令和元年(2019) 12月05日 車 二人(Sさんと)
大万木山1218m 中国地方 島根県・・・山オフで鯛ノ巣山から大万木山縦走
天気:雪時々曇り
登り 鯛の巣山駐車場(7:30)→こうもり岩(8:30)→鯛ノ巣山(9:15)→鉄屋山(11:15)→毛無山(12:05)→大万木山(14:25)
下り 大万木山(15:00)→渓谷ルート分岐(15:25)→位出合駐車場(大万木山渓谷コース登山口)(16:10)
行き 尾道松江道(~吉田掛合インター)→国道54号→県道273号→/→大万木山位出合駐車場
大万木山位出合駐車場から鯛の巣山駐車場 国道54号から県道38号掛合上阿井線へ。出雲町上阿井で右折して福原幹線農道へ入り鯛ノ巣山登山口駐車場
帰り 鯛ノ巣山駐車場→/→国道432号→尾道松江道(高野インター~)

山SNSのSさんからお誘いを受けて車を登山口と下山口において鯛ノ巣山から大万木山への縦走しようということになった。天気は曇りでとても寒そう。仕事が終わってツエルトの張網用のロープを購入して尾道松江道へ。当日には冬型はさすがに緩んでいるだろうと思いきやまだ冬型が続くようだ。ネットで調べてみると山は真っ白になっている。
世羅でいったん下りてセブンイレブンで食料品などを調達して再び尾道松江道で吉田掛合インターへ。国道54号から県道273号へ。頓原川沿いの道を進んで大万木山登山口との道標に従い進んで集合場所の位出合駐車場に着いた。すでにSさんが来ておられてオフでは初めてお会いになるので挨拶をした。天気は雨が降ったりやんだり。山の方は雪だろう。車がもう一台停まっているが誰も乗っておらず山頂の避難小屋に泊まっておられるのかもしれない。
車の後ろ側でトランクを開けて雨除けにしておられそこでお鍋をしておられいただく。山の話や山SNSの話でワイワイと楽しい時間を過ごして明日6時に鯛ノ巣山登山口に移動するので22時頃に車で寝た。
5時半頃に起きて朝食をとってSさんの車を置いて私の車で鯛ノ巣山の登山口へ。これが思いのほか遠くて狭い道を通る。国道54号から県道38号掛合上阿井線へ。出雲町上阿井で右折して福原幹線農道へ入り鯛ノ巣山登山口駐車場(マップコード388456132*55)へ。車は停まっていない。トイレは冬季閉鎖していて使えない。
雨は降ってない。準備を済ませて7時半に出発する。駐車場から道路を右へと少し進むと地図看板がありそこで右折して舗装道を鯛ノ巣山方向へと歩いていく。以前来た時に紅葉がすばらしかったところだ。今回はさすがにすでに落葉している。道路が落ち葉で敷き詰められている。
7時55分、大滝・鯛ノ巣山登山道分岐に着いた。今回はこうもり岩経由で大万木山へ縦走をするので鯛の巣登山道との道標のさす方へと進む。8時に前回間違えて大岩の手前を左に登ってしまったところに来た。ここはまっすぐだ。8時10分、沢がでてきてそこには鯛流水・三合目との道標がある。
8時25分、尾根の上にあがってこうもり岩を目指しまっすぐ尾根上を登っていく。落ち葉の上に少し雪がある。8時半にこうもり岩手前のベンチまで登ってきた。Sさんは初めてなので岩場の大きさに驚いておられる。スケールはなかなか写真では表せない。「こうもり岩」「六合目」の道標がある。すぐ上に洞穴があるので今回も行ってみるが誰もいない。熊ももちろんいない。登山道に近いので動物の定住には向かないだろう。このあたりは岩峰がいくつもあってなかなかの迫力だ。もう一つ洞穴があるが深そうで動物がいてもいけないのでそちらはパスした。こうもり岩などの岩峰群を下からぐるっと時計回りに巻いて再び尾根上へ。巻き道のあたりから雪が増えてきた。
あとはひたすら尾根上を登っていく。9時、前方に大岩が見えてきた。この岩が見えてくるとあとひと登りで鯛ノ巣山山頂だ。笹原は雪をかぶっていてすっかり雪山だ。
9時15分、鯛ノ巣山山頂に着いた。展望はあるもののこんな天気なので宍道湖なども見えない。近くの下界がみえるくらいだ。9時25分、弁当岩へと向かう。落葉しているので樹間から猿政山・大万木山などが見えている。9時35分、弁当岩に着いた。猿政山群が見えている。少し雲がかかっている。
さてここからが未踏の稜線だ。まっすぐ踏み跡を進むと岩がでてきた。おそらく右だろうが岩の上に上がってみるとやっぱりこの岩を右に巻くのが正しいようだ。ピンクテープが時々あり踏み跡もある。歩きやすい。大きなブナが時々見られる。霧が出てきて幽玄な感じがする。
9時55分、986mピークの少し北側を進む。とてもなだらかなピークだ。10時、小さな笹原にでてきた。天気がいいとさぞ見晴らしがいいのだろう。霧がでてきて何も見えない。稜線の少し右側を歩いていく。
10時05分稜線の上を下っていく。10時10分、再び登りになる。この先で稜線の踏み跡は右へとカーブする。10時20分、少し下っていく。下り終えると今度は1020mピークへの登りだ。このあたりは灌木帯となっている。登り終えるとなだらかな踏み跡が稜線上に続いている。前方に少し高いピークが見えている。どうも鉄屋山の手前の山のようだ。10時45分、右に植林がでてきた。
