令和2年(2020) 5月07日 車 単独
岩倉山1022.5m 中国地方 島根県
天気:晴れ
登り 恐羅漢山登山口(8:00)→夏焼峠(8:40)→中ノ甲林道(9:15)→作業道分岐(9:20)→(コースアウト)→稜線(10:45)→ホタノコヤ谷分岐(10:50)→天杉山(11:10)→岩倉山分岐(11:45)→岩倉山(12:50)
下り 岩倉山(12:55)→岩倉山分岐(14:15)→中ノ川山(14:20)→台所原(14:40~14:55)→恐羅漢山(15:50~15:55)→(スキー場)→恐羅漢山登山口駐車場(16:35)
アクセス 山陽道→中国道(~戸河内インター)→国道191号→→恐羅漢山登山口駐車場
台所原~野田原の頭の稜線のコースが茂る前にぜひ歩いてみたいと思い岩倉山への稜線を今回歩くことにした。5時に目覚ましをかけるも案の定二度寝してしまって・・でも今日を逃すとチャンスは当分ないかも?と5時半に起床して6時出発した。
コロナの影響で入口が封鎖されている深入山のふもとを通って恐羅漢山登山口駐車場には8時に着いた。二軒小屋駐車場には車が一台停まっている。出るのが遅かったので慌てて準備を済ませて8時15分に出発した。
今回は夏焼峠から野田原の頭を経由して岩倉山を往復、台所原から時間があれば恐羅漢山山頂の予定だ。いつの季節でも快適な夏焼峠への登山道を歩いていく。GW中はどこを歩いても鳥の鳴き声でとても賑やかだ。今日は特に青空がきれい。すると山の緑も一層映える。じっくり写真を撮ってみたいが今回は初めてのコースなので時間に余裕を持ちたくて急いで歩いていく。
8時40分、夏焼峠に着いた。そのまままっすぐ「中ノ甲 砥石郷山」とある方向に歩いていく。8時45分、砥石郷山との分岐を通過した。さらに登山道を下っていって9時15分中ノ甲林道に下りてきた。タネツケバナ(オオバタネツケバナ?)の群落がある。上流方向へと林道を歩いてゆき田代川にかかる中ノ甲橋を渡って9時20分に野田原の頭への登山道が続く作業道がみぎに分岐したところにでてきた。赤のリボンがある。
作業道を登っていく。少し笹が伸びてきていて歩くのには支障はないけれどもトゲトゲの(野イチゴ?)枝が伸びてきている。一部刈ったもののまだまだたくさんある。9時45分、右にカーブするところでリボンがたくさんついた例のところにでてきた。ここでこれを登ってみたいなあと思ってしまった。地形図を見る限りたとえ荒れていても歩けそう。ホタノコヤ谷を登っていって中ノ甲分岐に出る予定だ。
少しブッシュの茂った植林帯の中をリボン頼りに登っていく。ただ踏み跡というほどのものはなし。地図にもでていないような小さな尾根を登っていく。ホタノコヤ谷のだいぶん東側を歩いているので少しずつ西へとトラバース気味に登っていく。9時50分、左手にリボンがある。そちらへ行ってみる。岩がゴロゴロした沢(流れは岩の下)を横切ってそちらへトラバースした。上を見ると自然林。左(西)側は植林だ。植林の中の方が歩きやすい。ただ意外に急だったりして。植林の中は藪がとても少ないので歩きやすい。小さな尾根の上を登っていく。少しずつ左へ左へ。10時、木々にたくさんリボン?が巻いてある。黄色のリボンでどうもこれは歩くようのものではなさそう。10時05分、少し左へトラバースして小さな尾根を直登していく。標高が高くなってきたからか植林の中も笹で覆われてきた。みんな降雪の関係か下を向いているので登っていくのが大変。それでもかきわけかきわけ激直登をしていく。10時10分、リボンが久しぶりに出てきたが。まっすぐ登ると地図を見ると岩がある様子。ここで左へ巻いて地図上の小さな高みを目指す。10時20分、その高みにばっちり着いた。左に山が見えている。天杉山だ。それほど標高差はない。この上にも岩のマークがありその左側を巻いていく。もう少し左へいくとホタノコヤ谷鞍部にでるが上の方が明るくなってきておりわざわざトラバースしない方が楽そうなので鞍部の右側、中ノ川山側を登ってゆく。10時半、激登りとなるがもうすぐ稜線っぽい。植林が終わり自然林帯になった。笹がすごいが漕いでいけばやがて稜線にでる。ヤブデマリが満開だ。ガサガサ、バリバリと藪を漕いで10時45分、稜線の登山道にでてきた。やれやれ。久しぶりの藪漕ぎをした。面白かった。
5分ほど休憩して行動食を食べた。10時50分、ホタノコヤ谷への分岐がでてきた。入口はきれいに刈られている。下まで刈られているのだろうか。エンレイソウがあちこちに群落を作っている。少し笹が伸びてきているがとても快適だ。ありがたい。やっぱり野田原の頭~台所原、ジョシのキビレ~亀井谷の森が良い。
