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令和2年(2020)  3月07日 車 2人(山SNS仲間と)

荒島岳1523.4m 北陸地方 福井県

天気) 晴れ

登り 勝原登山口駐車場(6:50)→登山口(元リフト終点)(7:30)→シャクナゲ平(9:15)→山頂(10:40)

下り  山頂(11:10)→シャクナゲ平(12:05)→登山口(元リフト終点)(14:05)→勝原登山口駐車場(14:30)

アクセス 中国道(~三次東)→山陽道→舞鶴若狭道→北陸道(~福井)→国道158号→勝原登山口駐車場
荒島岳のレポートをSNSでみるたびに登りたくなってきて3月7日に前夜発で登ることにした。SNS仲間に呼びかけるといのちゃさんもご一緒することになった。前々日にはだいたいの準備を済ませて前日出勤時に車にザックなどを詰め込んだ。

前日昼の天気予報では天気はなんとか午前中は晴れそう。17時半には仕事を終わらせて混雑する山陽道・名神は避けたいので尾道松江道で北上して中国道へ。

中国道から舞鶴若狭道を経由して北陸道へ。南条サービスエリアには0時に着いた。仮眠をしていると2時20分にいのちゃさんが到着した。再び仮眠して6時に出発して福井インターで下りて国道158号を大野市方面へ。勝原登山口の駐車場はすぐ右手にあるはずなのに中部縦貫自動車道の工事をしている。おかしいなあと少し進んで右にカーブするところで入り口があり登っていくとなんとなく見覚えのある駐車場に着いた。すでに車がたくさん停まっていて登る準備をしておられる。

まだ空きはたくさんあったけれども続々と車がやってくる。ところで雪は少ない。2月15日の大山の登山口よりもない。
これじゃあいらないねえと12本アイゼンとピッケルを置いていった。以前中国地方に住んでおられて山SNSオフで話題にでていたちなさんも来ておられ挨拶をする。

登山口にはトイレはあるが冬季閉鎖中。地図看板や靴の洗い場がある。チェーンスパイクを持って行きストックで登ることにした。6時50分に出発した。

カドハラ桜坂の看板の横の舗装道を歩いていく。10分ほど歩いて舗装道は終わり右へ。この辺りから周囲にちょっと雪が出てきた。7時20分、左後方に真っ白な険しい峰が見えてきた。経ヶ岳だ。16年前の9月に登った。

7時半に元リフト終点に着いた。リフトの残骸がある。荒島岳登山口との道標がある。このあたりから雪の上を歩くようになった。昼間に融けて水たまりになったところが凍っていて油断すると滑る。7時50分にはすっかり雪山景色になった。ととろの木があるが倒れている。前方右に小荒島岳が見えている。全山自然林だ。振り返ると別山の左奥に真っ白な加賀白山が見えていた。とてもきれいだ。ブナの森が続く。小ぶりのブナが多い。

9時15分、シャクナゲ平に着いた。右へ行くと小荒島岳、左が目指す荒島岳だ。午後から天気が崩れるので寄り道はせず左の荒島岳へ。三角の大きな山体が樹間からみえている。シャクナゲ平から2,3分のところに佐開→の道標がでてきた。トレースはない。9時20分、少し霧氷がでてきた。積雪もだんだん増えてきた。アイゼンを持ってこなかったけれども大丈夫かなあ。霧氷の着いた稜線を歩いていく。

9時25分、「滑落注意」の看板がでてきた。滑落死亡事故が多発しているとある。前方に険しい壁のような稜線上の高みがある。9時35分、だんだん急な登りになって北。振り返ると加賀白山が素晴らしい。急になった分、見晴らしもよい。右手に小荒島岳と大野市街地が見えている。天気は崩れる予報だったけれども素晴しい青空が広がっている。急登が続く。鎖を繋いだ杭が雪の上に頭を出している。ここは鎖場のようだ。ただモフモフの雪なのでアイゼンはいらずキックステップで登って行ける。振り返った景色がすばらしくて小荒島岳に至る稜線や越前甲、経ヶ岳、加賀白山などが一望できる。またシャクナゲ平でハイカーがたくさん休憩しているのも見えている。