10時50分、三俣になったところにでてきた。ここは1020mピークと鉄屋山の間にある1000m強のピークのある三俣だ。うっかりするとまっすぐ進んでコースアウトしてしまうところ。ぱっと見するとまっすぐ方向の方がテープが多いような。ここは右へ少し曲がって歩いていく。前方に見えているのが鉄屋山の手前のピークかな。雪で笹が倒れて踏み跡が少し分かりにくくなっているところもあるがそれほど茂ってはおらず稜線上を歩けばいい。11時小さなピークに着いた。あともう一つ小さなピークを越えると鉄屋山だ。11時08分手前のピークに着いた。前方になだらかな三角のピークが見えている。これが鉄屋山だろう。このあたりは曲がりくねった木が多い。豪雪で木々が曲がりくねっていろんな形になっている。
10時10分、鯛ノ巣山との道標がでてきた。以前、縦走路が整備されていたころのものだろう。鉄屋山のちょうどすぐ手前のところにある。とても雰囲気が良くて帰りたくないですねえと話す。
11時15分、鉄屋山の山頂に着いた。山頂を示すものがあるかなあと探したがなかった。木々に覆われていて葉が茂っていると全く展望はないだろう。ここも象のような恰好をした木があって面白い。鉄屋山から南西へと毛無山を目指して下りるがどうもおかしい。Sさんがこちらではないかと北側をさされる。南西への尾根の方が稜線っぽくって間違えてそちらの尾根上に入っていたようで右へ、西北西への稜線へと戻ると踏み跡があった。鉄屋山から南西へ50mほど下りた後西北西へ稜線上を下っていくのが正解だ。
鉄屋山からはぐんぐんと下っていく。11時20分、毛無山との道標がでてきた。11時半、右側に植林がでてきた。前方にはなだらかな山容が見えている。「11時35分にも鯛ノ巣山→」の道標がでてきた。昔は良く整備されていたのだろう。そのすぐ先には「芦谷分れ」との道標がでてきた。右側のガスがとれて振り返ると大きな尾根が見えている。鉄屋山から北に派生した尾根なのだろう。11時40分、右側は植林だ。11時50分、振り返ると山並みが少し見えている。12時に日が射してきた。
12時05分に毛無山山頂に着いた。日が射している。木々が白く輝いてとてもきれいだ。ただ気温が高いからか霧氷はできていない。ポシェットの温度計は1度。次のピークへと続く登山道が見えていてこれは高速道路ですねえと話すが・・積雪は少ないとはいえ距離がそれなりにあるのでふくらはぎが筋肉痛だ。12時40分、ベンチがでてきた。毛無山展望台とあり看板地図があるがガスで展望はゼロ。
12時55分、舗装林道にでてきた。ここが毛無山駐車場だ。ここから60m南へ舗装林道を歩くと新生坊峠だ。ここには道標があり「地蔵尊→」「登山口」とある。稜線上までちょっとの距離だけれどとても急だ。Sさんによるとロープがあったようだ。ここから稜線上の登山道を歩いていく。
11時35分、地蔵尊に着いた。ここで門坂登山口からの滝見ルートと合流する。宍道湖が見えている。このあたりからこれまでの疲れもあって黙々と登っていく。ガスがとれてきて前方になだらかな船をひっくり返したような恰好をしたなだらかな大万木山の山容が見える。
14時10分、水場にでてきた。ここでSさんは水分補給。山頂まで400mとある。14時20分、小屋が見えてきた。14時25分、避難小屋に着いた。小屋に入って昼食タイムだ。とてもきれいな小屋だ。このあたりは霧氷ができている。晴れているととてもきれいだろう。15時に山頂へ。誰もいない。位出谷駐車場の人のトレースが残っている。すでに下山したようだ。山頂は20センチほど積もっていて霧氷祭りだ。記念写真を撮って位出合駐車場への渓谷ルートを下っていく。霧がでていたこともあってかまっしろけ。夢の世界にいるようだ。15時10分、反射板がでてきた。これは確か先日琴引山に登った時に見えていた。15時25分、稜線分岐だ。まっすぐ進むと琴引縦走路だ。ここで右へ「渓谷ルート 位出合駐車場へ 2.8km」の道標のさす方へと下りていく。このルートは10年ぶりくらいだろうか。山腹を谷へとゆっくりと下りていく。結構険しい谷で岩壁が見えている。15時45分、位出合駐車場へ1.2km 静かの森 山頂へ1.6kmとある。15時50分、左下に滝が見えている。龍門滝とあるがこの道は通行止めとある。16時に谷まで下りてきた。橋を渡ってすぐに避難小屋がでてきた。16時05分、門坂駐車場へと向かう横手コースが右に分岐している。左へと下りていく。16時10分に位出合駐車場へと下りてきた。念願の鯛ノ巣山~大万木山縦走をすることができた。ヤマップ・ヤマレコでの初めてのオフを思いっきり楽しむことができた。このあとSさんに車で鯛ノ巣山登山口駐車場まで送ってもらって(これが結構遠い)、たかの湯で汗を流して解散した。とてもとても充実した山歩きをワイワイとにぎやかに楽しむことができた。

