令和2年(2020) 11月05日~06日 車 単独・・・天気に恵まれた燕岳
燕岳2763m(北アルプス) 日本アルプス・八ヶ岳 長野県
1日目:快晴 2日目:曇り時々晴れのち曇り
登り 第一駐車場(7:00)→燕岳登山口(7:10)→第一ベンチ(7:50)→第二ベンチ(8:20)→第三ベンチ(8:55)→合戦小屋(10:30)→燕山荘(11:50)
下り 燕山荘(7:25)→合戦の頭(8:00)→合戦小屋(8:10)→第二ベンチ(9:15)→第一ベンチ(9:30)→燕岳登山口(9:55)→第一駐車場(10:00)
行き 尾道松江道→中国道→名神道→中央道→長野道(~安曇野インター)→県道327号→燕岳登山口第一駐車場
帰り 燕岳登山口第一駐車場→県道327号→長野道(安曇野インター~)→/→山陽道
前夜発で初冬の燕岳に登ることにした。今回は燕岳テント場が小さいので混むだろうとテント泊は最初から考えず、最初から小屋泊り二泊三日の予定で中日でうろうろしようかとの予定を立てた。天気の関係で一泊になったが一日目は快晴で素晴らしい展望を楽しむことができた。
前日、仕事が終わって17時半に車で直行するも山陽道が事故で通行止め・・やむなく尾道松江道で北上して中国道経由で長野道へ(かなりの遠回りになってしまった)。いつもどおり?駒ヶ根SAで食料品を調達して安曇野インターでおりて県道310号→国道147号→県道25号で県道327号の中房線へ。
宮城ゲートをすぎて山の中へ。予想通りというか当然ですが氷点下(スタッドレスを装着)でした。クネクネと長い。冬季になると宮城ゲートで車両通行止めになるので冬季は登山口まで12km歩かないといけない。3時10分に第一駐車場に到着した。平日なのでまだまだかなりの余裕がありました。2時間ほど仮眠。
6時頃になると車が続々やってくるがまだ余裕あり。7時に出発して中房線を10分歩いて登山口へ(手前に登山届を出すところがあり)。小屋に温度計があり0度。周囲に雪はないものの少し山を見上げると新雪でうっすらと雪化粧をしている。
天気は想定外の快晴で黄葉したカラマツがとても美しい。2年前、この時期に登っているがこの時も感動した思い出がある。右手奥に大きな山が見えている(東餓鬼岳)。雪化粧をしているが雪山♪という感じではない。少し白いだけ。
7時50分、第一ベンチに着いた。ここは標高1670mほど。このあたりから登山道の周囲が雪化粧になった。合戦小屋へのケーブルの下を通って8時20分、第二ベンチに着いた。ベンチから少し登ると右手に真っ白な雪山!が見えてきた(後で調べると、横通岳・東大天井岳でした)。そしてその右手に手前の山を隔ててほんと真っ白けの山(大天井岳)が見えている。さらにずーっと左を見ると富士山が見える。
8時55分、第三ベンチに着いた。かわいらしい小さな雪だるまがある。カラマツで黄葉した山の向こうに八ヶ岳が見える。9時45分、富士見ベンチに着いた。中房温泉3.1km・燕山荘2.4kmとある。だいぶん近づいた。登山道はうっすら雪化粧をしているが新雪なのでそれほど滑らないが岩場がでてきたし合戦小屋から上はつけた方がいいだろうしと10時10分チェーンスパイクを装着した(標高2300mで合戦小屋の手前あたりになるようだ)。
快晴の下の白銀の大天井岳がとてもすばらしい。
10時半、合戦小屋に着いた。今は週末のみ営業で閉まっている。小屋の人らしき方々が集まって挨拶をしている。合戦小屋から20分ほど登ると左手に槍の穂先が見えてきた。ということは今なら稜線にでると槍穂高がばっちりなはず。この先、笹原に灌木がちらほら。森林限界あたりかな。右手に針ノ木岳が見えている。森林限界を越えると高山雰囲気ばっちり。前方右手に燕岳が見える。稜線からとはぜんぜん姿が違う。
11時10分、槍ヶ岳に加えてその左にある中岳も見えてきた。白銀の峰々だ♪。右手と奥に真っ白な鹿島槍ヶ岳が見える。その左には旭岳(白馬のとなりにある)。下りきたかたに稜線からは絶景で裏銀座・槍穂高がばっちりと教えてもらって休憩せず頑張って登っていく。
