令和2年(2020) 1月13日 車 単独 ☆作成中
伊予富士1756.2m 四国地方 高知県/愛媛県
天気:晴れ
登り 寒風山登山口(6:55)→桑瀬峠(7:45)→伊予富士山頂(9:30)→東黒森山頂(10:35)
下り 東黒森山頂(10:55)→伊予富士山頂(11:50)→桑瀬峠(13:40)→寒風山登山口(14:20)
行き 山陽道(福山西)→国道317号→しまなみ海道(向島~今治)→国道196号→国道11号→国道194号→国道194号旧道→寒風山登山口
帰り 寒風山登山口→国道194号旧道→国道194号→国道11号→松江道(いよ西条インター~)今治小松自動車道→しまなみ海道→山陽道(福山西~)

土曜日は呼び出し当番なので自宅待機。日曜は天気がいまいちなので月曜に大山・荒島岳・伊予富士・石鎚山系の二ノ森のどれかに登ることにした。予報を見ると北の方が回復が遅そう。荒島岳は予報を見る限り良い天気は難しそう。なので四国に遠征することにした。ただ左足の調子がいまいちなので稜線への登りが険しい二ノ森は次回として伊予富士に登ることにした。ただ伊予富士だけならあまりに早く下りてきてしまうので東黒森か自念ノ頭まで行ってみることとした。
前回同様に道路凍結が怖いので登山口の駐車場で車中泊することにした。前日の19時20分に出発してしまなみ海道へ。ところが事故渋滞で迂回して向島からしまなみ海道にのることになってしまった。でもその後は渋滞することもなく今治へ。今回は今治から下道を通って国道196号(下道)から国道11号へ。加茂川の手前の加茂川橋交差点信号で右折して国道194号を進んで寒風山トンネルへ。ところがトンネル手前になっても雪は全くなし。気温が高い(6度前後)。雪はともかく霧氷はあるのかなあとちょっと心配になってきた。
トンネルを過ぎてすぐに左折して左の道へUターンして入る。上がれど上げれど雪はなし。前回来たときは途中から雪が出てきたけれども昨日はあまり降らなかったのか。結局道路に雪がないまま22時半に駐車場までやってきた。すぐ先に一台車が上がっていてその車と合わせて二台だ。ただこの後何台か車がやってきて前回よりも台数は多くなった。連休ということもあるのかな。気温は0度。寒さ対策で窓に目張りをして23時には就寝した。
6時半に起床して準備を済ませて6時55分に出発した。登山口はUFOラインのゲートの右手にある。UFOラインは冬季通行止めなのでゲートは閉じてある。ザックが荷物で一杯なので最初からチェーンスパイクを履いていった。ただどう考えてもワカンジキは要らなさそうなので車に置いてきた。ピッケルは最初から持ってこず。12本アイゼンはザックに入れた。
桑瀬峠までの道では最初が険しい。ロープ場がでてきたりと急な登りだ。この後はうっすらと雪化粧をした登山道を右へ左にと登っていく。7時10分、東の空がオレンジ色に輝き始めた。もうすぐご来光だろう。山々がオレンジ色に照らされている。7時20分にご来光だ。
山が燃えるようにオレンジ色に照らされている。7時35分、左手に笹原がでてきた。前回もみた霜柱、今回もとても成長していて一部霜柱だらけになっている。後方左にはあらあらしい山肌が見えている。前方に前回登った笹ケ峰が見えている。霧氷が良く成長していてきれいだ。桑瀬峠手前までくると前方に寒風山が朝日に照らされてオレンジ色になっている。霧氷がついている。風がとても強くてゴーゴーと音が聞こえてくる。
7時45分、桑瀬峠に着いた。トレースがこれから向かう伊予富士、前回登った寒風山についている。ご来光登山だろうか。今回は伊予富士との道標の方向へ登っていく。1時間半とある。笹の稜線を歩いていく。レポートを見る限りは寒風山のような険しいところはなさそうだ。後ろを見ると寒風山がとてもかっこいい。右手には瀬戸内海が見えている。今治市街地や来島海峡大橋が見えている。左斜面が崩落したところの手前で稜線の上へと上がっている。7時55分、木々に霧氷がついてきた。風が強くて雲の中に昨日入っていたのだろう。このあたり風が強くて霧氷の破片が瀬戸内海側から吹きあがって落ちてくる。振り返ると寒風山、笹ケ峰、ちち山が並んでいる。このあと樹林帯へいったん入った。そこを出ると前方に笹のとても美しい草原の稜線が、その先に大きな山容の霧氷の山と化した伊予富士が見えている。天国のような稜線歩きだ。相変わらず顔が痛くなるほどの冷たい強風が吹くが天気はすっかり回復して青空だ。
