令和2年(2020) 4月11日 車 二人(Smoke57さんと)
阿佐山1218.3m 中国地方 広島県/島根県
天気:晴れ
登り 深山(林道細見大塚線入口付近)(8:55)→佐々木新道登山口(9:00)→オクビ山天狗石山鞍部(10:00)→天狗石山(10:30)→三ツ石山(11:20)→同型山(12:35~13:00)→阿佐山(13:45)
下り 阿佐山(13:45)→コースアウト引き返しポイント(14:00)→登山道復帰ポイント(14:20)→中の丸見山(14:55)→毛無山(15:40)→林道(16:25)→深山(林道細見大塚線入口付近)(16:50)
行き 浜田道(~千代田インター)→国道261号→芸北大朝線県道79号→安佐豊平芸北線40号→大暮川にかかる橋を渡ってすぐに右(北)へ→深山(林道細見大塚線入口付近)
帰り 深山(林道細見大塚線入口付近)→安佐豊平芸北線40号→国道186号→(仙水湖湖畔)→国道433号→中国道(~加計スマートインター)

山SNSのSさんからお誘いを受けて大暮の奥にある深山から佐々木新道で天狗石山に登って三ツ石山~同型山~阿佐山~毛無山と縦走することになった。このコースは去年の秋頃からずーっと狙っていたコースでとても楽しみ。前夜20時に出発して21時に千代田にある道の駅「舞ロードIC千代田]に着いて仮眠した。
朝、7時40分に出発して登山口のある大暮川沿いにある深山を目指す。芸北大朝線県道79号→安佐豊平芸北線40号へ。大暮川にかかる橋を渡ってすぐに右へ。宮瀬神社を過ぎて進んでいくと深山大橋の手前140mほどのところに(右手)広い駐車場がでてくる。ここに車を停める人もいるようだ。道路は舗装路で狭いが待避場がある。深山大橋の下を通ってすぐのところの分岐のふくらみに車を停めた。
8時55分、出発した。林道細見大塚線の看板の天狗石山との方向へいくため右へ。まっすぐ行くと深山大橋に行ってしまう。9時天狗山荘に着いた。ここには天狗石山登山道(佐々木新道入口←)の看板がある。道標の矢印の方向へと進む。自然林の中のリュウズ谷の左股を歩いていく。昨日までの大雨でドロドロで登山道が流れになっているところもあったりして気が抜けない。こけると泥んこ。カエルの卵があったりと春を感じさせてくれる。雨上がりで右の沢の水量が増えていてそこに日が射し来んでいい感じ。一部不明瞭になっているところもあるがリボンや踏み跡があるので気を付ければ問題ない。
9時半頃から笹の下地となった。10時、オクビ山1078mとの鞍部に着いた。道標がある。「天狗石山登山道 佐々木新道 頂上→」の方向(右)へと登っていく。10時10分、木のたもとにちょこっと雪が残っている。若いブナが多いが時々大きなブナも。若い樹木が多いので明るくて気持ちがいい。右手に折れた大きな杉の木がある。伐採を免れてそのまま大きくなったのだろうか。10時25分、前方に少し大きめの岩場がでてきた。適当に岩場の間を登っていくと10時半、天狗石山山頂の展望台に着いた。先週登った大江高山が良く見えている。
10時45分、三ツ石山への稜線を歩いていく。10時55分、舗装路がでてきた。前方には同型山と阿佐山が並んで見えている。その先にはソフトバンクの建物跡がある。その先には「天狗無線中継所」とある建物がある。NTTの建物のようだ。舗装路を歩いていく。この辺りは木無原(キナイハラ)というらしい。陸上自衛隊海田市駐屯地の施設があり立入禁止とある。ヘリコプターがおりるところかな。その左へと縦走路は続いており舗装路を左へ。草原帯から樹林帯になった。植林もあるがやがて若いブナ林へ。
11時20分、三ツ石山山頂に着いた。展望はない。とても感じの良い林が続く。山頂から10分ほど歩くと道がとても明瞭に。最近、整備されたのか?。11時45分、左にリフト下り場が見えてきた。アサヒテングストンスキー場のようだ。今年で営業を終えるとのことで残念。今季は一度も営業できなかったようだ。12時05分、同型山への登りに差し掛かる。雰囲気的には汐谷から吉和冠山への最後あたりに似ているかな。灌木が多くて明るい感じだ。
12時25分、建物が見えてきた。左にはスキー場のゲレンデがある。ここが瑞穂ハイランドだ。破産してしまったとつい先日記事を見た。少しだけ雪が残っている。温度計があり0度を指している。向こうには三角のきれいな格好をしたピークが見えている。さらに稜線を少し歩くと12時35分展望台が見えてきた。展望がとてもよい。ここで昼食タイム。いつもどおりカップ麺を食べていると男性がやってこられた。問うとヤマッパーのSさんだった。お互いフォローしている。Sさんが尋ねてくれたのでわかったが下山してからあれ?すれ違っていると驚くことが多い。談笑してのんびり。ここからは鷹ノ巣山&カンノキ山、白木山が良く見えている。
13時に阿佐山を目指して再び歩いていく。歩いていくと草原状に刈り取られたところが終わったので強引に右の稜線へと向かうとすぐに縦走路にでてきた。13時半に鞍部から登り返しへ。
13時45分、建物が出てきた。ベンチがある。そのわきには三角点がある。展望はあまり良くない。さらに進むが前に畳山が見えているのはおかしいのですぐに引き返すとやっぱり間違っていた。建物の脇から道が続いておりそれを下っていく。明瞭な道なので安心して下っていくが前方に天狗石山が見え続けているのはおかしいので軌跡を見るとコースアウトしている(14時)。1kmほど歩いているし戻るをやめて等高線に沿って毛無山への縦走路に復帰することに。幸い笹薮は藪というほどのものでもなく山頂近くなので大きな沢もなく山腹を横切っていく。この辺りの森はいい雰囲気だ。県民の森の毛無山のブナ林に何となく似ているような。
14時20分、縦走路に復帰して歩いていく。大きなブナがある。14時半に1116mピークを通過(後で気づいた)。ここからだらだらとした下りになった。山の雰囲気はとてもいい。14時45分、「阿佐山 毛無山」の道標がでてきた。ここが三十丁峠だ。看板も掛けてある。天狗石のあたりでは風が強くて曇って寒かったが青空が広がっている。この後いったん植林帯へ。14時50分、分岐がある。左に行くと1079mピークを経由するようだ。右はそのピークをパスする道だ。左へと行ってみる。途中でテープがなくなり踏み跡も不明瞭になったが高いところを目指せばいい。14時55分、1079mピーク(中の丸見山)に着いたが三角点があるのみ。進んで迂回路と合流して毛無山を目指す。
15時20分、横吹峠に着いた。前方には樹間からなだらかな三角の山が見えている。あれが毛無山だろう。峠から登り返してゆく。とても雰囲気の良い稜線を登っていくと15時40分毛無山山頂に着いた。山頂は広場になっている。展望はあまり良くないが木立の間から歩いてきた天狗石山~三ツ石山等が見えている。しばらく雰囲気を楽しんで歩いてきた道を少し引き返す。2,3分歩くと左にテープがたくさん巻かれた道が出てきた。ここで縦走路を離れて下っていく。「熊さんがいそう」等と話をしていく。ブッシュはそれほどでもないので熊鈴を鳴らすのを停めて下りていく。
16時10分、横吹峠からの道と合流した。さらに下っていく。16時20分、左でガサガサという音がするので見てみると熊が上へ上がっていった。慌てて写真を撮るが後で確認するととれておらず。中国山地で見たのは初めてだった。
16時25分、舗装林道にでてきた。あとは林道を下りていくのみ。16時50分、深山大橋を渡って車をとめたところまで戻ってきた。久しぶりに良く歩いた。それに良いところだとは知っていたけれども実際に歩いてみると思っていた以上にいいところだった。周回できるしコースを組み合わせるともっと長いコースを歩くこともできる。また歩いてみたい山域だ。

