令和元年(2019) 8月17日 車 三人(家族で)
久住山1786.5m 九州地方 大分県・・・家族で九重連山に初の遠征(久住山・星生山)
天気:晴れ
登り 牧ノ戸峠登山口(駐車場)(7:15)→沓掛山(7:52)→扇ケ鼻分岐(8:50)→星生山(9:45~10:04)→久住分れ(11:10~11:35)→久住山(11:56)
下り 久住山(12:05)→久住分れ(12:30)→扇ケ鼻分岐(13:25)→沓掛山(14:28)→牧ノ戸峠登山口(駐車場)(14:45)
アクセス 山陽自動車道→/→東九州自動車道→大分自動車道(~湯布院インター)→やまなみハイウェイ→長者ヶ原駐車場/牧ノ戸峠駐車場

今年の夏の家族旅行は燕岳の予定で宿も予約していたがちょうど台風が広島を直撃しそうでその余波で信州の天気予報が芳しくなく、やむなく180度方向を変更して山小屋であった人やSNSでよく話題の上がる九重山に登ることにした。台風でキャンセルがでたのか終盤ではあるがお盆休みでなんとか宿をとることができた。
8月15日に台風が直撃するも雨・風ともそれほどでもなかった。8月16日朝8時に自宅を出発して山陽道、東九州道経由で大分道の由布インターへは12時半に着いた。アルプスに行くのに比べると断然近い。ここで食料品を調達した方がいいだろうということでちょうど昼食の時間でもあったのでジョイフルで食べて隣にあるマルミヤストアというスーパーで食料品を調達した。このあたりにはコンビニがある。セルフのガソリンスタンドもあった(帰りに寄った)。
最初の目的地であるやまなみ牧場へ向かった。景色は北海道や昔バイクでよくツーリングに行っていた三沢から下北半島に向かうあたりに似ている感じがする。湯布院からやまなみハイウェイを利用して20分ほどで着いた。牧場なんてと思っていたけれども鴨、ヤギ、うさぎ(家にもいるけど)などがいて餌をやったりとても面白い。
15時25分に牧場を後にして長者ヶ原へと向かった。4kmもないのですぐに着いた。広い駐車場がある。モンベルの近くに車を停めてモンベルやビジターセンターを巡った。牧ノ戸峠は早朝から駐車場がとても混むとのことなので念のためバス時刻を確認する。ビジターセンターにバスの時刻表が載せてあり、土曜は8時5分発の牧ノ戸峠8時15分がある。次のは9時10分だ。
16時に長者ヶ原を出発して牧ノ戸峠前を通って16時半に宿泊先である久住高原コテージに着いた。テント場がありかなりにぎわっている。朝食は7時からバイキングだとのことであり食べていると間違いなく遅くなってしまうのでコテージの売店でパンなどを購入して朝は食べずに6時半からチェックアウトできるとのことなのでその時間に出発して7時までには牧ノ戸峠に着くように計画を立てた。夕食は焼肉を食べて(とてもおいしかった)、はやめに就寝した。
5時には起きて早めに買ってきたパン・ヨーグルトなどを食べて運動がてら高原の日の出を見物に外へ。前日は曇っていたけれども快晴だ。早めにチェックアウトできたので6時20分に出発して6時50分、牧ノ戸峠に着いた。かなり埋まっているけれどもまだ余裕があったが7時にはかなり埋まってしまった。
無事、車を停めることはできたものの、ママがアームガードを忘れたことに気づいて大騒ぎ。運よく売店に売っていて早速購入した。帽子やサンダルも売っている。昼間には食堂もやっている様子だ。モンベルにも地図はなくここで地図を購入した。
7時15分、牧ノ戸峠を出発して沓掛山、星生山を経由して久住山・中岳を目指す。牧ノ戸登山口との道標のところから登る。登山口に登山届があり提出した。背の低い木立の中のコンクリ道を登る。最初が一番急なのかやや傾斜がある。
7時半、東屋のある展望台にでてきた。九重連山の一つである三俣山が見える。これから登っていくなだらかな草原状の尾根が見えている。北東にはふもとを通ってきた由布岳が見えている。特徴がある山頂なのですぐわかる。コオニユリの群落がある。オトギリソウやツリガネニンジンも咲いている。ツリガネニンジンはもう終わりかけの花だ。
木の階段を登ると7時40分、大きな岩がでてきた。久住山3.1km 牧ノ戸0.7kmとある。ここでちょっと休憩して登っていく。沓掛山の岩場のようだ。前方になだらかな九重連山の山並みが見えている。まだ久住山は見えていない。右側は雲海状に少しなっている。息子が久しぶりに見たと話している。先日の雨の影響か水たまりがあったりするので泥んこにならぬよう注意する。
7時52分、沓掛山の山頂に着いた。ロープ場コースもあるが迂回路で下りてきた。7時56分、久住山3.6km(あとで考えるとおかしいような)との道標がでてきた。このあたりからママコナが良く咲いている。右前方に見えるなだらかな山は扇ケ鼻1698mのようだ。かわいらしい赤い実がある。コケモモ?。アカモノではなさそう。前方に大きななだらなか山容の星生山1762mがドーンと見えている。かっこいい。あまり高低差のない遊歩道のような道を歩いていく。草原帯が続くのでとても開放的だ。後ろに富士山のような恰好をした山が見えている(涌蓋山1,499.5m)。8時20分、灌木帯に入って登っていくと広場にでてきた(8時25分)。ここでちょっと休憩。ポシェットの温度計は30度近くを指しているけれどもそこまで暑くない。少し岩がゴロゴロした北八ヶ岳のような道(この前登った笠ヶ岳の鏡平からワサビ平までの登山道のような)が続く。マツムシソウが咲いている。だんだん星生山が大きくなってきた。
