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令和3年(2021)  4月22日 車 単独

伯州山1044.9m 中国地方 岡山県/鳥取県

天気:晴れ

登り 人形峠(6:10)→高清水高原・東屋(7:05)→丸山分岐(8:55)→展望台(9:05)→伯州山(9:45)

下り  伯州山(9:45)→赤和瀬登山口(11:20)→未舗装林道(11時半)→登山口(11時40分)→丸山分岐(13時)→高清水高原(14:15)→人形峠(14:50)

行き 中国道(~院庄)→国道179号→国道482号→(人形峠の道標のところで左へ)→人形峠(駐車場)

帰り 人形峠(駐車場)→国道482号(岡山県側へ下りて人形トンネル方向(鳥取県側へ)→人形トンネル→国道313号→国道482号→(内海峠)→国道482号→(江府町)→国道181号→国道180号→国道180号→道後山のふもと経由で庄原へ
関西に住んでいたころはそこまで珍しくはなかったイワウチワ。伯州山のレポートを見ていると久しぶりに逢いたくなって少し遠いけれども平日休みの木曜日に白秋山に登ることにした。遠いけれども泉ケ山、角ケ仙や三ケ上など一時期みまさか地方の山にはまっていたこともあってアプローチには苦労しなかった。前日20時45分に自宅を出発して尾道松江道三良坂インター経由で中国道へ。大佐サービスエリアで仮眠した。

3時半に起床して4時半に出発した。5時10分、院庄インターで下りて国道179号を北上した。道の駅 奥津温泉でトイレ休憩。何度かオフでの集合場所として利用したことがある。泉ケ山に登った時に紅葉が素晴らしかったことを思い出す。人形峠の手前で「←人形峠↑倉吉 三朝」の道標がでてくるのでそこで左折し人形峠へと向かう。狭い一車線路かと少し不安はあったが二車線路で心配する必要はなかった。5時45分、人形峠に着いた。舗装された広い駐車場がある。登山者の車は一台も停まっていない。立派なトイレもある。

この前の小五郎吉和冠山縦走オフで水分がギリギリだったので3.5リットルだったのを今回は4リットル持参。アップダウン・距離ともにだいぶん少ないので足りるだろう。

6時10分、出発した。トイレの裏側の道路に大きな看板で「高清水トレイル」とあり「←高清水高原まで約30分、1.6km」の看板もありここから登っていく。登山届ポストもある。コンクリ道を進むと三本の杭で車止めゲートをしてある。6時20分、右手に弘法大師石像がある。

右手は原燃の敷地でフェンスがめぐらされている。右手に白い花をつけた樹木がある(葉っぱの基部がハート形で飾り花が5枚に別れているのでオオカメノキかな、ヤブデマリだったら装飾花の花弁は4枚が多い木くて1枚小さいはず・・素人調べによる)。山桜?はさすがにほとんど葉桜いなっている。野鳥がとても賑やか。大万木山の時もすごかったけどこちらもすごい。

6時40分にコンクリ道は終わり。ここからウッドチップが敷き詰められた登山道となる。時々丸木で作られたイスがある。少しずつ登っていく。左手にもちろん植林だろうがカラマツがある。6時45分、清水 標高八四八・五mとある。左に進むと尾根上を歩くようになるのかな。登山道は稜線の右手を進む。「←トレイル入口1.1km 高清水高原0.5km→」とある。少しだけ傾斜が大きくなり木の階段道がジグザグに付けられている。たまに葉っぱをつけた木がある。6時55分、稜線の上にでてきた。左手が植林になった。まだ花は着けてないけれどマルバフユイチゴの葉っぱがたくさんある。

7時05分、しゃれた東屋がでてきた。レポートでよく見る。このあたり草原状になっていてとても見晴らしがいい。振り返ると30代の頃何度か登った泉ケ山が見えている。東屋からひと登りで「高清水高原 標高九五〇m」の道標の立つピークに着いた。西に蒜山が見えている。伯耆大山も見えるが上はガスの中で山腹しか見えない。

