令和元年(2019) 10月27日 車 単独
井西山1186.5m 中国地方 広島県・・・ぐるっと井西山から福田頭縦走・大きなブナと素晴らしい黄葉🎵
天気:晴れ時々曇り
登り 登山口駐車場(10:40)→新登山口(11:15)→モグラの看板(11:25)→994mピーク(12:35)→井西山(13:25)
下り 井西山(13:25)→大波峠(14:00~14:10)→福田頭(14:35~14:45)→兎舞台(15:00)→下山口(15:45)→自転車→登山口駐車場(16:00)
アクセス 尾道松江道(高野インター)→国道432号(東へ)→国道432号(比和郵便局で左折)→県道58号→/→福田頭登山口(駐車場)

今日は家族で恐羅漢山の台所原に登る予定たったけれどもみんな風邪でダウンしてしまった。風邪を引いて家でじっとしているとよけい長引きそうなので?比婆山に登ろうかなとも思ったけれども人が多いのは苦手。なので対面にある福田頭にヤマップでフォローさせて頂いているマコトさんのレポートを参考に井西山から福田頭に縦走することにした。
8時半に東広島を出発して国道375号で北上して三良坂インターから尾道松江道で高野インターへ。国道432号を東へ進み吾妻山への分岐を過ぎて比和中学校を過ぎたところの比和郵便局で左折して県道58号へ。日帰り温泉のあけぼの荘がある。山本酒店(自販機あり)のところで左折する(かさべるで500mの看板あり)。かさべるでへの分岐(いつもかさべるでのトイレを借りている)を過ぎてしばらくすると右手に福田頭登山口の看板がある。ここが福田頭登山口だ。福田上のバス停がある。
今回は下山口に折り畳み自転車をデポするので登山口をすぎてそのまま進んでいくと山腹を舗装道は上がっていく。登山口から4kmのところに下山口があり広い駐車場と福田頭登山ルート案内板がある。ここに自転車をデポした。マイクロバスがとまっていて運転手さんが休んでおられる。30人ほどが登っていて下りてくるのを待っているとのこと。
車で登山口の駐車場に戻って10時40分に出発した。集会所の脇の道路から橋を渡って東へと田んぼの中を歩いていく。井西山~福田頭の稜線が色づいているのが見えている。小川沿いの道を歩いていくと福田頭登山コースとの看板と熊出没注意の看板がありそこで道標に従い右へ橋を渡る。田んぼの中の道を歩くと獣除けゲートがある。ゲートを通ると舗装路にでてくる。ここにも道標があり道標通りに右へ舗装路を上がると別の舗装路に突き当たるので左へ(ポイントポイントには道標があります)。舗装路を柿の大木のある新登山口まで歩いていく。この辺りは少し黄緑に色づいている葉っぱもあるけども緑が濃いい。いったん未舗装になるが橋を渡ると林道 界谷小峠線と道標があり。ここから再び舗装路に。
11時10分に右手に工事現場がありそこから井西山(後でカシミールで確認)が見えている。黄葉している。
11時15分に左に駐車場があり柿の大木がある。ここが新登山口だ。柿は黄葉し巻きつく蔦が紅葉している。ここで舗装林道を離れて山へと入っていく。すぐに木橋を渡るがぽきっと折れはしないかと少し心配。沢の右に沿って登っていく。とても道は良い。やがてその沢を離れて右に別の沢がでてきた。
11時25分にモグラの絵とともに「山野草を守るのはあなたです。美しい自然を後世に残しましょう。」との看板がでてきた。登山道は左へ曲がっているが井西山に登るにはまっすぐ杣道を進む。植林帯で林業関係者が歩いているのか杣道はしっかりしている。落ち葉が倒木の上に落ちてその周囲を小さなキノコがかこっている。面白い。少し道が狭くなっているところがあり油断すると右に沢に落っこちそう。蔦が巻き付いた倒木が倒れていてなんとも奇妙な格好をしている。
11時半に杣道がなくなった。ここで沢を右へと渡渉する。すると沢に沿って杣道が続いている。この辺りで植林帯から自然林帯になった。ピンクリボンをつけてくれているので安心できる。
11時35分、右上の尾根にピンクリボンが見えている。このあたりから尾根へと上がる。もちろん道はないので適当に歩きやすそうなところを探して尾根上へと上がるが低い灌木がみんな雪のせいか下を向いていて少々難儀する。尾根へと上がるとおむすびみたいな岩がある。831ピークのちょうど北に当たるところだ。支尾根が始まったところで急な尾根上登りが続く。朽ちた木がアシカみたいな恰好をしていて面白い。左下に滝が見えている。11時45分になると周囲が黄葉で覆われてきた。とても素晴らしい。それにしても素晴らしい黄葉だ。
11時50分、少し尾根が左へカーブしている。右に谷の方を見ると平らなところがあるが地形の関係でそうなったのだろう。人工のものではなさそうだ。激登りが続く。ただうるさい低い灌木(アセビかな)が減ってきたのでずいぶん歩きやすくなった。右も左も黄葉!。動物が寝床らしきところに出てきた。12時、再び動物の寝床がでてきた。鹿?熊?。倒木が尾根をとおせんぼしているのでくぐる。前方に紅葉した稜線が見えている。12時10分、黄葉で黄色い世界になっている。ほんと、このルートを紹介くださったマコトさんには感謝感謝。岩がちらほらとでてきた。
