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令和3年(2021)  1月15日 車 単独

伯耆大山(夏山道往復) 1729m 中国地方 鳥取県・・・夏山道往復・現実とは思えない様な素晴らしい朝焼けでした。

天気:晴れ

登り 南光河原駐車場(4:30)→阿弥陀堂前→三合目(5:05)→六合目避難小屋(5:40)→山頂部・山頂避難小屋(6:50)

下り  山頂部・山頂避難小屋(7:25)→六合目避難小屋(8:00)→三合目(8:30)→南光河原駐車場(9:10)

行き 国道375号→尾道道(三良坂~)→中国道(~庄原)→国道183号→県道46号→国道181号→桝水高原→南光河原駐車場

帰り 南光河原駐車場→桝水高原→国道180号→県道46号→国道180号→国道183号→(庄原~)中国道→尾道道(~三良坂)→国道375号
年末年始からほぼずっと冬型で荒れ模様だった大山にようやく晴れ予報がでた。幸い代休をもらうことができた。予報では朝方の方がよさそう。大山のご来光ファンとしては好都合だ。

前日は午後から広島市内方面に出張なのでいったん自宅に帰って夕食を食べてから19時15分に自宅をでた。いつも通り国道375号を北上して尾道松江道三良坂インターから中国道庄原インターまで高速を利用。凍結や雪道が心配だったのでそのまま溝口インターまで高速も考えたが広島道路ナビ㏋でライブカメラを見る限り地道でも問題なさそうなのでやめた。

備後落合辺りまでくると昼間に雪融けしてできた氷で凍っていたりして運転に気を遣う。鳥取広島県境の峠も除雪されていた。黒坂で国道180から県道46号へ。矢倉峠も除雪されていた。

溝口で国道181号へ入って県道45号から南光河原駐車場へ。凍結はあるも除雪してあり問題なく22時15分に着いた。地元の方の車が結構停まっているが登山者らしき車もまずまず停まっている。窓に目張りをして(これをするとだいぶん寒さが違う)、蓄熱式コードレス電気あんかをシュラフに入れて(これでさらに快適。でも寝過ごすことが多くなった)早々に就寝した。

ぐっすり寝て3時前には起床した。3時半だというのにすでに満車でびっくり。かなり早めの朝食(サーモス ご飯が炊ける弁当箱+ふりかけ)を食べた。駐車場は冬季有料になるがまだ集金の人はいないので下りてきてから払うことになる。三脚を忘れてきたので予備の三脚を使うことにした(残念)。ストックは荷物になりそうなのでもってゆかずピッケル+12本アイゼンで登ることにした。カンジキはもってこなかったが前日の天気気温よりいらないだろうと判断。水はポカリ一リットル。もちろんツエルト・エマージェンシーシート・携帯トイレは持参。3時45分に出発した。

すぐにアイゼンを着けるので手に持って登山口へ。ここでアイゼンを着けて登っていく。3時50分、夏山道に合流した。道標がかなり雪で埋まっている。今回初めて使うペツルのヘッドライトアクティックコアは明るさ中でこれまで使っていたジェントスのと同じくらいの明るさだ。もちろん予備は毎回持参している。

4時に阿弥陀堂前に着いた。テーブルとイスは雪の中だ。トレースがついているところはツボ足でも沈まないが外れると膝まで沈むことも。4時半、頭上注意の木の根っこのところを通過。階段は雪の中だ。4時半、三合目を通過。ここからぐんぐんと標高を稼いでいくが特に雪道の時はまっすぐ直登なので一層キツイ。4時55分、五合目道標がでてきた。ただここから六合目までが意外と長い。木々にこんもり塊になった雪が載っている。昼間になると落ちてきそう。いろんな形をしている。5時10分頃から木々が少なくなり雪面になってきた。これが本来の冬の大山だ。5時15分、六合目避難小屋に着いた。だいぶん埋まっている。入口付近は除雪してくださっている。休んでおられる方によるとドアが凍っていて開かないとのこと。ここで後ろから登ってこられた男性と一緒に登ることになった。大山のナイトハイクははじめてとのこと。関西の方で金剛山等懐かしい話を聞かせてもらう。

風がでてきたので寒い。六合目から15分程上がったところでハードシェルを着た。風でザックが飛ばされぬようピッケルで固定した。雪面表面が凍っているので飛ばされると落っこちて見えなくなってしまうだろう。表面は凍っておりアイゼンが良く効く。この辺りから新雪モフモフの雪もあり。5時40分、落石に注意してくださいの看板がでてきた。雪道なのでひたすら直登でまだまだ暗いので大山北壁は見えず我慢のまっすぐ激登りが続く。

