのちゃさん(一緒に登る予定が、前日浅間山で想定外のラッセルで途中合流予定に変更)からゲレンデ上部をすぎて林間コースを登っているとラインあり。

山頂で待つが山頂は寒くて氷点下6度。我慢できず13時05分に下山を開始。風をよけることのできるところでお昼タイム。このあと13時35分、肩の小屋手前で登ってきたいのちゃさんと合流。

ザックの番をするからと空身で山頂に向かわれた。展望を楽しみ待つ。

ただ寒くて・・肩の小屋へ移動した。

いのちゃさんが下りてきたところで下山を再開。

いのちゃさんが下りてきたところで下山を再開。


林間コースでヒップソリで滑ろうとするも滑らない。



林間コースでヒップソリで滑ろうとするも滑らない。

スキー場は営業終了。ヒップソリで遊びながら下山。17時20分、駐車場まで戻ってきた。
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