この先で道が右にカーブする。「二等三角点 大畝0.4km→」の看板がある。この先で電線が横切っている。このあたりも稜線上で笹の草原だ。下ってゆき鞍部から登り返しになると樹林帯へと入った。ただ木々はまばらで葉っぱをつけてないので明るい。大畝山山頂手前になると再び草原状に。開放感あふれとても爽快だ。北には日本海が見えている。南には山並みが見えている。7時35分、大畝山山頂に着いた。ここにも立派な看板がある。

ジグザグ道を下りて下っていくと左に車道が見えている。車道の終点のようだ。あまり標高差のない登山道を進んでいく。7時50分、鉄塔の電線が横切っている。すぐ北に鉄塔がありそちらにいくと日本海側が良く見える。「←2等三角点大畝0.5km 御林山0.7km→」の看板がある。朝もやが取れてきて霞がかっていた空が青空に。「ブナの原生林→」の看板のところから登りになった。若いブナが多いが時に大きなブナも。枝を上に伸ばしている。ここも豪雪地帯だけど福田頭のようにクネクネした枝はあまりない。先日登った小五郎山~寂地山にかけてのブナに恰好が少し似ている。登り一辺倒だけど傾斜はそれほどでもなくてブナ林の雰囲気を楽しみながら歩くことができる。

ピーク手前で右にカーブする。左に植林がでてきたがすぐ終わり、両側ともブナブナブナ。8時15分、「←ブナの原生林」看板がでてきた。ここで終わりのようだ。終わったところが御林山1026mだ。ここは周囲が木々に囲まれている。いったん下って前方の新緑がとれもきれいな丸いピークを目指す。1031mピークへの鞍部あたりに大きなブナがある。とても立派だ。ミヤマシキミのつぼみがあるので広角で狙うがうーんうまく撮れない。ブナの上の方は葉がでてきている。場所によって気温が違うからか?。このあたりもブナが多い。木の階段道もある。

8時45分、池川山1030mの看板がでてきた。地図では1031mとある。この先笹の総げになった。太陽にハロができている。しばらく高原歩き。8時55分、分岐を示す看板があり右へ行くと丸山とある。赤和瀬登山道で下りて丸山経由でここへ戻ってきて人形峠に戻る予定だ。草原状の稜線が続く。前方にレポートでよく見る展望台が見えてきた。神坂峠から恵那山を登った時の笹の稜線を思い出す。同じ草原の稜線だけれどちょっと違うようにも思うがなぜだろうか。池川山からブナの谷頭までが特にいい雰囲気だ。

キケマン・タチツボスミレ・ニョイスミレ(?)と小さな花々。草原の稜線にぽつんと展望台が立っているのはメルヘンチック。象のような恰好になった木、切株に落ちた種から成長した幼木・・面白い。その展望台には9時05分に着いた。もちろん上がってみる。

9時半、霧ケ原1049mの看板がでてきた。この先で植林帯へ。少しぬかるんだところがある。ここを過ぎると再び展望が良くなり那岐山、三国山などが見える。滝谷登山道を下りて丸山へ登り返して人形峠に戻る予定だ。下りる予定の谷と登る予定の尾根どちらも見えている。

9時45分、分岐がでていた。左が伯州山山頂、右が赤和瀬駐車場と看板にある。左にすぐ少し歩くと伯州山山頂だ。人形峠から少し登ったところでトレラン風の男性の団体が追い越して戻っていったがそれ以外誰にも会わず。山頂にも誰もいない。予想外の独り。

うっすらと伯耆大山の山頂までが見えるようになってきた。先は長いので景色を楽しみ赤和瀬駐車場とある方向へと下っていく。ショウジョバカマが咲いている。ここまでにも数株咲いているのを見た。5分ほど下ると避難小屋がでてきた。伯州山荘とある。修理中のようだ。正式登山道の左に「このルートは正式な登山道ではありません」との看板がある。バリルートだろう。今回は初めてなので正式ルートを歩く。バリルート入口の右側の谷への登山道を下りていく。