12時20分、尾根が左に少しカーブしている。とても歩きやすい。大きなブナが出てきた。見上げると空を覆うように枝を広げている。大きなブナがいくつも出てくる。12時25分、小さな地図にも載ってないようなミニピークにでてきた。ここで少し下る。水平な尾根だ。このあたり歩かれているのか踏み跡がある。少し古いピンクリボンがある。自然の美術館が続く。
12時半に少し左に尾根がカーブしている。赤い実をたくさんつけた低い灌木が群生している。とても大きなブナがでてきた。この先でこんどは右にカーブして登っていくと994mピークに着いた。境を示す杭がある。ここで南北の尾根に合流した。北へと尾根を歩いていく。右は植林帯だ。尾根がしっかりわかる感じ。鞍部目指して尾根上を下っていく。12時35分鞍部に着いた。ここから登りにかかる。結構急だ。休んで周囲を見ていると時間がたつのを忘れてしまうのでまずい。やがて左右とも自然林になった。太いい枝を精一杯広げた格好をしたブナや枝を交差させたブナなど自然の芸術作品が続く。
12時50分、古い木の杭にさびた針金が巻き付いている。いつのころのものだろうか。右前方になだらかな山体が見えている。1192mピークのようだ。木の根元に洞穴のように穴が空いていてどんぐりがたくさん集めてある。熊かな。時々岩がありそこの間から木が生えていたりする。デカいブナがでてきた。とても立派だ。このあたり草黄葉していて全山黄色い。
13時、テーブル上の岩がでてきた。ただテーブルの上には落ち葉が敷き詰められている。この辺りから再び激登りとなる。岩が累々としているが登るには全く支障はない。薄い踏み跡が続いている。ピンクリボンもある。13時10分クマザサがでてきた。背丈が低いので歩くには全く支障はない。前方に小高いピークが見える。あれが井西山だろう。13時20分、山頂手前の急な登りにかかる。
13時25分、井西山山頂に着いた。三角点がある。隣に1192mピークが見えている。あちらも黄葉している。ただ一部植林がある。少し休んで大波峠を目指す。踏み跡やピンクリボンがあるのでそれを探しながら歩いていく。13時半少し右に尾根がカーブする。尾根がしっかり立っているのでわかりやすい。
13時35分、1192mピークとの鞍部に出てきた。間違って右にはいかないだろうが気を付ける必要はあるだろう。北西へと尾根上を下っていく。このあたりもほんと黄葉が素晴らしい。前方にまあるい恰好をした山体が見える。福田頭かその前衛峰だろう。クマザサにトレースがついている。13時35分、少し開けたところに出てきた。自然にできたものだろうがなんなんだろう。クマの集会所だったりして。右後ろを見ると1192mピークから続く峰々が見えている。右前方には比婆山御陵と池の段、立烏帽子が見える。13時45分に鞍部に下りてきた。左下にピンクリボンがあるがあきらかに大波峠の方向とは違う。尾根上を少し登り返していく。大波峠手前の小ピークだろう。
小ピークから下っていくと14時に大波峠に着いた。とりあえずほっと一安心。でもよかったなあと感激。遅い昼飯だ。といってもピーナッツとジャーキー。少し休んで福田頭へと登っていく。ここからは登山道なのでとても明瞭で歩きやすい。ここから福田頭山頂までが意外と遠い。30分ほどかかる。ただ黄葉&紅葉が素晴らしい。もみじもちらほらあり赤く染まっている。木々の背丈が低くなってくると14時35分福田頭山頂に着いた。だれもいない。少し休憩する。比婆山系や猿政山、道後山などが一望できる。
14時45分、兎舞台を目指して進んでいく。14時50分、木の幹にスズメバチジェットがぶら下げてある。スズメバチの巣があったのだろうか。14時55分、展望所にでてきた。ただ木々が茂っていてあまり展望は良くない。左眼下にかさべるてが見えている。
15時に兎舞台にでてきた。岩がごろごろしている。看板もある。ここで左へ尾根上を下っていく。この尾根もブナ林だ。15時半に尾根が左へとカーブする。やがて山腹をジグザグに下りていき昇龍の滝の前にでてきた。せっかくなのでちょっと寄り道して滝見物。谷を下りていき15時45分下山口に着いた。自転車に乗って舗装道を下りていく。カーブでクマにばったりが怖いので熊鈴を鳴らしながら下りていくと16時に登山口に着いた。登山中は誰にも遭わず静かな山歩きを楽しめた。また大きなブナや黄葉を思いっきり楽しむことができた。これだけ充実した山歩きは久しぶりだ。
帰りは車で高野インターから三良坂インターまで尾道松江道を利用して自宅には18時前に着いた。

地図 出典 国土地理院
GPXデータ
備考 紅葉のシーズンだけれども登山中は誰にも会いませんでした。熊が多いところです。下山口に自転車・自動車をデポするとラクチンです。
garminconnect
装備
靴 モンベルワオナブーツ
ザック バーサライトパック40
その他 GPS(fenix5x+oregon400t)