令和元年(2019) 11月23日 車 単独
中ノ川山1170.1m 中国地方 広島県/島根県・・・裏恐羅漢山をちょっと縦走(野田原の頭~天杉山~中ノ川山~恐羅漢山)
天気:晴れ
登り 恐羅漢山登山口(8:25)→夏焼峠(ナツヤケのキビレ)(8:45)→中ノ甲林道(9:20)→作業道分岐(9:30)→ホタノコヤ谷入口(9:35)→作業道終点(10:10)→野田原の頭(10:40)→天杉山(11:25)→中ノ川山(12:15)
下り 中ノ川山(12:30)→台所原(12:55)→恐羅漢山(13:55)→立山分岐(14:25)→恐羅漢山登山口(15:10)
アクセス 山陽道→中国道(戸河内)→国道191号→→恐羅漢山登山口駐車場

整備されたと聞いて雪が降る前に登っておこうと野田原の頭~天杉山~中ノ川山の縦走を計画した。初めてのコースで山深いので早朝から登ろうと計画するも案の定寝過ごして7時35分に出発して恐羅漢山登山口には8時15分に着いた。天気は快晴だけれどハイカーの車は少ない。恐羅漢山に登って時計回りに縦走する予定だったが寝過ごしたので夏焼峠から中の甲~野田原の頭~天杉山~中ノ川山~恐羅漢山と反時計回りに登ることにした(時間がなければ山頂はパス)。
8時25分に出発して夏焼尾根コースへと向かう。きれいな霞のない青空だ。落葉した登山道を歩いていく。ここはいつの季節に来ても心が落ち着く。8時35分、野鳥観察のテラスを過ぎて2,3分のところで石に右と彫ってあるところに出てきた。
8時45分、夏焼峠に着いた。いつもなら左へ恐羅漢山に向かうが今回初めてまっすぐ「中ノ甲 砥石郷山」の方向へと進む。山腹道を歩いてく。前方になだらかな山が見えている。野田原の頭あたりだろうか。8時50分、木橋を渡ったころに看板があり「現在地:砥石郷山分れ」とある。中ノ甲林道45分、砥石郷山頂45分とある。中ノ甲林道へ進む。このあたり植林が多い。右の尾根の上の方を見るとカラマツかな?上のほうだけ日が当たって光っているみたいに見えている。何度も木橋を渡る。壊れている木橋もあるけれど迂回すればどれも問題ない。恐羅漢山の北側で日当たりがあまりよくないのだろう湿度も高そうなので木が腐りやすくて木橋が朽ちるのも早そう。笹の下地に植林が多い。右側の山腹道を歩ていくと9時頃にいったん谷道となりやがて左側の山腹を下りるようになった。斜面に朽ちかけた木道がかけられている。ただそこを歩かなくても斜面側にも丸木がかけられており問題ない。年代を感じさせてくれる。
いったんジグザグ道になり再び左の沢沿いに下りてく。登山道は落ち葉に敷き詰められている。さすがに色はもう消えてしまって茶色。9時15分、沢の右側へ。谷へと下りてゆっくり歩いていくと前方に林道が見えてきた。9時20分に中ノ甲林道に出てきた。ここには看板があり「現在地:中ノ甲登山口」とある。林道を右へと下ると「十文字峠・聖湖方面」、左へ上がっていくと「台所原 1時間15分」とある。左の台所方面へと歩いていく。普通の未舗装林道だ。