地図 出典 国土地理院
GPXデータ
アクセス:尾道松江道(~吉田掛合インター)→国道54号→県道273号→/→大万木山位出合駐車場(マップコード:543 311 580*04)
駐車場:大万木山の位出合駐車場(マップコード:543 311 580*04)・鯛の巣山駐車場(マップコード:388 456 132*55)ともに舗装されています。どちらも広いです。
トイレ:大万木山の位出合駐車場のトイレは使えましたが鯛ノ巣山駐車場のトイレは冬季閉鎖中でした。
日帰り入浴温泉:日帰り温泉の「ラムネ温泉(飯南町頓原)」「たかの温泉神之瀬の湯庄原市高野町新市)」
備考(その他):今回鯛ノ巣山から大万木山まで縦走するために車を回しましたが結構時間がかかりました。
garminconnect
装備
靴:シリオ P.F.630
ザック:バーサライトパック40
その他:ツエルト・ロングスパッツ・GPS(fenix5x+oregon400t)等

山SNSのSさんと鯛ノ巣山から大万木山への縦走することにした。大万木山に車を一台デポして鯛ノ巣山駐車場へ。

がらーんとしている。トイレは冬季閉鎖。雨は降ってない。準備を済ませて7時半に出発する。

道路を少し下りると地図看板がありそこの道路へ入る。

道路を歩いていく。

7時55分、大滝・鯛ノ巣山登山道分岐に着いた。今回はこうもり岩経由で大万木山へ縦走をするので鯛の巣登山道との道標のさす方へと進む。

谷沿いに歩いていく。

鯛流水・三合目

やがて尾根上へ。

落ち葉の上に少し雪がある。

8時半にこうもり岩手前のベンチまで登ってきた。

「こうもり岩」「六合目」の道標がある。

すぐ上に洞穴があるので今回も行ってみるが誰もいない。登山道に近いので動物の定住には向かないだろう。

このあたりは岩峰がいくつもあってなかなかの迫力だ。

こうもり岩などの岩峰群を下からぐるっと時計回りに巻いて再び尾根上へ。

9時、前方に大岩が見えてきた。この岩が見えてくるとあとひと登りで鯛ノ巣山山頂だ。

ひたすら尾根上を登っていく。

9時15分、鯛ノ巣山山頂に着いた。

展望はあるもののこんな天気なので宍道湖なども見えない。

9時25分、弁当岩へと向かう。

9時35分、弁当岩に着いた。猿政山群が見えている。少し雲がかかっている。

さてここからが未踏の稜線だ。

まっすぐ踏み跡を進むと岩がでてきた。おそらく右だろうが岩の上に上がってみるとやっぱりこの岩を右に巻くのが正しいようだ。

ピンクテープが時々あり踏み跡もある。歩きやすい。

大きなブナが時々見られる。霧が出てきて幽玄な感じがする。

10時、小さな笹原にでてきた。天気がいいとさぞ見晴らしがいいのだろう。霧がでてきて何も見えない。

熊の爪痕

1020mピークへの登りだ。このあたりは灌木帯となっている。

10時45分、右に植林がでてきた。

10時50分、三俣になったところにでてきた。ここは1020mピークと鉄屋山の間にある1000m強のピークのある三俣だ。うっかりするとまっすぐ進んでコースアウトしてしまうところ。ぱっと見するとまっすぐ方向の方がテープが多いような。ここは右へ少し曲がって歩いていく。