8時50分、扇ケ鼻との分岐にでてきた。四国でよく見るような笹原の山なみ(二の森・鞍瀬の頭・笹ケ森のような)が続いている。
8時58分、星生山の縦走路との分岐に出てきた。一人男性がそちらの方へ歩いていった。道標には何もないが地図で確認するとそちらが確かに縦走路のようだ。僕らもそちらへと向かう。草原の中に明瞭な踏み跡がある。まさか稜線手前の大きな岩稜を通らないよねえと話す。シモツケソウが咲いている。ワレモコウも。9時02分に灌木帯へ。男性が抜かしていって岩稜へと向かっている。岩壁がありロープが張ってある。その下をとっていく。急な斜面を登っていく。ロープ付きの岩場がありこういう岩場が久しぶりの家内は難儀している。ここを過ぎると草原帯だ。向こうに三角の八ヶ岳の赤岳のような久住山が見えている。眼下には緑豊かな高原が見えている。草原帯なのでとても展望がいい。歩いてきた道が見えている。快適な稜線を歩いていく。
9時45分、星生山の山頂に着いた。南からの登山道がノーマルルートのようで小さな子供も登ってきている。ここでしばらく休憩する。山頂の温度計は23度。とても涼しい。
10時04分に久住分れへと縦走していく。岩稜帯を歩いていく。ここからみる赤岳はとてもかっこいい。左下には硫黄山が煙を上げていて時々風向きで硫黄のにおいがする。わかりにくいところがありが先回りして確認してから家族がついてくる。10時半に木の杭がある。ごみは持ち帰りましょうとある。星生崎のあたりも少々分かりにくくて先回りして確認。久住分れ手前にでてきた。何人かが稜線を歩いており岩を左から巻いて下りるとそのまま久住分れにでれるようだ。黄色い杭のところにでてきた。主な登山道なのでもう安心だ。
11時10分、久住分れに着いた。ここで昼食タイム。子供が買ってきたミカンがとてもおいしい。山で食べる果物はとてもおいしい。家内は膝を少々痛めたようで久しぶりのハードハイクということもあって疲れた様子。ここで待っているとのこと。なので必要最小限の荷物だけ持って行き、それ以外はデポしていった。
11時35分、久住山山頂へと向かう。11時43分、中岳との分岐に出てきた。小岩のゴロゴロした道を登っていくと11時56分、久住山山頂1786.5mに着いた。今回の目標を達成した。展望は残念ながら低い雲が湧いていてあまりよくなく少し休んで登ってきた道を下りる。もうひと座登りたかった中岳はまたの機会にということとする。12時05分、下山を開始しして登ってきた道を下りていく。右手に赤川温泉からの登山道との分岐か分岐を示す道標がある。12時半に久住分れに戻ってきた。12時45分に牧ノ戸峠を目指して下りていく。右手に星生山の岩稜が見えている。星生山を迂回するルートは遊歩道のような道だ。振り返ると久住山がとても格好いい。星生山への簡単ルートである直登ルートの分岐が13時05分でてきた。ツクシフウロが咲いている。ハクサンフウロ・伊予フウロ・・同じように見える。
13時25分、扇ケ鼻分岐に着いた。イブキトラノオが咲いている。涌蓋山周囲の雲海はすっかりなくなっている。
14時08分、沓掛山への登りに差し掛かる。岩場が多い。14時28分、沓掛山の山頂に着いた。やがてほんと遊歩道のような道になる。右下に牧ノ戸峠の駐車場が見えている。小学生くらいの子供たちが走って下りてくる。みんな元気だ。14時35分、コンクリ道になった。展望台がでてきて14時45分に牧ノ戸峠駐車場まで戻ってきた。駐車場には大分空きができている。ママが久住山に登れなかったのは残念だけれども何とか久住山には登ることができた。噂通りのとても開放的で雄大で楽しい山歩きを楽しめた。次回はぜひ坊がつるでテントをはってそこをベースにいくつかの峰を登ってみたい。
15時に出発して15時10分に星生温泉へ。とてもいい湯で子供も家内もとても気に入っていた。もっともっと長居したかったけれども次の予定があるので15時50分に湯布院へ出発して16時35分に宿泊地である花由に着いた。台風で花火が今日に延期となったことで窓から花火見物ができた。昨日の久住高原コテージの焼肉もたのしかったけれども今日もとても快適なホテルで楽しめた。翌朝8時から朝食を食べて子供は勉強を少しして9時50分頃に出発して一昨日見つけていたセルフガソリンへ10時08分によって15時45分に自宅に帰った。一年の一番のイベントが無事楽しく終えることができた。家族で坊がつるをベースにあちこち回るのをしてみたいが個人的にも機会があればテント泊をやってみたい。秋の早朝に上がるときれいな雲海や向かいを楽しむことができそうだ。