9時25分に橋を渡る。中ノ甲橋とある。上流側には小さな滝がある。9時半に右に作業林道が分岐している。ここがネットのレポートで確認したところのようだ。たしか作業林道の右上に看板があるはず。確かに「←野田原の頭 中の甲→」とある。9時35分、作業道が右にカーブするところで左にピンクテープがいくつかでてきた。どうもここがホタノコヤ谷への道があったところのようだ。今はどうなんだろうか。藪化しているように見えるが。左になだらかな山が見えている。1190mピーク・天杉山あたりだろう。周囲は植林が多い。
10時10分、作業林道終点に着いた。左に「野田原ノ頭稜線←」と看板がありしっかりとした登山道がある。なだらかな尾根の上を登っていく。5分ほど歩くと植林が終わり自然林となった。一転して明るくなる。このあたりカラマツがみられる。これは植林かといえば植林。細い樹木が多い。振り返ると樹間に砥石郷山が見えている。10時半、だいぶん上がってきたのか斜度がゆるくなり少し下るところも出てきた。野田ノ原のすぐ手前のピークとまでも言えないほどの小さな高みのようだ(そこから35mほどで山頂だった)。笹のじゅうたんに少し小ぶりだけれどブナが点在していていい雰囲気。この先斜度が少しきつくなる。倒木に穴が開いている。小さいので熊はいないだろうが何か小動物がねぐらにしているのかも。もう稜線はすぐそこ。青空はほぼ目の高さになった。
10時40分、縦走路にでてきた。登って方向に「中の甲林道→」を、縦走路には「←天杉山 高岳→」とある。高岳側はい踏み跡はあるようだけれども藪化している。高岳からここまでも歩いてみたい。ここが野田原ノ頭1136mだ。ここから天杉山・野田原ノ頭分岐(鞍部)まで下りていく。10時55分、ぐんぐんと下っていく。前方には1173mピークが見えている。その左奥に1190mピークがちょこっと小さく見えている。このあたりの山頂はどれもなだらかだ。このあたりも落葉していて細目のブナが多いこともあってかとても明るい。
下りの傾斜が緩くなって11時に天杉山・野田原ノ頭分岐(鞍部)まで下りてきた。「中の甲林道」の道標がある。ここを左(南東)へホタノコヤ谷を下りていくと作業林道に下りることができるのだろう。ただ藪化していそう。ここから登り返していく。このあたり斜度が少しきついとこもあって草刈りはとても大変だったのではなかろうか。前のピークがだいぶん近づいたけれども高く見える。鞍部から100mほど歩いたところで登山道は右へ曲がってしばらくすると左へ稜線の少し右側(北西側)を歩くようになる。右に林道が走っているのが見えている。どこだろう。少し急な斜面を登っていくとなだらかになった。右遠くに日本海と街並みが見えている。11時20分、大きな杉が点在している。一本とても巨大な杉の木がある。谷を隔てた向こうの尾根に林道があり丸裸にされている。民有地かもしれいないし、植林だったようだけれどなんか見ていると心苦しくなる。このあたりの登山道は赤テープやリボンが少し多めについている。迷いやすいところなのだろうか。天杉山1173.6mの直下の急な登りに差し掛かる。そんな急なところはすぐに終わって11時25分、天杉山の山頂に着いた。広めに草刈りがなされていて天杉山との看板がある。