前回よりは霧氷の発達は少し悪いもののそれでも充分見ごたえがあるほどに発達している。青空の霧氷を今回もみることができてラッキーだ。振り返ると寒風山が見えている。ここから見ると富士山のような恰好をしている。笹の稜線歩きが続く。歩くにつれてだんだんと伊予富士のどっしりとした霧氷に覆われた山が近づいてくる。左には太平洋が輝いている。山頂への登りの手前が草原帯になっている。
8時45分、山頂への登りに取り掛かる。ここからちょっと登りがきつくなる。ただ景色があまりにきれいなのでなかなか足が進まない。景色を見ているとフリーズしてしまう。9時05分、霧氷が発達してエビの尻尾ができている。このあと霧氷回廊へ。左に見える岩壁が霧氷で覆われている。振り返ると霧氷の向こうに寒風山。すばらしい。瓶ケ森にかかっていた雲がとれた。良く見える。黒森山やその左奥の石鎚山は厚い雲の中だ。
9時半、伊予富士山頂に着いた。途中で抜いていかれた夫婦連れがおられ挨拶をする。最高の天気で最高の景色を眺めることができていうことなし。9時40分に山頂を後にして東黒森へと行ってみることにした。ずーっと笹の稜線が続く。振り返ると伊予富士が見えるが鞍瀬の峠側から見る姿とは違って笹ケ峰のような感じに見えている。
左には太平洋が広がっている。寒風山から笹ケ峰へと歩いた時よりもくっきり見えている。伊予富士からは誰も歩いておらず。たぬきらしき足跡があるのみ。左側に特徴にある。亀の頭のような岩がでてきた。この上が東黒森山頂だ。
10時35分、東黒森山頂に着いた。だれもいない。看板の上には小さな雪だるまが作ってある。前方には自念ノ頭が見える。そこまで登るつもりだったが帰りが遅くなりそうなので断念。
10時55分に山頂を後にして伊予富士へと戻る。伊予富士を見ながら稜線を戻っていく。やがて寒風山や笹ケ峰も見えていた。前回は雲がかかっていた赤石山系も見えている。積雪は2,3センチでほんのちょっとなのですぐに溶けるだろう。11時50分、伊予富士山頂に戻ってきた。おなかが減ったのでここでカップ麺を食べる。松山から来れたという男性と話をする。やっぱり話題は雪が少ない。瀬戸内海が良く見えていて野呂山も見えている。ほかの山の同定は難しいが野呂山はすぐにわかった。石鎚山にかかっていた雲がとれてきた。とても荒々しい。
12時15分伊予富士山頂を後にして桑瀬峠へ。草原まで下りて伊予富士を振り返ると日が当たった霧氷の山肌がとても美しい。下でじっと立ち止まっている人がいたがその気持ちがわかる。笹の稜線を歩いて13時40分桑瀬峠に着いた。ここから登山口へと下りていく。すでに雪が溶けているところも多くチェーンスパイクを外した。日影は雪が残っていて圧雪状態になっているところもあり少し気を遣う。14時20分、登山口まで戻ってきた。
14時半に登山口を出発してモンベルによって自宅へは17時50分に着いた。今日も晴天の霧氷を見ることができてとてもとても満足。かっこいい険しい山並みを眺めることができるものいい。

地図 出典 国土地理院
GPXデータ
アクセス:西条市側からは国道194号を南下し寒風山トンネルを過ぎてすぐに左に並走する国道194号旧道(狭いところもあるが待避所が各所にあり)に入る。旧道へ入るところのマップコードは172
155 004*53。
駐車場:舗装駐車場で開放的。マップコードは172 152 549*86
トイレ:冬季閉鎖していました。
日帰り入浴温泉:
備考(その他):冬季も除雪している様子(ネット情報)
garminconnect
装備
靴:モンブランプロGTX
ザック:バーサライトパック40
その他: ODアルパイングローブ(M)・GPS(fenix5x+oregon400t)・ツエルト(ライペンスーパーライトツエルト2)・モンベルチェーンスパイク・12本アイゼン(使用せず)・携帯トイレ