きれいなカタバミ・ショウジョバカマが咲いている。稜線ではあまり見なかったカタバミがたくさん咲いている。谷に流れ込む沢にはネコノメソウも。10時20分、右手に少し大きな滝がでてきた。登山道を横切る沢を横切る。10時40分、左手にイワウチワがでてきた。男性が登ってこられた。今年は例年より1週間早いようだと話される。終わりかけだけどいくつかイワウチワが咲き残っている。見れただけでも良かった。

熊出没注意!の看板のところで分岐して上へと続く道があり少し登ってみた。11時10分、林道になった。イワカガミが咲いている。イカリソウも。11時20分、登山口まで下りてきた。こちらにも舗装された立派な駐車場がある。トイレもある。ここでトイレ休憩。バス停がある。バスを利用したら往復しなくてもいい方法があるのかな。

道路を人形峠方向へと歩いていく。道標には人形峠駐車場7.5kmとある。一つ目の橋を渡って右手に赤和瀬神社を見送り二つ目の橋、ぶなのたにはし(橅の谷橋)を過ぎたところで道路を離れて右(北)の林道へと入っていく(11時半)。未舗装林道だ。11時35分、右手にコンテナで作られた作業小屋がある。

11時40分、左手に登山道が尾根に付けられている。ピンクリボンがついている。火の用心の黄色い看板がある。急な取り付きを越えるとふつう?に急な登りとなる。雰囲気はとてもいい。タムシバが白い花をつけている。右前方にはさきほど登った展望台が見える。急な登山道を登り終えると左から尾根が合流した。新緑がとてもきれい。右手は植林。12時15分頃になるとブナがでてきた。この先より激登り。下りには使いたくないなあと思うような急傾斜。12時40分、斜度がようやく落ちてきた。12時50分、岩場がでてきた。道がしっかりついている。岩場をすぎると丸山のピークだ。展望はない。ここからほぼ平坦な道になりウッドチップが敷き詰められている。ブナの林といった雰囲気。13時、本道分岐前に着いた。ここで昼食タイム。ここで赤和瀬登山道で話をした男性が下りてこられた。丸山への登山道は初めてだとのこと。

13時15分、稜線に付けられた本道を人形峠を目指して進んでいく。朝の霞がすっかり取れて青空がとてもきれいだ。13時40分、御林山に戻ってきた。ここからブナの原生林へ。青空の下の草原歩きはとても気持ち良い。13時55分、鉄塔のところを通過した。大畝山への登りにさしかかったあたりで右前方に伯耆大山が見えてきた。谷筋に雪が残っている。14時05分、大畝山に着いた。山並みが朝よりくっきり見えている。泉ケ山もくっきり。14時15分、「トレイル入口1.6km」の看板が出てきた。14時15分、高清水高原の看板のあるピークに着いた。東屋の脇を通って14時半、コンクリ道にでてきた。14時50分、駐車場に戻ってきた。歩きたかった伯州山&高清水トレイルを歩くことができた。イワウチワもみることができて満足。建物の脇に植栽だろうがオキナグサがたくさん咲いていた。

15時05分に車で出発した。人形峠のバイパスに戻ってそこから人形トンネルで鳥取側へ。国道482号から国道313号、再び国道482号で蒜山の南側を通って蒜山インターを過ぎ、内海乢を越えて国道181号へ。あとは大山に行くときに何度か利用した道で安心。ここまでの道もいい道で離合を気にする必要もない二車線路だった。このあと道後山のふもとを通って庄原から三次まで一区間だけ高速を利用して19時05分に自宅に帰った。時間はかかるがこの道を利用した方がだいぶん高速代が安くつく。

地図 出典 国土地理院

備考 帰路、人形峠から鳥取経由で地道(庄原~三次間のみ高速道)で4時間だった(道路は良し)。岡山側からだと中国道院庄インター経由で・コンビニは郊外にはなし、奥津温泉と道の駅がある。

garminconnect

装備 

靴 シリオ P.F.46

ザック グレゴリーZULU40

その他 水分4リットル(残1リットル強)・ダブルストック(カリマー)・GPS(fenix5x+oregon400t)



































































































あいうえお












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