中ノ川山まで行ったらまずは一安心なので昼食はパスして先を急ぐ。登山道の左側に少し杉林がみられる。稜線の右側を歩くようになる。右になだらかな尾根が分岐している。これだけしっかり草刈りがされているとそういうことはないだろうが。とても快適な明るい稜線歩きが続く。右側に上の方が笹原になった尾根が見えている。どこだろうか(あとで確認すると岩倉山のあたりのようだ)。登山道が笹の尾根に見えている。日本海が近くに見えている。1126ポイントあたりで稜線の上へ。左側が笹原になっていて恐羅漢山が大きな山容を見せてくれている。左手前をみると特徴的な姿をした山が見える。砥石郷山だろうか。前方になだらかな左右に長い高みが見えている。あれが中ノ川山1170.1m山頂部だろう。12時10分、登山道が左へカーブしている。ここもリボンがいくつかついている。樹林が少ないので笹原とまではいかないけれどもいい感じ。
右側に踏み跡がある。藪化してきている。これが岩倉山分岐だろう。中ノ川の山頂部には三つの高みがありその一番南が中ノ川山で岩倉山分岐は真ん中のピークの少し南側にある。テープがいくつか巻いてある。岩倉山分岐から3分ほどで、12時15分中ノ川山の山頂に着いた。中ノ川山1170.2mとの看板と三角点がある。ここで昼飯。といってもソーセージやジャーキー、ピーナッツだが。
12時半に中ノ川山を後にして台所原を目指す。前方に大きな恐羅漢山を見ながらゆっくりと下りていく。右、遠くに吉和冠山が見えている。少し登り返して12時35分1146mポイントに着いた。12時40分頃からぐんぐんと下っていく。右遠くに須佐高山が見える。右側に亀井谷が見えてきた。今年は歩けるかなあ。岩倉山と組み合わせて歩いてみたいが。
明瞭な登山道を下っていくと12時55分、台所原に着いた。これで未踏であった野田原の頭~天杉山~中ノ川を歩くことができた。ここから右へ「恐羅漢山頂60分」の道標通りに恐羅漢山山頂を目指して登っていく。もちろん紅葉はすっかり終わっている。ここはいつきてもとてもいい雰囲気のところだ。わかっているけど恐羅漢山への登りはきつい。暑い暑い、ポシェットの温度計を見ると20度を指している。先日の伯耆大山とは大違いだ。台所原分れの手前で父子が食事をとっている。山頂は混雑しているのかなあと思ったが、台所原分れから1分ほど登って13時55分に山頂に着くと誰もいない。
最近はいつも混雑している時間帯からずれているので居ても数名のことが多い。大江高山や伯耆大山が見えている(と思いや三瓶山だった。あとで登ってこられた夫婦連れにうそを言ってしまった)。家族で登った臥龍山やホームゲレンデの鷹ノ巣山とカンノキ山もよく見えている。石鎚山系もよく見えている。夫婦連れが登ってこられた。旧恐羅漢山に登ってこられたのか。しばらく景色を楽しみ14時15分に下山を開始した。トレランの男性が一人登ってこられた。
14時25分、新しくなった道標の設置された立山分岐で右へ。すぐに国設スキー場分れに着く。ここはまっすぐ進む。右へ行くと国設スキー場とあるがよくわからない。鳥のウソがいる。冬が近づいて高山から下りてきたのかな。八ヶ岳のやまびこヒュッテでまじかで見ていたのでよくわかる。リフトに搬器(チェア)が取り付けてある。人工雪用の機械がゲレンデに置いてある。15時に駐車場まで戻ってきた。今日は体調がいまいち出寝過ごしてしまうというミスもあったが予定通りのコースを歩くことができた。あとは岩倉山~中ノ川~亀井谷・野田原の頭~聖山かな。15時10分に車で出発して16時55分に帰った。

