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令和元年(2019) 10月14日 車 単独

十方山1328m 中国地方 広島県・・・初めてのコースで十方山へ(二軒小屋駐車場より・内黒峠経由で那須へ下りて登り返して十方山へ)

天気:快晴

登り 二軒小屋駐車場(6:40)→藤本新道登山口(6:50)→藤本新道分れ(7:25)→彦八の頭(7:50)→彦八(8:25)→内黒峠(9:00)→林道風小屋線(9:50)→那須登山口(10:10)→藤十郎(11:35)→那須分れ(12時)→十方山(12時半)

下り  十方山(12:45)→十方山1328ピーク(12:50)→獅子ケ谷登山口(13:25)→二軒小屋駐車場(13:50)

行き 山陽道→中国道(~戸河内インター)→国道191号→二軒小屋駐車場

帰り 二軒小屋駐車場→国道191号→中国道(戸河内インター~)→山陽道

☆コースタイムは分を簡略化しています。
先週はジョシ谷・亀井谷を歩いてまだその余韻が残っていて今週も恐羅漢山&十方山に登ってみたい。ということで那須から十方山への登山道をまだ歩いたことがなかったのでSNSのYさんの記録を参考に歩くことにした。二軒小屋駐車場から藤本新道経由で内黒峠に至りそこから那須へとおりて那須登山口から那須分れを経由して山頂に至るコースだ。

ほぼ9割がた寝過ごすので前夜発23時発で二軒小屋駐車場へ。車が一台停まっている。寒い寒い。寒さで何度も目が覚めた。明るくなってすぐに朝食を摂って6時40分に出発した。車は夜中にどこかへ移動していった。三連休でこれだけ天気が良いのにほかに車が停まってないのは意外だ(もう少し登られてもいいのにと思う)。

道路を下りていき恐羅漢橋を渡って内黒峠へと至る道路へ。橋から10分ほどで藤本新道登山口の看板がでてくるのでそこから山の中に入っていく(6:50)。良く整備してくださっておりとても歩きやすい。左は自然林、右は植林であることが多い。
7時15分、日が射しこんできた。この先ロープがでてきた。岩場ではないけれど急なのでロープがあると雨上がりなどに助かるだろう。

7時25分、藤本新道分れに着いた。いつもなら稜線を右へ十方山の方向へ歩いていくが今回は左の内黒峠方面へと稜線を歩いていく。なだらかなアップダウンが続く。彦八の頭との鞍部で右側の視界が開けて十方山に至る山肌が見えている。紅葉とまではいかないまでも色づいてきている。ゆっくり登っていくと今度は左の視界が開けて恐羅漢山が見えている。紅葉まであと一週間から10日くらいか。黄色や黄緑色に黄葉した木々も多い。

7時50分、彦八の頭に着いた。右側(瀬戸内海側)の視界が開けるが残念ながら霞がかなりひどくて遠望が利かない。とても良く整備された道が続く。台風の影響かまだ色づいている落ち葉が登山道にたくさん落ちて敷き詰められたようになっている。彦八との鞍部を目指して少し下っていく。一部植林のところもある。8時05分に彦八との鞍部に着いた。ここから登り返していく。
とはいっても大したことはない。振り返ると先ほどまでいた彦八の頭が見えている。明るい稜線歩きが続く。日当たりが良いからかアキノキリンソウがちらほら咲いている。黄緑色に変化した葉をつけた木が多くてとてもきれいだ。大きなブナがみられる。

8時24分、彦八に着いた。温度計は14度。じっとしていると気持ちがいい。虫がいなくなって蒸し暑さがなくなった。美しいブナの大木が時々出てくる。8時43分、視界が開けて前方に内黒峠を走る県道が見えている。内黒峠まであともう少しか。8時50分頃からぐんぐん下っていく。植林がでてきた。朽ちた倒木にさびて朽ちたワイヤーが巻き付けてある。

9時に内黒峠にでてきた。石碑がある。加藤武三氏の碑だ。このすぐ先が国道だ。ここは二車線で広いがとても狭いところが多くて恐羅漢山に行くときは深入山を経由する別の道を使っている。この国道を右へ少し歩いていくと「恐羅漢スキー場 4K手前」と看板がありその手前に那須への登山道へと下りる斜めのコンクリがある(道というのか?なあ)。少し急なのでトラロープが張ってある。上の方は持たなくても乾燥していることもあって下りれるけれども下の方はぬめりがあって滑る滑る。下りたらそのまままっすぐ進む。小石を金網で閉じ込めたものがありその上を行くと植林の中に登山道が続いている。

