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令和2年(2020)  1月25日日 車 単独 ☆作成中

伯耆大山 1729m 中国地方 鳥取県・・・波打つ雲海と真っ白な大山

天気:晴れのち曇り

登り 南光河原駐車場(5:30)→阿弥陀堂前(5:40)→三合目(6:10)→六合目(6:50)→山頂部・山頂小屋(8:05)

下り  山頂部・山頂小屋(9:00)→六合目避難小屋(9:55)→元谷分岐(10:20)→大神山神社奥宮(11:25)→南光河原駐車場(11:40)

アクセス 国道375号→尾道道(三良坂~)→中国道(~庄原)→国道183号→国道180号→県道46号→国道180号→桝水高原→南光河原駐車場
ここのところ天気予報に毎日雨マークがついてたけれど土曜の雨マークが消えた。メッシュ予報をみると北の方が天気がよさそう。昼頃には天気がいったん回復するようなので一番天気が良さげな大山に先週に引き続いて登ることにした。

20時20分に自宅を出発していつも通り三次東~庄原の間だけ有料道を利用して登山口のある南光河原駐車場には0時15分に着いた。溝口インターを過ぎてしばらくすると小雨が降ってきて駐車場手前で雪に変わって道路は雪化粧。スタッドレスでないと進めないだろう。こんな天気だからか先週とは違ってほかに2台しか停まっていない。ほんとに明日は天気が好転するもか心配。

4時半すぎに起床して外を見るも霧が立ち込めていまいちモチベーションが上がらず。スノーシューを持ってくるのを忘れたので三の沢散策もできないし。ということでもうひと眠りしようとするも眠れないし・・・。朝食をとって5時半に出発した。車に積んでいたワカンジキは置いていった。

先週とそれほど雪の量は変わらないか少ないくらいだ。ほんのうっすらと雪化粧をしている。昨日から降った雪のようだ。5時40分、阿弥陀堂前に着いた。テーブルは新雪で真っ白になっている。6時05分、頭上注意の木の根っこのところを通過。6時10分、三合目看板が出てきた。このあたりから登りが少しきつくなってくる。風の音がすごい。ただ新雪の量が少し増えてきた。6時35分、五合目看板がでてきた。霧がとれて左側、元谷側が晴れている。右側は濃いい雲の塊で覆われている。霧氷もできていて先週に引き続き晴れの霧氷を楽しめそう。ヘッデンを消してみるがまだまだ暗い。

6時50分、六合目避難小屋に着いた。小屋で夫婦連れかな休んでおられる。天気は快晴だ。剣が峰がとてもかっこいい。先週のような朝焼けはみることができなかったけれどもずーっと雲の中というのも覚悟していたのでこんなに天気が良くなってうれしい。三鈷峰には雲がかかっていてその左側の日本海側は雲海になっている。三鈷峰にかかる雲は流れるというよりもうごめいている。先週よりも雲は増えたものの相変わらず灌木が出ている。霧氷回廊になっているけれどもうーん。雪原になってほしい。元谷側の斜面も相変わらず滑れる状態ではない。振り返るとほぼ同じ高さで雲海ができていて上には筋雲が。

7時20分、筋雲が淡くオレンジ色に染まってきた。霧氷が良く発達している。7時25分、七合目に着いた。先週と比べてもだいぶん雪が増えてきているがまだまだ雪が少ない。見上げると草鳴社ケルンから弥山へと続く尾根が見えている。振り返ると弓ヶ浜のあたりだけが雲がなくて良く見えている。六合目避難小屋で休んでおられた夫婦連れと話す。あまりの雪の少なさに驚いておられる。ほんと、今年は異常中の異常。7時半、剣が峰のあたりからご来光なのか空が輝いている。