地図 出典 国土地理院
GPXデータ GPX
アクセス:東広島からだと中国道戸河内インターが最寄のインター・県道252号恐羅漢公園線はとても狭く離合困難箇所多く避けた方が無難で深入山のふもとを通って二軒小屋駐車場や恐羅漢山登山口駐車場に向かった方が良い。
駐車場:登山者用の駐車場あり(満車になったところを見たことがない)。
トイレ:24時間可能なトイレあり(恐羅漢山登山口の方は3分ほど歩かないといけない)。ただし冬季は不明。
日帰り入浴温泉:深入山麓に日帰り入浴できるいこいの村があり/戸河内インターのところに道の駅やコンビニあり。
備考(その他) GWや紅葉シーズンは戸河内インターは渋滞することがあり。道の駅は週末混雑。
garminconnect:
装備:
靴: シリオ P.F.630
ザック: バーサライトパック40
その他: ダブルストック(カリマー)・GPS(fenix5x+oregon400t)・熊鈴(必須)・クマよけスプレー

8時25分に出発して夏焼尾根コースへ。駐車場に車は少ない。

夏焼尾根コースへと向かう。

きれいな霞のない青空だ。

落葉した登山道を歩いていく。

石に右と彫ってあるところ

夏焼峠手前にて

時45分、夏焼峠(ナツヤケのキビレ)に着いた。

いつもなら左へ恐羅漢山に向かうが今回初めてまっすぐ「中ノ甲 砥石郷山」の方向へと進む。

山腹道を歩いてく。

8時50分、木橋を渡ったころに看板があり「現在地:砥石郷山分れ」とある。

中ノ甲林道45分、砥石郷山頂45分とある。中ノ甲林道へ進む。

右の尾根の上の方を見るとカラマツかな?上のほうだけ日が当たって光っているみたいに見えている。

何度も木橋を渡る。壊れている木橋もあるけれど迂回すればどれも問題ない。

日当たりがあまりよくないのだろう湿度も高そうなので木が腐りやすくて木橋が朽ちるのも早そう。

9時頃にいったん谷道となりやがて左側の山腹を下りるようになった。

斜面に朽ちかけた木道がかけられている。ただそこを歩かなくても斜面側にも丸木がかけられており問題ない。年代を感じさせてくれる。

9時15分、沢の右側へ。

谷へと下りてゆっくり歩いていくと前方に林道が見えてきた。9時20分に中ノ甲林道に出てきた。

振り返ったところ。

「現在地:中ノ甲登山口」とある。林道を右へと下ると「十文字峠・聖湖方面」、左へ上がっていくと「台所原 1時間15分」とある。

左の台所方面へと歩いていく。普通の未舗装林道だ。

9時25分に橋を渡る。中ノ甲橋とある。

上流側には小さな滝がある。

9時半に右に作業林道が分岐している。ここがネットのレポートで確認したところのようだ。

たしか作業林道の右上に看板があるはず。確かに「←野田原の頭 中の甲→」とある。

9時35分、作業道が右にカーブするところで左にピンクテープがいくつかでてきた。どうもここがホタノコヤ谷への道があったところのようだ。今はどうなんだろうか。

左になだらかな山が見えている。1190mピーク・天杉山あたりだろう。周囲は植林が多い。

10時10分、作業林道終点に着いた。

左に「野田原ノ頭稜線←」と看板がありしっかりとした登山道がある。

このあたりカラマツがみられる。

なだらかな尾根の上を登っていく。

振り返ると樹間に砥石郷山が見えている。

10時半、だいぶん上がってきたのか斜度がゆるくなり少し下るところも出てきた。

笹のじゅうたんに少し小ぶりだけれどブナが点在していて良い雰囲気。

さらに登っていく。

倒木に穴が開いている。小さいので熊はいないだろうが何か小動物がねぐらにしているのかも。もう稜線はすぐそこ。

左に見えるのはどこだろうか。

だいぶん登ってきた。

10時40分、縦走路にでてきた。

高岳分岐方面は笹が茂っている。

天杉山方面へ向かう。

1190mピークと天杉山が見えている。

11時に天杉山・野田原ノ頭分岐(鞍部)まで下りてきた。テーブがたくさん巻いてある。

「中の甲林道」の道標がある。ここを左(南東)へホタノコヤ谷を下りていくと作業林道に下りることができるのだろう。

笹が茂っている。

草刈り大変だったのでは。

日本海側に大麻山と手前に林道

11時25分、天杉山の山頂に着いた。

広めに草刈りがなされていて天杉山との看板がある。

天杉山から中ノ川山へ向かう。

岩倉山が見えている(後に確認)

登山道が見えている。

日本海側に街並みが見えている。

恐羅漢山

夏焼峠(ナツヤケのキビレ)

このあたりは高原状でとても雰囲気が良い。

樹間から深入山が見えている。

12時15分、中ノ川山山頂に着いた。

中ノ川山1170.2mとの看板と三角点がある。ここで昼飯。といってもソーセージやジャーキー、ピーナッツだが。

亀井谷方面

12時55分、台所原に出てきた。

台所原から山頂へ。

台所原分れから1分ほど登って13時55分に山頂に着くと誰もいない。写真は三瓶山。

大江高山

臥龍山

鷹ノ巣山&カンノキ山

遠くに四国の赤星山~二ツ岳・エビラ山

東郷山の向こうに黒森山・笹ケ峰~寒風山

しばらく景色を楽しみ14時15分に下山を開始した。

野呂山

阿佐山~天狗石

臥龍山

深入山

14時25分、新しくなった道標の設置された立山分岐で右へ。鳥のウソがいる。冬が近づいて高山から下りてきたのかな。

15時に駐車場まで戻ってきた。今日は体調がいまいち出寝過ごしてしまうというミスもあったが予定通りのコースを歩くことができた。