地図 出典 国土地理院
備考 オクビ山との鞍部から天狗石山への踏み跡がやや不明瞭だった。天狗石山~三ツ石山は分岐ポイントを見落とさないように注意。阿佐山山頂から毛無山縦走路への入口が少しわかりにくいので間違って西へ下る登山道に入らないように。
garminconnect
装備
靴 シリオ P.F.630
ザック グレゴリー JUNO25
その他 ダブルストック(カリマー)・GPS(fenix5x+oregon400t)

深山大橋の下を通ってすぐのところの分岐のふくらみに車を停めた。

8時55分、出発した。林道細見大塚線の看板の天狗石山との方向へいくため右へ。まっすぐ行くと深山大橋に行ってしまう。

9時天狗山荘に着いた。ここには天狗石山登山道(佐々木新道入口←)の看板がある。

道標の矢印の方向へと進む。

自然林の中を歩いていく。10時、オクビ山との鞍部に着いた。道標「天狗石山登山道 佐々木新道 頂上→」の方向(右)へと登っていく。

少し踏み跡が不明瞭なところがある。10時半、天狗石山山頂の展望台に着いた。

三ツ石山への稜線を歩いていく。舗装路があったりする。曲がりポイントを見落とさないよう。

11時20分、三ツ石山山頂に着いた。展望はない。とても感じの良い林が続く。

12時35分瑞穂ハイランドスキー場にある展望台で昼食。

白木山

13時に阿佐山を目指して再び歩いていく。

歩いていくと草原状に刈り取られたところが終わったので強引に右の稜線へと向かうとすぐに縦走路にでてきた。

13時45分、建物が出てきた。ベンチがある。そのわきには三角点がある。展望はあまり良くない。

ベンチがある。誰かが忘れたのか?ジャンパーがある。

阿佐山三角点

阿佐山山頂から毛無山への縦走路入口が少し分かりにくい。間違って西への登山道を少し下りてしまったのでトラバースして縦走路へ。

14時55分、1079mピーク(中の丸見山)に着いたが三角点があるのみ。

毛無山を目指す。

15時20分、横吹峠に着いた。

とても雰囲気の良い稜線を登っていくと15時40分毛無山山頂に着いた。山頂は広場になっている。

歩いてきた道を少し引き返す。2,3分歩くと左にテープがたくさん巻かれた道が出てきた。ここで縦走路を離れて下っていく。

16時10分、横吹峠からの道と合流した。さらに下っていく。

16時20分、左でガサガサという音がするので見てみると熊が上へ上がっていった。

16時25分、舗装林道にでてきた。あとは林道を下りていくのみ。

16時50分、深山大橋を渡って車をとめたところまで戻ってきた。

周回できるしコースを組み合わせるともっと長いコースを歩くこともできる。また歩いてみたい山域だ。