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令和2年(2020)  12月26日 車 2人(ヤマップ仲間と)

伯耆大山(夏山道往復) 1729m 中国地方 鳥取県・・・夏山道↑元谷↓・ご来光を狙うもガスの大山

天気:曇り(7合目から上はガスの中))

登り 南光河原駐車場(4:30)→阿弥陀堂前(4:40)→六合目避難小屋(6:05)→山頂部・山頂避難小屋(7:10)

下り  弥山山頂(山頂避難小屋)(7:10)→六合目避難小屋(8:10)→元谷(9:00)→ユートピア登山口(9:30)→大神山神社奥宮(9:50)→南光河原駐車場(10:05)

行き 国道375号→尾道道(三良坂~)→中国道(~庄原)→国道183号→国道180号→県道46号→国道180号→県道52号→県道284号→南光河原駐車場

帰り 南光河原駐車場→桝水高原→国道180号→県道46号→国道180号→国道183号→中国道(庄原~)→尾道道(~三良坂)→国道375号
kawai3126さんからお誘いを受けてご来光狙いで伯耆大山へ。ところが予報がよろしくない。冬型が緩んでくるとはいえ大山には雲がかかって荒れているだろう。登れるところまで登ってみることに。

前日に職場から大山に直行した。17時15分に出発して尾道北から高速に乗った。心配していた道路の凍結もたいしたことはなく南光河原駐車場に20時45分に着いた。駐車場の中はこの時期のいつも通り凍結していて一番の転倒危険個所かも。荒天予報だけれども車はまずまず停まっている。21時過ぎには就寝した。

3時過ぎに起床しkawai3126さんと準備をして4時半に出発した。カンジキを車に積んできたが昨日のSNSレポートを見ると雪は固まっているようなのでいらないだろうと置いていく。ただ行者谷コースや六合目から尻セードで滑るなら下の方はかなり難儀するかも。快適に尻セードできたときは下の方はグズグズのことが多い。空には星が見えているが大山の山体はみえておらず予想通り雲の中。

去年の一番多かった頃に比べても積雪量は多いのでは。5時25分三合目を通過した。この先で12本アイゼンを着けた。このあたりから登りが急になる。風が音を立てている。このあたりで風があるということは山頂部は相当な風だろう。振り返ると松江あたりの夜景がいつものように見えてる。下りてくる人が2,3人。訊くとガスガスで道が分からなくなり途中で下りてきたとのこと。雪の表面が少し凍っていて硬いのでコケるとだいぶん下まで落ちるだろう。ストックを持ってこずピッケルはザックにさしたままなので慎重に登る。

6時05分、六合目避難小屋に着いた。うっすらと三鈷峰や大山北壁が見えている。ただ稜線は見ていない。ここからは吹きさらしになるので防寒具を装着した。まだ灌木はでているもののあともう少し積もるときれいな雪面になる。やがてガスの中へ。少し雪が降っているが霧雨の雪バージョンのようなもので大したことはない。

青ポールが時々ある。心強い。次のポールが見えなかったら引き返した方が良いと聞いたことがある。6時35分、草鳴社ケルンまで登ってきた。ガスガスだけれどもいつもの大山ほどに積雪があるのがとてもうれしい。

左手は少し切れ落ちている。6時40分、右手に柵がでてきた。6時45分、八合目の大山のトイレ事情の看板がでてきた。ポールがさしてある。このあたり左がひれ落ちたところで凍っていると怖い。右手にポールが連続して設置してある。この前遭難騒ぎがあった関係だろうか。確かにここは下山時左へとコースアウトする可能性が高いかも。左が切れ落ちた尾根のすぐ右側を登っていく。6時55分、ちょっとだけ下って再び登っていく。ところがこの辺りで風のせいで粉雪が舞ってトレースが消えてしまった。後ろから男性が登ってきた。さてどっちだろうと。左にずれているかもしれないが・・・念のためGPSで確認すると左にずれている。左寄りにそのまま進むと切れ落ちている。独りでやや右寄りに行ってみて先を見てみると木道の上にでてきた。前方に看板が見える。あと150mで小屋だ。風で雪が飛ばされて木道の上というのが分かるので安心。

7時10分、頂上の避難小屋に着いた。毎週登っているという男性は小屋へ。私はそのまま石碑のところへ。もちろん何も見えない。石碑が霧氷で覆われている。面白い。避難小屋は一階から入ることができるからか二階からも入れるが入った様子はない。

