令和3年(2021) 1月21日 車 三人(山仲間と)・・・わかさ氷ノ山スキー場から大雪原広がる氷ノ山へ
氷ノ山(須賀ノ山)1509.6m 中国地方 鳥取県/兵庫県
天気:晴れ
登り 若桜スキー場(7:55)→(リフト)→リフト山上駅(8:25)→三の丸(9:50)→氷ノ山(11:15)
下り 氷ノ山(11:50)→三の丸(12:50)→リフト山上駅(13:35)→若桜スキー場(14:30)
行き 尾道松江道(尾道北~)→中国道→鳥取道→用瀬PA(仮眠)→鳥取道(~河原インター)→県道324号→国道29号→/→若桜スキー場
帰り 若桜スキー場→/→国道29号→→県道324号→鳥取道(河原インター~)→鳥取道(~智頭インター)→国道53号→中国道(~津山インター)→岡山道→山陽道

Smoke57さんからリクエストをもらって久しぶりに氷ノ山に登ることになった。前回、登ったのは2003年4月東尾根だから18年ぶりかな。ちなみに初めて登ったのは中学生の時、この時は残雪の東尾根からソロで往復した。大阪から広島に14年前に転居してから登ったことがない。
若桜スキー場(=わかさ氷ノ山スキー場)から三の丸経由で山頂に登るコースが無難だろう。登山口までどうやってアプローチすればいいのか?わからないづくしなのでネットで情報収取する。便利な時代になったものだ。
若桜スキー場のリフトは当時同様に上りは登山者も乗せてもらえるようだ。下りも当時同様歩いてゲレンデの脇を歩かせてもらえるようだ。平日は駐車場は無料らしい。こしき岩からぐるっと周回するコースも考えたがあちらは雪の時期に歩いたことがないのでオフで計画するのは無謀と判断し辞めた。
前日、福山の職場を17時過ぎに出発して尾道松江道を北上して中国道経由で鳥取道へ。用瀬のPAで仮眠(道の駅清流茶屋かわはらで仮眠した方がよさそう)し河原インターで下りて県道324号経由で国道29号へ。若桜町にて「氷ノ山スキー場」との看板がありそこで左折して舂米(つくよね)川沿いに進む。以前良く入っていたゆはら温泉ふれあいの湯・・・なつかしい。きれいに除雪されているがさすがスキー場が近づくと圧雪のところもあり。「わかさ氷ノ山スキー場→」の看板がありここで右折する。右手にリフト券売り場とある。左にカーブする手前で左手に駐車場があり車を停めた。
しばらくするとSmoke57さん、あるるさんが来られた。リフトは8時からなので準備をしたり話をしたりして時間をつぶす。ちなみにリフトは一番右側の樹氷第2パノラマリフトにまず乗って次い樹氷第3チャレンジリフトに乗って登山開始だ。ちなみに後者は8時20分から稼働する。
7時55分、リフト乗り場へ移動する。駐車場からトイレ&ゲレンデに行くには道路を渡らないといけないが水を流してあるので履物注意。ゲレンデ下のリフト券売り場で300円×2枚リフト券を購入。一番右側のリフトに乗って山上駅へ。その上のリフトは動いていないので(前、動いてなくて歩いた)休止かなあと聞いてみると8時20分から。
しばらく待って乗って一番上へ。ちなみに登山届を提出したのかと問われる。もちろん出しているのでOK。以前カチカチに凍っていて下りるのに難儀した思い出が。結構急だ。
山上駅からは扇の山が、その右には青ヶ丸、仏ノ尾が見えている。南には東山(とうせん)がみえる。ずっと前にアタックしようとしたが結局登らずじまいの山だ。その右奥に真っ白い伯耆大山が見えている。今日は霞がない。良く見えている。植林帯の中の尾根を登っていく。トレースがしっかりついていてツボ足でもぜんぜん問題なし。凍っていないのでアイゼンもいらない。三の丸手前までは明瞭な尾根なのでガスっても比較的わかりやすい。ただ雪庇ができるので注意がいる。左前方に氷ノ山山頂が見える。
やがて自然林に変わる。1300m地点で左から尾根が合流しやや右に尾根が曲がる。この先、左に雪庇ができている。今日は快晴なので心配はいらない。雪庇の向こうに氷ノ山山頂に至る稜線が良く見えている。さらさらパフパフの雪だ。とても美しい。尾根の向こうから日が射してきた。
9時05分雪原にでてきた。すごく広い雪原だ。久しぶりの対面。ここでやや左へトレースはカーブする。ガスると怖いところだ。振り返ると何度も通った三室山が見えている。雪が締まった時には絶好のお散歩雪山ハイクを楽しめる山だ。トレースがあるが皆さん好きなところを歩いている様子。雪紋ができている。ゆきのうろこのよう。