7時35分、草鳴社ケルンのところまで登ってきた。雲海が広がっている。その雲海に大山の影が映っている。7時40分、右手に柵がでてきた。この辺りまで登ってくるとあともう少しで雪原かなあというところまで積もってきている感じもあるが。7時40分、八合目へ。ここには大山のトイレ事情の看板がある。7時45分、七号尾根との合流点に登ってきた。左側が切れ落ちたところに出てきた。この辺りの沢はだいぶんブッシュが隠れてきている。右側は一面の雲海だ。標高1600mの看板が出てきた後、右側に山頂部の平原帯(というのかな)へ。大山キャラボクがでている。四国は見えていない。左後ろに別山が見える。

7時50分、石室分岐に出てきた。帰りにsmoke57さんの足跡が残っているか見に行ってみよう。少しだけ雪をかぶった木道を登っていく。九合目看板のあたりで山頂の避難小屋の屋根が見えてきた。左には剣が峰がかっこいい。8時に石室からの周遊路が合流した。8時05分、山頂の避難小屋に着いた。ここのあたりは雪原になっており固まっているので登らず少し下り気味に右へトラバースして8時05分稜線へ。

真っ白な剣が峰とその方を滝のように流れる雲海がすごくダイナミックな動きを見せてくれていてとてもすばらしい。山並みを乗り越えて流れていくこれだけ動きのあるダイナミックな雲海は初めてだ。あまりの光景にあっけにとられる。先週に引き続き登って大正解。あまりの美しさに1時間も滞在してしまった。9時に小屋へ戻って温度計を見るとマイナス五度を指している。そろそろ下山をしないと帰りが遅くなってしまうし登りのラッシュに遭ってしまう。

9時20分、下の石室分岐へ。石室側へ少し歩いてみるが山頂部とあまり標高は変わらないけどズボズボ足がはまってしまう。山頂部は風で柔らかい新雪が飛ばされているからだろう。すぐに断念し下っていく。7号目あたりからだんだんと登ってくるハイカーが多くなってきた。9時半、草鳴社ケルンへ。霧氷の花咲く尾根を下りていく。下の方のガスにブロッケンの虹ができている。

9時55分、六合目へ。大賑わいだ。みなさん写真を撮ったり景色を楽しんだりされている。ここでアイゼンを外す。すごい霧氷のオンパレードで素晴らしい。今年は霧氷に恵まれているような。

10時20分、元谷分岐に着いた。だいぶん迷ったけれども元谷からの光景を見たくて元谷コースへ。すごい霧氷だ。チェーンスパイクを装着した。1200mあたりまで下りると霧氷はなくなり春山の雰囲気。10時50分、堰堤まで下りてきた。ここでちょっと休憩。ここからみる北壁はとても素晴らしい。ワカンジキがあればもっと近くまで寄ってみるんだが。11時25分、大神山神社まで下りてきた。ここからが最難関。でも雪があるおかげで逆に歩きやすいような。雪がまだらになったのですぐにチェーンスパイクを外した。11時40分、駐車場まで戻ってきた。大山はすっかり雲がかかってしまった。あれだけダイナミックな雲海は初めてではなかろうか。素晴らしかった。

地図 出典 国土地理院

GPXデータ

アクセス:広島県庄原市方面からだと国道183号で道後山のふもとを通って黒坂で県道46号へ入って矢倉峠を越えて伯耆大山の南光河原駐車場へ。高速道利用なら米子道溝口インターで下りるのが近い。

駐車場:南光河原駐車場は冬季有料(ほかのところも有料では)・南光河原駐車場は、天気の良い週末朝にはすでに満車となっていることがほとんど。

トイレ:駐車場や山頂避難小屋にあり。六合目避難小屋には携帯トイレ用ブースあり。

日帰り入浴温泉::参道沿いに日帰り入浴施設の豪円湯院あり(今回は利用せず)。

備考(その他):モンベルが南光河原駐車場から橋を渡ったところにあり。

装備 

靴:モンブランプロGTX

ザック:バーサライトパック40

その他:ダブルストック(モンベル)・GPS(fenix5x+oregon400t)




























































































































































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