5時45分、草鳴社ケルンまで登ってきた。霧氷は日中の暖かさと風で飛ばされたのかあまりついていない。風雪とキャラボクが作った自然の芸術が暗闇もあって神秘的。暗闇の方が雰囲気がでて趣がある。トレースにそってポールを刺してくれていとても心強い。5時55分、看板が右手に出てきたが前に雪がかぶさっていて見えない(後で確認すると八合目道標と大山トイレ事情の看板だった)。


3分ほどあるくと左手に文字が消えた看板がでてきた。ここは霧氷で顔のようになるけど霧氷は着いておらず。6時に雪の上に木道の跡が残ったところを歩く。そこから2分ほど歩くと「植生保護のため木道を下りないでください」の看板がでてきた。すでに周遊路の下の分岐は過ぎたことになる。

前回はガスガスで何もみえなかったがガスはなく星空が見えている。ただ少しガスがあるのが気になるが。山頂の避難小屋に着いた。団体さんが休んでおられる。新型コロナが怖いのでなるだけ小屋には入りたくないので入らず6時15分、石碑のところに着いた。暗闇の中少しオレンジ色になった東の空をバックに剣が峰がシルエットになっている。石碑から少し離れたところでご来光を待つ。

気温はマイナス4度。日の出までまだだいぶんあるので真っ暗。6合目で一緒になった奈良の男性と山話で盛り上がる。新型コロナが終息したらぜひ大峰台高山系にひさしぶりに登ってみたい。だんだん東の空がオレンジ色に染まってきて剣が峰がシルエットに。ところがご来光のタイミングで笠雲がでてきてうーん残念。ただ稜線を右から左へと乗り越えるように流れるガスがとてもきれい。そうこうしていると太陽がでてきてオレンジ色に山肌やガスが染まって現実とは思えない様な光景に。小屋を見るとブロッケンが。1時間半以上滞在して8時に下山を開始。こんなすごいのを見せられたら下りれない。

登ってくるハイカーはぽつりぽつり。時々スキーヤーがいるのはうれしい。去年は雪がなくてほとんどいなかった。六合目避難小屋でハードシェルを脱いでちょっと休憩。男性が動画用カメラを片手にスキーで滑っていった。すごい。断りを入れて写真を撮らせてもらった。

3合目を過ぎると少し登ってくる人が多くなり距離をとれなくなりそうなのでマスクを常時着用。この前購入したJINのメガネは曇り止め加工してあるので曇らない(ただ濡れるとだめのようで曇ってしまった)。阿弥陀堂前でアイゼンを外した。10時10分に南光河原駐車場へと戻ってきた。受付で駐車料金1000円を払って車へ。ここで奈良から来られた方とあいさつ。素晴らしい光景にとても感激しておられた。ポカリはほとんど飲まず・・意識して飲まないといけないのだが。

ご来光はみれなかったけれども素晴らしい光景をみることができ満足満足。大山は毎回登るたびに感動させてくれる。10時35分に出発して自宅には13時50分に着いた。

地図 出典 国土地理院

備考。

garminconnect

装備 

靴 モンブランプロ

ザック:ニルバーナ プロ35L

その他 12本アイゼン(カジタックスLXB12)・ピッケル・GPS(fenix5x+oregon400t)・ツエルト・携帯トイレ等



3時45分に出発した。

トレースにそってポールを刺してくれていとても心強い。

6時15分、石碑のところに着いた。

暗闇の中少しオレンジ色になった東の空をバックに剣が峰がシルエットになっている。

ご来光のタイミングで笠雲がでてきてうーん残念。

稜線を右から左へと乗り越えるように流れるガスがとてもきれい。

小屋を見るとブロッケンが。




1時間半以上滞在して8時に下山を開始。

登ってくるハイカーはぽつりぽつり。時々スキーヤーがいるのはうれしい。去年は雪がなくてほとんどいなかった。

六合目避難小屋前でハードシェルを脱いでちょっと休憩。

男性が動画用カメラを片手にスキーで滑っていった。すごい。断りを入れて写真を撮らせてもらった。

山の神さん


やがてブナ林の中に入った。

登山口に戻ってきた。

10時10分に南光河原駐車場へと戻ってきた。ご来光はみれなかったけれども素晴らしい光景をみることができ満足満足。
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