9時35分、三の丸の東屋に着いた。この先に三角屋根の避難小屋と展望台が見えている。大雪原に快晴、360度の大パノラマ。ホームぺージを立ち上げるきっかけとなった千ケ峰が見えている。懐かしい。段ケ峰に藤無山。そして西には伯耆大山。ここまで登ってくるとばっちり見える。道標があり氷ノ山山頂まで2.4km。山頂の避難小屋が見えていて30分くらいで行けそうに見えるが実は遠い。自分のHPの記録を見ると90分ほどかかっている。天候は午後から崩れるようだが大山がくっきり見えていることから大丈夫と判断し山頂に向かう。9時40分、三の丸の避難小屋を通過した。
9時50分、東屋に着いた。ここが三の丸の三角点1464mのあるところだ。9時55分、スノーシューを装着した。去年は一度も使うことがなかった。久しぶりだ。二人はカンジキを持ってきておられ装着。ぽかぽか陽気でポシェットの温度計は6度を指しているが日が当たっているので上がっているのだろう。ただ風が冷たい。強風とまではいかないが西風が冷たい。
ここから少しずつ下っていく。10時15分、鞍部まで下りてきた。このあたりぽつりぽつりとブナが点在している。雪庇ができ始めているがまだ未完成。その右側を歩く。前方右には東尾根が見える。1448mピーク手前に雪庇ができている。まあ小さなものだ。その右下を通って先の雪庇部は左を登る。このあたりずーっと小さな雪庇が右手にできている。風の通り道なんだろう雪紋がとてもきれいで良く発達している。10時40分、1448mピークを右側から巻いて10時45分、モンスターのできる杉のところまで登ってきた。残念ながらこの暖かさでモンスターではなくなっていた。残念。北側から振り返ると名残りが残っている。雪と風の芸術品を見ながら10時55分山頂部への登りにさしかかる。こしき岩がだいぶん近づいてきた。山頂手前の登りがキツイ。11時10分、東屋を通過。ふと右をみると遠くに真っ白な加賀白山が見えている。ラッキー。うっすらではあるが確かに見える。氷ノ山から見えることはあるが少ない。
11時15分、山頂に着いた。避難小屋は新型コロナが怖いので念のため入らないようにしているので風があたらないところで昼食タイム。良く焼けそう。11時50分、下山を開始する。こしき岩経由で行きたい~!というリクエストをもらったが歩いたことがないし情報収取していないので申し訳ないですが考えまたの機会に。北側斜面をみてみるとクラストしている。周回するとしてもアイゼンピッケルがあった方だ無難だろう。
三の丸から見ると遠くには感じなかったがここから三の丸を見ると遠く感じる。これまでの歩きで体力をかなり使っていて足が上がらない。12時10分、モンスターとはなっていない杉の中を通過した。振り返ると東尾根の避難小屋が見えている。12時25分、三の丸への登り返しだ。キツイ。これを登ると三の丸かなあと。いやまだ先だろうとSmoke57さん。たしかに登りきると三の丸はまだ先に見えている。ただ標高差はあまりない。
12時50分、三の丸に着いた。少し雲が湧いてきた。大山は見えなくなった。トレースは右へカーブ。13時20分、スノーシューを外した。今日のような雪質ならカンジキの方がよいだろう。細くなった尾根上を下っていく。13時35分、リフトの山頂駅に着いた。ここで皆さんカンジキを外してゲレンデの端っこを尻滑り。でも柔らかくて滑らない。あるるさんは初めてなので尻セードに難儀しておられる。Smoke57さんはなれたもの。14時30分、駐車場まで戻ってきた。雲はなくなり快晴。霧氷やモンスターは見れなかったが素晴らしい青空の下超久しぶりの氷ノ山を歩くことができた。懐かしい山々を眺めることができ白山まで遠望でき大満足だ。
解散して14時50分に車で河原インターから鳥取道に乗って智頭インターで下りて国道53号にて津山市へ。道幅は広くてそれなりの交通量だ。津山インターで中国道に乗って岡山道経由で山陽道にて自宅には18時40分に着いた。とても充実した一日だった。
ただ残念なのはカメラのファインダーに日が射しこみ日焼けを起こして画面が緑のラインが・・遠視だと日が当たると液晶が焦げ付く事例があるようだ。メガネを外した時に遠視用に調整したので焼けたのだろう。修理代が怖い。

地図 出典 国土地理院
備考 わかさ氷ノ山スキー場は平日の駐車料金無料でした。前回同様にリフトはスキーを履いていなくても上りはOK。下りは不可でゲレンデの隅を歩いて下りることになります。三の丸から山頂にかけては広大な雪原なのでホワイトアウトに注意。
garminconnect
装備
靴:モンブランプロGTX
ザック:ニルバーナ プロ35L
その他 12本アイゼン(カジタックスLXB12・使わず)・ピッケル・GPS(fenix5x+oregon400t)・ツエルト・携帯トイレ等