11時10分、天杉山に着いたが休まず進む。11時25分、右前方に山頂が草原の岩倉山が見えている。近くから尾根がつながっているように見えるが地図でみるともう少し先でつながっている。11時35分、左前方に大きな山容の恐羅漢山が見えている。ここからみると恐羅漢山からみる十方山になんとなく似ている。その後ろには台形の独特の格好をした砥石郷山が見えている。高い木々の上の方は葉が出てきている。11時45分、岩倉山分岐の看板が右手にでてきた。ここで右へ、笹薮の中へ入っていく。リボンが時々あり、良く足元を見ると踏み跡がある。笹の頭を見ても踏み跡のところはへこんでいることが多い。
鞍部は906mで岩倉山は1022mだ。すぐ右手には同じような高さのなだらかな尾根がある。このあたりは踏み跡が比較的わかりやすい。11時55分、尾根が右へちょっと曲がっている。右後ろには天杉山が高くなってきた。右手に風力発電がいくつも見えている。日本海が見えている。この先藪がひどくなるが尾根の上を踏み跡を外さないようにあるけばいい。12時05分、道が明瞭になった。日の当たり具合とかが関係しているのか。このあと再び藪藪。12時15分、石の境界標識がでてきた。何と書いてあるのか良くわからない。
12時20分、踏み跡が左へ90度カーブした。あっているのかなあと思うが間違いなく踏み跡だ。鞍部が近いので間違いないだろう。ただ少し歩くと右へ90度カーブ。前方には高くなった岩倉山が近い。なだらかな斜面にある踏み跡を下っていく。12時半尾根のうえから左へ踏み跡がカーブして1,2分すると林道にでてきた。林道の標識かなにかがあったのかここには白い金属製のポールがありピンクのリボンがつけてある。
右へ未舗装林道を歩いていくと「三ノ滝国有林」の看板がたっておりそこで行き止まり。ここは広場になっている。岩倉山側に明瞭な登山道があり12時35分これを登っていく。植林の中の急な登りが続く。12時40分、笹原がでてきた。左手に広見山が良く見えている。このあとは笹原に杉の木がまばらに植林されており見晴らしがいい。12時45分、境界標識がでてきた。このあたりからは笹原となる。兵庫の段ケ峰のような感じ。12時50分、岩倉山の山頂に着いた。ようやくついたという感じ。ずーっと登ってみたかった岩倉山に登ることができた。北側半分はあまり展望が良くないが南側は笹原になっていてとても見晴らしがいい。恐羅漢山にカマのキビレからジョシのキビレへと続く尾根の向こうに広見山、そしてその右奥に安蔵寺山、燕山、青野山に十種ケ峰が見えている。
12時55分、引き返していく。天杉山あたりの稜線が良く見えている。左に臥龍山(刈尾山)が見えている。以外に?近いのか大きく見えている。13時10分、林道に下りてきた。キケマンの群落がある。右へ林道を下りていく。ミツバツチグリも咲いている。左にポールがあり13時15分林道を離れて山の中へ。帰りはやっぱり心に余裕があるからか景色を眺めながら歩くことができる。13時35分、左へ90度カーブして1,2分で今度は右へ90度カーブ。あとは笹の中の踏み跡を見落とさないように歩いていく。13時45分、笹藪がすごい。でもよく見ると踏み跡がある。14時10分、少し下って登り返すと14時15分、稜線の縦走路に戻ってきた。これで今回の目的の岩倉山往復が完了した。次は台所原を目指す。14時20分、中ノ川山山頂に着いた。休まず進む。小さな虫がまとわりつくので虫よけネットをつけていく。もちろん今回は森林香もセットだ。前回、亀井谷を周回したときに恐羅漢山から下山中に大量の羽虫に難儀した。中ノ川山からはすぐかなあという思いがあったけれども意外に時間がかかって14時40分台所原に着いた。ここでようやく昼食タイム。15時前なので羅漢山山頂に回って下山できる。14時55分、恐羅漢山山頂に向かって出発。15時半、今年初めてのギンリュウソウを発見。ロープ場を過ぎると5分で夏焼峠からの登山道に合流しそこから少し登って15時50分山頂に着いた。誰もいない。前回より霞が少なくて石鎚山が見えている。2日前に縦走した天狗石~阿佐山も良く見えている。15時55分、下山を開始し夏焼峠方向へと下って16時に「登山口1.2km」の道標のところで右へ。16時にスキー場上部の草原にでてきた。アナグマが餌を探している。こちらに気づいているけれども気にしている様子はなくだいぶん近づいてから逃げていった。下っていると米軍戦闘機が二機飛来して練習をしている。F22かな。
16時35分、駐車場に戻ってきた。広見山、亀井谷、そしてまだ歩いたことがなかった岩倉山にも今回登ることができて満足。17時10分に出発して自宅には18時50分に着いた。
地図 出典 国土地理院
備考
garminconnect
装備
靴
ザック
その他 ダブルストック(カリマー)・GPS(fenix5x+oregon400t)