踏み跡はしっかりしているがリボンもある。左の尾根は少し立っている。9時15分、道に倒木で通せんぼしてありトラロープが右下へと延びている。木の階段もある。ここでその木の階段へと下りていく。左に沢が流れている。沢沿いの道を下りていくようになる。9時35分、石垣が出てきた。立派な石垣だ。このあたりに昔は民家があったのだろう。そのすぐ先に砂防ダムが見えてきた。これを右から巻くと9時40分コンクリ道に出てきた。この道は砂防ダムにつながっている。コンクリ道を下っていく。9時45分、舗装林道にでてきた。左の沢が川になり舗装林道の橋には津波橋とある。山津波が起こったのだろうか。なかのはしを渡って歩いていくとうらおれはしがでてきた。橋を渡ると別の舗装林道に当たった(9:50)。T字路だ。林道風小屋線というらしい。これは右へと上がっていく。「これより上流、三ツ滝までアマゴ等増殖・保護区間です。」とある。日当たりがいいからかツリガネニンジン、アキノキリンソウやキク科の花などが咲いている。センブリやサラシナショウマも咲いている。

舗装林道を歩いていくと行き止まりになりそこには「↑十方山頂2時間45分」「現在地:那須登山口」とある(10:12)。ここから山道となる。右手に石垣があることから昔は民家があり生活道路だったのだろう。10時16分、よくレポートで見かける個人所有の作業小屋がでてきた。沢沿いの右を歩いていく。リボンと踏み跡を目印にして登っていく。10時24分、谷に沿って登るようになる。左に尾根は立っていて崖のようだ。こんなところまで石垣がある。以前民家があったのか田んぼだったのか。この先右は右へと山腹を進む。

10時33分、倒木で通せんぼしてあり、「←十方山」との道標が置いてある。ここがポイントだろうか。見落としやすそう。ここでこの道を離れて左へ山腹をまっすぐ上がる道へと入る。きれいな自然林帯が続く。大きなブナもある。10時50分、尾根の上にでてきた。とても緑が濃いい。そのあと右手が植林になった。尾根が不明瞭になり山腹をまっすぐ登っていくようになる。左手が自然林で右手が植林となる。

11時34分、藤十郎に着いた。この先は自然林帯となる。標高が上がったためか少し黄葉しておりとても美しい。足が止まってしまうほどだ。表現しようがないほど美しい。自然の美術館だ。11時57分、前三ツ倉にでてきた。そこから少し歩くと那須分れにでてきた(11:58)。ここからは歩きなれた縦走路だ。十方山頂40分とある。引き続き美しい森を満喫しつつ歩いていく。12時11分、奥三ツ倉へ。誰にも会わないなあと歩いていると前方から男性が歩いてこられた。瀬戸の滝から来られたようでちょっと散策に来られたようだ。

12時28分、十方山の山頂に着いた。歩きたかった工程をほぼ終了することができた。山頂はさすが、とてもにぎわっている。霞がひどくて遠望はできないがとても見晴らしがよく吉和冠山・安蔵寺山、先日登った向半四郎山などが見えている。12時43分、水越新道にて獅子ケ谷登山口を目指して歩いていく。13時23分に登山口に着いた。ここからひたすら未舗装林道を下りていく。工事車両があり3月10日まで車両通行止とのこと。13時50分、二軒小屋駐車場まで戻ってきた。十方山で歩きたかった那須からのコースを歩くことができてとても満足。黄葉はまだ先だろうが色づいた木々がとても美しく感動的でもあった。

地図 出典 国土地理院

アクセス:中国自動車道(~戸河内インター)→国道191号→(深入山のふもと)→小坂交差点(マップコード:363848826*46)を左折→大規模(舗装)林道(大朝・鹿野線)→二軒小屋駐車場(マップコード:363602446*52)