少しして避難小屋に下りて温度計を見るとマイナス7度だった。先に男性は下りていった。トレースが消える前に下りた方がよさそう。7時20分、下山を開始した。ガスの雪原は下りが間違いやすい。雪の芸術品があちこちにある。霧氷に覆われたキャラボクや風で模様を描かれた雪面。

7時50分、草鳴社ケルンに着いた。ガスが上がっていっており見通しが良くなっている。夏山道がはっきり見えてきた。元谷あたりも見えている。遠くには弓ヶ浜が。霧氷が成長している。大山ブルーだとさぞ美しいだろう。8時10分、六合目避難小屋まで下りてきた。ここまでくると風が弱い。だからか二人連れのハイカーがドローンを飛ばして遊んでいる。上宝珠あたりを見ると団体が登っているのが見える。ズボズボ足がはまるし雪庇もありそうだし大変そう。

8時20分、元谷コース分岐。今回は元谷へ。トレースがある。少し下りたところで登山道を離れてkawai3126さんがヒップソリをするが滑らない。雪がグズグズで足がはまってしまう。尻セードを漕ぎながらしたりして元谷へ下りていく。立ち上がると踏み抜き地獄なのでほふく下山?をやったりして登山道に復帰した。元谷小屋へ寄ってみる。とてもきれいな小屋だ。砂防ダム堰堤の上を横断する。そのまま登山道を下りていくが道が微妙なので作業道を歩く。ほとんどのハイカーが作業道を歩いているようだ。9時半、ユートピア登山口のところに着いた。ここで作業林道を離れて下りていく。

9時45分、大神山神社に着いた。参道を下って10時05分南光河原駐車場に着いた。モンベル前から見ると三鈷峰がいつものようにとてもかっこいい。大山北壁は稜線部は相変わらずガスの中だった。駐車場は有料で1000円支払う。ここで解散。晴天&ご来光をkawai3126さんと一緒に楽しめるかと期待していたが天気だけはどうにもならない。今回のように荒れた雪の大山も現実離れしていて面白い(でもやっぱり晴天白銀の大山がいいなあ)。16時25分に出発して自宅には13時25分に着いた。

地図 出典 国土地理院

備考

garminconnect

装備 

靴:モンブランプロGTX

ザック:ニルバーナ プロ35L

その他 12本アイゼン(カジタックスLXB12)・ピッケル・GPS(fenix5x+oregon400t)・ツエルト・携帯トイレ等



6合目から上は雪面になりつつあった。風があり寒い。

霧氷がびっしり。

ポールが心強い。

7合目から上はガスの中だ。

舞い上がった雪と風でトレースが消えた。GPSを参考に少し進むと看板・木道(跡?)を見つけた。

山頂の避難小屋に着いた。小屋には入らず山頂の石碑へ。

霧氷に覆われた石碑。

エビの尻尾

早々に下山する。

天気が良いと素晴らしいだろう。

今年はいつもの雪の大山を見れそうだ。

7合目を過ぎるとガスの下へ。

草鳴社ケルンを振り返ったところ。

霧氷が発達している。

6合目避難小屋に着いた。

三鈷峰

弓ヶ浜

ユートピアへ向かう団体さん

元谷経由で下山。途中、元谷小屋に寄ってみた。

元谷より六合目避難小屋

堰堤をすぎたところ。雪の時期は作業道を歩いたほうがよいだろう。

モンベル付近より夏山道。

モンベルのツララ(下は通れなくしてある)。

南光河原駐車場は冬季有料(1000円)。4時半に出発。

今回は雪たっぷり。

振り返ると米子の夜景が見えている。

6時05分、6合目の避難小屋に着いた。

ポールをさしてくれているのが心強い。

七合目あたりでガスの中へ。

すべてが凍り付いている世界。



一旦少し少し下って登ったところでトレースが消えた。少し進むと看板・木道あり。

7時10分、山頂の避難小屋に着いた。

小屋へは入らず山頂石碑へ。

記念写真を撮ってすぐに下山する。

氷点下7度。


ガスガス。





ガスガスだけれど雪たっぷりで嬉しい。

8時10分、六合目避難小屋まで下りてきた。

元谷分岐で元谷へ。

踏み抜き踏み抜きヘトヘトになりながら元谷に下りてきた。


元谷小屋に寄ってみた

堰堤上を歩いて作業道へ。少し登山道を下るが踏み跡が少なく引き返し作業道を行く。


ユートピア登山口で作業道から登山道を左へと下りていく。

参道。

今度はぜひ晴れた真っ白な大山を歩いてみたい。
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