11時35分、穂高連峰が見えてきた。こちらも真っ白。鹿島槍の白さとはまた異なる。岩と雪という感じか。テント場前を通過し、11時50分、稜線に着いた。ちょうど燕山荘の北側になる。すごい絶景。見えるはずの山が全部見えている。それも雪化粧をしていて白銀の峰々になっている。
チェーンスパイクを外してマスクをつけてもってきたゴーツートラベル適用のための印刷した書類をもって小屋の中へ。手続きを済ませて44番に案内された。二人ユニットを一人で使うところに案内された。とても快適。靴・スパイクも置き場がありそこに置いた。生ビールとカレーうどんを食べて少し休憩。寝るとまず起きれないので寝ない。
13時半にせっかくなので燕岳に登ることにした。写真を撮っているとへりが来ると知らされる。何回も往復していた。ポシェットの温度計は0度だ。微風で快晴でコンディションばっちりだ。鹿島槍の左肩に白馬岳が見えている。後立山は白さが違う。真っ白だ。14時15分、めがね岩を通過。
14時20分、山頂に着いた。誰もいない。しばし堪能。立山&剣岳が見える。せっかくなので北燕岳に向かう。それほど標高差のない稜線を歩く。雪紋がとても美しい。14時45分、北燕岳に着いた。何人かおられたが皆さん戻っていかれてこちらも独占状態。少し休んで14時50分に引き返す。燕岳はう回路を使って15時40分、イルカ岩の脇を通って15時45分に小屋へと戻ってきた。ポシェットの温度計は0度。天気予報は土曜日が悪くなっている。二泊予定であったが一泊に変更した。
16時半に外へ出る。美しい夕暮れを楽しみ17時半から夕食。隣に座った方がなんと同じ団地に住んでいたことがあるというびっくり。確率的に言えばどのくらいなんだろうか。大いに盛り上がり。この後、部屋に戻り爆睡。消灯前に寝てしまった。
良く寝たので5時前には目が覚めてしまって外へ出る準備をする。朝食は5時半。夕暮れを見に行った時めちゃめちゃ寒かったのでかなり着込んで外へでたのでじっと落ち着いてカメラを構えてられた。朝焼けや美しい富士山などを楽しめたが肝心のご来光は雲が多くて見れずこれは残念だった。
朝食を食べてコーヒーを注文しのんびり。ただ今日は崩れてくるようだし広島まで帰らないといけない。7時25分、下山を開始した。どんよりした天気だ。西の方は怖さを感じるような不気味な雲。雲の間からの日光がスポットライトのように松本あたりを照らしていて面白い。5分ほど下りたところで暑いので脱いで二枚だけに。8時に合戦の頭を通過。8時10分、合戦小屋に着いた。8時半、富士見ベンチに着いた。道標のところにアヒルの人形がある。誰かのザックから落としたのを置いているのかな。
8時50分、暑いので手袋を脱いだ。ポシェットの温度計は10度(体温で暖かくなっているのもあるのだろう)。暑いはず。もういらないだろうと9時05分に外した。風が強くて風の音がする。雪が降ってきた。このまま本降りになると下では雪になるかもと少し急ぐ。でもすぐやんだ。9時15分、第二ベンチ。9時半、第一ベンチ。あと1kmだ。9時55分、登山口に着いた。10時に駐車場へ。下山した車で空いているのか。空きが少しある。今日も充実した山歩きを楽しめた。このあと有明荘で温泉(一番風呂だった)で疲れをとって10時50分に有明荘を出発して広島の自宅には18時25分に帰った。

現在 2020/11/05
地図 出典 国土地理院
備考 初冬の平日なので第一駐車場は朝になってもまだ空きがありました。中房線は狭いが要所要所に待避帯あり。新型コロナの影響で小屋に入る場合はマスク必須・泊まるときには感染防止のための用品を持ってくるようにとの指示があり。
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装備
靴 シリオ P.F.630
ザック グレゴリーアルピニスト50
その他 チェーンスパイク・10本アイゼン(使わず)・バラクラバ・ゴーグル(紫外線対策・・使わず)・エマージェンシーシート(いつも持参していますが)・ツエルト・キャンプシーツ(モンベル)・マスク・体温計(小屋から指示)ダブルストック(カリマー)・GPS(fenix5x+oregon400t)