令和3年(2021) 9月23日 車 4人(Smoke57さん・minaeさん・Mitz@さん)
高岳1054.1m 中国地方 広島県
天気:曇り時々晴れ一時小雨
アクセス 中国自動車道戸河内インターから国道191号(2台を恐羅漢山登山口駐車場に置いて高岳登山口へ移動)
コースタイム 高岳登山口9:05→高岳8:50→高岳・百本松分岐9:25→撤退地点9:35~10:20→高岳・百本松分岐10:35→高岳11:15→高岳登山口12:05

Smoke57さんから恐羅漢山でのオフのお誘いを受けた。以前から縦走したかった高岳~野田原の頭~台所原~恐羅漢山を歩いてみたいが紅葉にはまだだいぶん早いし最近ロングを歩いていない自分についていけるのかどうか?笹がだいぶん茂ってそうだし。でも話し合ってせっかくだから縦走をやってみようと予定通り高岳~野田原の頭~台所原~恐羅漢山オフとなった。場合によっては野田原の頭から下山することもできる。
午前6時に戸河内の道の駅に集合だ。早朝4時15分に自宅を出発して5時15分に集合場所へ。みんなそろったところで牛小屋の恐羅漢山登山口駐車場へ。車が数台停まっている。この前の日曜に登った時と比べると車は少ない。
二台の車に分乗して高岳登山口へ。聖湖北側から湖畔の道路に入って登山口の前にある道路のふくらみに車を停めた。3,4台停めることができそう。車は停まっていないし湖畔を走る車もない。ひっそりしている。準備を済ませて8時に出発した。高岳登山口の道標のところから登っていく。
前回はSmoke57さんとナイトハイクで高岳に登って雲上のご来光を眺めて十文字峠経由で田代へ下りた。このコースもとてもよかった。今回のコースは以前からずーっと歩きたかったコースだ。コナラなどの美しい木立の中の登山道だ。野鳥が鳴いている。ソウシチョウは分かるけど他のは分からない。亀さんがマムシ4匹が団子になって日向ぼっこしていると・・なかなか逃げないみたい。いくつか急な登りを経て8時50分高岳山頂に着いた。アキノキリンソウが咲いている。ススキ原の向こうに聖湖、その向こうに深入山が見えている。その左には臥龍山(苅尾山)。気温は20度ほどで風もあって暑がりの自分にとってはいい感じ。今日は晴れ予報だったけれども意外と雲が多い。朝の雲だろうし時期に晴れるだろう。
9時05分、出発した。とっても雰囲気のよい尾根歩きが続く。前回熊を目撃したところだと話す。9時25分、高岳・百本松分岐に着いた。ここから私がまだ歩いたことのないルートだ。思いのほか道が良いけれどこのあたりだけとのこと。5分ほどすると激下りだ。9時半、頭が赤く塗られたポールがさしてある。この先から登り返していく。笹が登山道を覆っているところもあるが登山道を見失うほどではない。このあたり大きなブナが点在していて素晴らしい。
9時40分、振り返ると聖山あたりだろうか少しだけ色づいた山が見えている。この4,5日でも色づきが進んだような。ただまだまだ紅葉には早い。「一四七」とある石杭と赤色のプラスティックの杭がさしてある。この先もいい感じの尾根歩き。ほぼ水平の道が続いた後少しずつ下っていく。前方に大きなブナがある。先行者がいいなあという感じで触っているのが見えた瞬間、「痛い痛い」といって先へと走って行った。
何事かと思ったらスズメバチが襲っている。幹と枝の間にぱっとみたところ20匹以上入る。後方を行く私ら2名はいったん少し右の山腹へと迂回して合流した。みんなポイズンリムーバーを持っていて4個で吸引する。4か所刺されていた。吸引力は少ないのかなあと話しているけど結構浸出液や血液を吸収している。みんなで虫刺され軟膏を塗った。これはもう撤退。スズメバチには刺されたことがないとのことでアナフィラキシー症状もなくまずは安心だけれども戻らないといけない。10時15分、スズメバチの群がるブナの大木を北側から(左から)迂回して山腹を通って通過した。無事通過できた。ブナをみると相変わらずスズメバチが警戒している。このあと10時23分、石杭とプラ杭のところを通った。
10時35分、分岐まで戻ってきた。やれやれ。11時15分、高岳山頂に着いた。ここまで先頭を行くSmoke57さんすごい数のマムシを見ている。藪漕ぎだからストックはもってこなかったけれどもこの時期には必要だ。11時20分、下山をして行く。だいぶん下りて小川沿いに歩いていく。トレラン風の男性が下りてきた。聖山から周回してきたのだろう。木橋(ひらきはし)を渡る。12時05分、登山口まで戻ってきた。
この後恐羅漢山の登山口(牛小屋)へと戻ってみんなで昼ごはんを食べて解散となった。14時20分に車で出発して自宅には16時05分に着いた。痛みはあるけれども発赤もそれほどでもなくまずは一安心。だけど帰った後、病院で診てもらった方がいいだろう。この時期はマムシにスズメバチが怖い。特にスズメバチには何度も追いかけられたり頭突きされたことがある。
今回、誰が刺されてもおかしくはなかっただろう。エピペンがあればいいが(→念のためという意味で)・・・。

地図 出典 国土地理院
備考
garminconnect
装備
靴 シリオP.F.421-GTX
ザック グレゴリー ZULL40
その他 ハイドレーション(3リットル)・ポイズンリムーバー・GPS(fenix5x+oregon400t)・OM-D E-M5 Mark II

高岳登山口を出発。高岳・百本松分岐を経由して野田原の頭へと進む予定。

見覚えのある小屋

木橋を渡て山を登っていく。

キノコ

もうすぐ高岳山頂。

山頂より聖湖と深入山

聖山への縦走路を歩いていく。高岳・百本松分岐にて縦走路を離れて右へ。

ぐんぐん下る。

そして登り返し。

踏み跡がある。

いい感じの稜線歩き。

大きなブナがある。ところがスズメバチが来襲して一名刺されてしまった。

全く気付かなかったが左後ろにスズメバチがたくさんいた様子。

ポイズンリムーバーで吸引して軟膏を塗って撤退中。

分岐まで戻ってきた。

高岳山頂まで戻ってきた。マムシもとても多いので足元に気をつけながら歩く。

もうすぐ高岳登山口に戻る。

高岳登山口に戻ってきた。

このあと車をデポしておいた恐羅漢山登山口(牛小屋)へ移動して昼食。

スキー場の下にて。

まだ縦走するには時期的に早かったのではなかろうか。マムシにスズメバチ。せめて11月に入ってからの方が良かったのではと思われた。