前方に見えているのが鉄屋山の手前のピークかな。

11時15分、鉄屋山の山頂に着いた。山頂を示すものがあるかなあと探したがなかった。木々に覆われていて葉が茂っていると全く展望はないだろう。ここも象のような恰好をした木があって面白い。

鉄屋山から南西へと毛無山を目指して下りるがどうもおかしい。Sさんがこちらではないかと北側をさされる。

南西への尾根の方が稜線っぽくって間違えてそちらの尾根上に入っていたようで右へ、西北西への稜線へと戻ると踏み跡があった。鉄屋山から南西へ50mほど下りた後西北西へ稜線上を下っていくのが正解だ。

鉄屋山からはぐんぐんと下っていく。11時20分、毛無山との道標がでてきた。

11時半、右側に植林がでてきた。

前方にはなだらかな山容が見えている。

「11時35分にも鯛ノ巣山→」の道標がでてきた。昔は良く整備されていたのだろう。

「芦谷分れ」との道標がでてきた。

右側のガスがとれて振り返ると大きな尾根が見えている。鉄屋山から北に派生した尾根なのだろう。

12時05分に毛無山山頂に着いた。日が射している。木々が白く輝いてとてもきれいだ。

気温が高いからか霧氷はできていない。ポシェットの温度計は1度。

次のピークへと続く登山道が見えていてこれは高速道路ですねえと話すが・・積雪は少ないとはいえ距離がそれなりにあるのでふくらはぎが筋肉痛だ。

12時40分、ベンチがでてきた。

毛無山展望台とあり看板地図があるがガスで展望はゼロ。

12時55分、舗装林道にでてきた。ここが毛無山駐車場だ。

毛無山駐車場から60m南へ舗装林道を歩くと新生坊峠。ここには道標があり「地蔵尊→」「登山口」とある。

稜線上の登山道を歩いていく。

11時35分、地蔵尊に着いた。ここで門坂登山口からの滝見ルートと合流する。

宍道湖が見えている。

14時25分、避難小屋に着いた。小屋に入って昼食タイムだ。とてもきれいな小屋だ。

15時に山頂へ。誰もいない。

山頂は20センチほど積もっていて霧氷祭りだ。

霧がでていたこともあってかまっしろけ。夢の世界にいるようだ。

15時10分、反射板がでてきた。これは確か先日琴引山に登った時に見えていた。

15時25分、稜線分岐だ。まっすぐ進むと琴引縦走路だ。ここで右へ「渓谷ルート 位出合駐車場へ 2.8km」の道標のさす方へと下りていく。

このルートは10年ぶりくらいだろうか。山腹を谷へとゆっくりと下りていく。

結構険しい谷で岩壁が見えている。

左下に滝が見えている。龍門滝とある。

橋を渡ってすぐに避難小屋がでてきた。

16時05分、門坂駐車場へと向かう横手コースが右に分岐している。左へと下りていく。

16時10分に位出合駐車場へと下りてきた。念願の鯛ノ巣山~大万木山縦走をすることができた。とてもとても充実した山歩きをワイワイとにぎやかに楽しむことができた。