地図 出典 国土地理院
備考 中国地方からだと大分道湯布院インターで下りてやまなみハイウェイで長者ヶ原・牧ノ戸峠に向かうのがよさそう。星生温泉は日帰り入浴できおススメ。初心者は星生山縦走は避けた方がよさそう。コンビニは湯布院インター周辺にあり。
garminconnect
装備
靴 モンベルワオナブーツ
ザック バーサライトパック40
その他 ダブルストック(モンベル)・GPS(fenix5x+oregon400t)

6時50分、牧ノ戸峠に着いた。かなり埋まっているけれどもまだ余裕があった。でも7時にはかなり埋まってしまった。

7時15分、牧ノ戸峠を出発して沓掛山、星生山を経由して久住山・中岳を目指す。

牧ノ戸登山口との道標のところから登る。登山口に登山届があり提出した。背の低い木立の中のコンクリ道を登る。最初が一番急なのかやや傾斜がある。

7時半、東屋のある展望台にでてきた。

九重連山の一つである三俣山が見える。

これから登っていくなだらかな草原状の尾根が見えている。

北東にはふもとを通ってきた由布岳が見えている。特徴がある山頂なのですぐわかる。

コオニユリの群落がある。

オトギリソウ

ツリガネニンジンも咲いている。ツリガネニンジンはもう終わりかけだ。

木の階段を登ると7時40分、大きな岩がでてきた。久住山3.1km 牧ノ戸0.7kmとある。ここでちょっと休憩して登っていく。

沓掛山の岩場のようだ。

前方になだらかな九重連山の山並みが見えている。まだ久住山は見えていない。

右側は雲海状に少しなっている。息子が久しぶりに見たと話している。

先日の雨の影響か水たまりがあったりするので泥んこにならぬよう注意する。

中岳かな?見えてきた。

7時52分、沓掛山の山頂に着いた。

右前方に見えるなだらかな山は扇ケ鼻1698mのようだ。

かわいらしい赤い実がある。コケモモ?。アカモノではなさそう。

登ってきた沓掛山

あまり高低差のない遊歩道のような道を歩いていく。草原帯が続くのでとても開放的だ。

後ろに富士山のような恰好をした山が見えている(涌蓋山1,499.5m)。

ママコナ

8時20分、灌木帯に入って登っていく。

広場にでてきた(8時25分)。ここでちょっと休憩。ポシェットの温度計は30度近くを指しているけれどもそこまで暑くない。

なだらかな道が続く。

少し岩がゴロゴロした北八ヶ岳のような道(この前登った笠ヶ岳の鏡平からワサビ平までの登山道のような)。

マツムシソウ

だんだん星生山が大きくなってきた。

雲上の涌蓋山1,499.5m

星生山

8時50分、扇ケ鼻との分岐にでてきた。四国でよく見るような笹原の山なみ(二の森・鞍瀬の頭・笹ケ森のような)が続いている。

8時58分、星生山の縦走路との分岐に出てきた。一人男性がそちらの方へ歩いていった。道標には何もないが地図で確認するとそちらが確かに縦走路のようだ。僕らもそちらへと向かう。草原の中に明瞭な踏み跡がある。