駐車場:とても広い舗装駐車場

トイレ:二軒小屋駐車場駐車場にトイレあり(24時間可・冬季は未確認)・三段峡は正面口や途中に数か所あり。

日帰り入浴温泉:「いこいの村 ひろしま(深入山ふもと)・・・数回利用しています」「三段峡ホテル(三段峡正面口)・・・まだ利用したことはありません」

備考 ・内黒峠から那須への降り口は傾斜のあるコンクリで下部はぬめりがあるので注意・那須登山口からの登山道で「←十方山」の置いてある道標を見落とさないように。

garminconnect

装備 

靴 シリオ P.F.630

ザック バーサライトパック40

その他 ダブルストック(モンベル)・GPS(fenix5x+oregon400t)・水分3000cc+予備300ccで残800ccほどか。



前夜発で二軒小屋駐車場で車中泊をして6時40分に藤本新道登山口へと出発した。

道路を下りていき恐羅漢橋を渡って内黒峠へと至る道路へ。

橋から10分ほどで藤本新道登山口の看板がでてくるのでそこから山の中に入っていく(6:50)。

良く整備してくださっておりとても歩きやすい。左は自然林、右は植林であることが多い。

7時25分、藤本新道分れに着いた。

いつもなら稜線を右へ十方山の方向へ歩いていくが今回は左の内黒峠方面へと稜線を歩いていく。

彦八の頭との鞍部で右側の視界が開けて十方山に至る山肌が見えている。紅葉とまではいかないまでも色づいてきている。

今度は左の視界が開けて恐羅漢山が見えている。


7時50分、彦八の頭に着いた。

右側(瀬戸内海側)の視界が開けるが残念ながら霞がかなりひどくて遠望が利かない。

とても良く整備された道が続く。

台風の影響かまだ色づいている落ち葉が登山道にたくさん落ちて敷き詰められたようになっている。

一部植林のところもある。


8時05分に彦八との鞍部に着いた。ここから登り返していく。とはいっても大したことはない。


黄緑色に変化した葉をつけた木が多くてとてもきれいだ。大きなブナがみられる。

8時24分、彦八に着いた。温度計は14度。じっとしていると気持ちがいい。



前方に内黒峠を走る県道が見えている。内黒峠まであともう少しか。

9時に内黒峠にでてきた。石碑がある。加藤武三氏の碑だ。

このすぐ先が国道だ。ここは二車線で広いがとても狭いところが多くて恐羅漢山に行くときは深入山を経由する別の道を使っている。

この国道を右へ少し歩いていくと「恐羅漢スキー場 4K手前」と看板がありその手前に那須への登山道へと下りる斜めのコンクリがある(道というのか?なあ)。

那須への登山道へと下りるコンクリ斜面

下から見上げたところ。少し急なのでトラロープが張ってある。

小石を金網で閉じ込めたものがありその上を行くと植林の中に登山道が続いている。

踏み跡はしっかりしているがリボンもある。

9時15分、道に倒木で通せんぼしてありトラロープが右下へと延びている。

木の階段もある。ここでその木の階段へと下りていく。


9時35分、石垣が出てきた。立派な石垣だ。このあたりに昔は民家があったのだろう。

9時40分コンクリ道に出てきた。この道は砂防ダムにつながっている。


コンクリ道を下っていく。

9時45分、舗装林道にでてきた。舗装林道の橋には津波橋とある。

橋を渡ると別の舗装林道に当たった(9:50)。T字路だ。

林道風小屋線というらしい。これは右へと上がっていく。


日当たりがいいからかツリガネニンジン、アキノキリンソウやキク科の花などが咲いている。

ペットのお墓かなあ


アキノキリンソウ

センブリ

サラシナショウマ



隠れ滝とあるがどんな滝なのだろうか。

舗装林道を歩いていくと行き止まりになりそこには「↑十方山頂2時間45分」「現在地:那須登山口」とある(10:12)。

ここから山道となる。


右手に石垣があることから昔は民家があり生活道路だったのだろう。

10時16分、よくレポートで見かける個人所有の作業小屋がでてきた。


沢沿いの右を歩いていく。

こんなところまで石垣がある。


10時33分、倒木で通せんぼしてあり、

「←十方山」との道標が置いてある。

ここがポイントだろうか。見落としやすそう。ここでこの道を離れて左へ山腹をまっすぐ上がる道へと入る。



きれいな自然林帯が続く。大きなブナもある。


10時50分、尾根の上にでてきた。とても緑が濃いい。



11時34分、藤十郎に着いた。この先は自然林帯となる。


標高が上がったためか少し黄葉しておりとても美しい。足が止まってしまうほどだ。

表現しようがないほど美しい。

自然の美術館だ。




11時57分、前三ツ倉にでてきた。

そこから少し歩くと那須分れにでてきた(11:58)。

ここからは歩きなれた縦走路だ。


12時11分、奥三ツ倉へ。

誰にも会わないなあと歩いていると前方から男性が歩いてこられた。瀬戸の滝から来られたようでちょっと散策に来られたようだ。


12時28分、十方山の山頂に着いた。歩きたかった工程をほぼ終了することができた。山頂はさすが、とてもにぎわっている。

鷹ノ巣山&カンノキ山

三倉岳?

瀬戸内海

向半四郎山

12時43分、水越新道にて獅子ケ谷登山口を目指して歩いていく。




13時23分に登山口に着いた。ここからひたすら未舗装林道を下りていく。

登山口を振り返ったところ。

工事車両があり3月10日まで車両通行止とのこと。

13時50分、二軒小屋駐車場まで戻ってきた。十方山で歩きたかった那須からのコースを歩くことができてとても満足。

内黒峠から那須への登山道へ下りるコンクリ斜面


コンクリ斜面を振り返ったところ。

リンドウ風小屋線


ツリガネニンジン


アキノキリンソウ

センブリ

サラシナショウマ





ここで左へ

「←十方山」とある。







十方山の山頂

鷹ノ巣山&カンノキ山

三倉岳


向半四郎山

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