9時45分、前方奥の稜線に雪煙が舞っている。やせた稜線上を歩いていく。急なところが多い。左手に御嶽山と乗鞍岳が見えている。10時に1370mまで登ってきた。このあたり霧氷が発達していて重さで木々がしなっている。このあと激登り。キックステップで登る。青空に霧氷がとてもきれいだ。時々強風で雪面の粉雪が舞うのもいい感じ。10時10分、左に大日が岳が良く見えている。ここでようやく前方に荒島岳山頂部が見えた。雄大な景色だ。中国山地ではなかなかこれほどの光景は見れない。標高が高くなったこともあって風の影響で雪紋が発達していてとてもきれいだ。天気は下り坂かと思いきや快晴に近い。雄大な荒島岳山頂部と左の荒々しい山肌。そういえば前回登った時にはこのすごい斜面をスキーで滑っていったのを見た。地吹雪がすごい。顔に雪が当たって痛いのでフードを被る。

10時20分、道標がでてきた。山頂412M・もちが壁540Mとある。あともう少し。雄大な雪の稜線を登っていく。時々突風が吹いて雪煙が舞う。あまりに美しすぎてなかなか足が進まない。大日が岳の左奥に北アルプスが見えてきた。

10時40分、山頂に着いた。曇ってくるかと思いきや快晴に近い。八ヶ岳に続いて真っ青なお青空だ。山頂には数名のハイカーがいるのみ。360度の大パノラマだ。すっかり晴れた。加賀白山・経ヶ岳・大日が岳・北アルプス・乗鞍岳・御嶽山・恵那山・能郷白山・三周ケ岳・銀杏峰・・・・。日本海も見えている。東への稜線に行ってみようといのちゃさん。雪紋がとても発達している。11時10分、山頂に戻ってチェーンスパイクを装着。バラクラバを被って下山を開始。風が強くてここでは昼ご飯ができない。5分ほど下りると柴犬が登ってきた。レモンちゃんだそうだ。この後続々と登ってこられる。ちなさんも登ってこられた少し話をする。

12時05分、シャクナゲ平に着いた。ここで昼食タイム。私はいつも通りのカップ麺&カップトン汁だ。かなり長居をして13時20分に下山を再開した。30分ほど下りるとだんだん泥が・・・。トトロの木を過ぎたところからは慎重に歩かないと転ぶとドロドロ泥だらけになってしまう。14時05分、元リフト終点に下りてきた。この辺りは登山道が泥の川になっていて大変。ケルンがいくつか見られる。

14時25分、舗装道まで下りてきた。14時半に駐車場まで下りてきた。ぽかぽかというか暑いくらいだ。最高の天気に恵まれて素晴らしい景色を満喫できた。来てよかった。正解だった。このあと白峰温泉総湯で汗を流して解散し16時に出発。南条サービスエリアでいのちゃさんは休憩へ。私はそのまま舞鶴若狭道へ。そこで夕食を食べた。このあと中国道へ入ったところで大雨に。大佐サービスエリアで仮眠して自宅には6時半頃に着いた。久しぶりの荒島岳は直前に降雪したおかげで真っ白で初めて登った時より真っ白で美しかった。

地図 出典 国土地理院

GPXデータ

アクセス:

駐車場:広い駐車場あり(ただ到着時にはまだまだ空きがありましたが続々と車がやってきました)

トイレ:冬季閉鎖していました。

日帰り入浴温泉:少し離れていますが白峰温泉総湯の日帰り温泉を利用しました。

備考(その他):

garminconnect

装備 

靴:シリオ P.F.630

ザック:グレゴリーアルピニスト50

その他:ダブルストック(モンベル)・GPS(fenix5x+oregon400t)・チェーンスパイク・ツエルト




























































































































































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