まさか稜線手前の大きな岩稜を通らないよねえと話す。

シモツケソウ

ワレモコウ

9時02分に灌木帯へ。男性が抜かしていって岩稜へと向かっている。

イブキトラノオ

岩壁がありロープが張ってある。その下をとっていく。

ロープ付きの岩場がありこういう岩場が久しぶりの家内は難儀している。

急な斜面を登っていく。

ワレモコウ

登ってきた沓掛山、とその向こうに涌蓋山1,499.5m

星生崎と久住山

草原帯だ。

向こうに三角の八ヶ岳の赤岳のような久住山が見えている。

扇ケ鼻1698m

もうすぐ星生山山頂だ。

阿蘇の山並みが見えている。

9時45分、星生山の山頂に着いた。南からの登山道がノーマルルートのようで小さな子供も登ってきている。ここでしばらく休憩する。山頂の温度計は23度。とても涼しい。

三俣山とその右手前に硫黄山

風向きによって硫黄臭がする。

中岳と天狗ケ城

久住山

中岳~久住山

阿蘇山

根子岳

九重夢大吊橋

長者ヶ原(ちょうじゃばる)

沓掛山

10時04分に久住分れへと縦走していく。

岩稜帯を歩いていく。

ここからみる赤岳(訂正→久住山)はとてもかっこいい。

わかりにくいところがありが先回りして確認してから家族がついてくる。

家内が右側へ降りるがどうも道は左側にあるようなので呼び戻す。

岩稜帯

テープがあるが・・標識などはほとんどない。

左下には硫黄山が煙を上げていて時々風向きで硫黄のにおいがする。

10時半に木の杭がある。ごみは持ち帰りましょうとある。

星生崎のあたりも少々分かりにくくて先回りして確認。

久住分れ手前にでてきた。何人かが稜線を歩いており岩を左から巻いて下りるとそのまま久住分れにでれるようだ。

黄色い杭のところにでてきた。主な登山道なのでもう安心だ。

11時10分、久住分れに着いた。ここで昼食タイム。子供が買ってきたミカンがとてもおいしい。山で食べる果物はとてもおいしい。

家内は膝を少々痛めたようで久しぶりのハードハイクということもあって疲れた様子。ここで待っているとのこと。なので必要最小限の荷物だけ持って行き、それ以外はデポしていった。

低い雲が垂れて込めていて遠望は効かない。

11時35分、久住山山頂へと向かう。11時43分、中岳との分岐に出てきた。小岩のゴロゴロした道を登っていくと11時56分、久住山山頂1786.5mに着いた。

今回の目標を達成した。展望は残念ながら低い雲が湧いていてあまりよくなく少し休んで登ってきた道を下りる。中岳はまたの機会にということとする。12時05分、下山を開始しして登ってきた道を下りていく。

赤川温泉への分岐かな?

不要

星生山はかっこいい。

12時半に久住分れに戻ってきた。

12時45分に牧ノ戸峠を目指して下りていく。星生山を迂回するルートは遊歩道のような道だ。

振り返ると久住山がとても格好いい。

星生山への簡単ルートである直登ルートの分岐が13時05分でてきた。

ツクシフウロが咲いている。ハクサンフウロ・伊予フウロ・・同じように見える。

13時25分、扇ケ鼻分岐に着いた。

イブキトラノオが咲いている。

涌蓋山周囲の雲海はすっかりなくなっている。

14時08分、沓掛山への登りに差し掛かる。岩場が多い。

ホソバシュロソウ

14時28分、沓掛山の山頂に着いた。その後、遊歩道のような道になる。

右下に牧ノ戸峠の駐車場が見えている。小学生くらいの子供たちが走って下りてくる。みんな元気だ。

14時35分、コンクリ道になった。

展望台がでてきて14時45分に牧ノ戸峠駐車場まで戻ってきた。駐車場には大分空きができている。ママが久住山に登れなかったのは残念だけれども何とか久住山には登ることができた。噂通りのとても開放的で雄大で楽しい山歩きを楽しめた。