令和元年(2019) 12月19日 車 二人(smoke57(亀仙人)さんと)
伯耆大山1729m 中国地方 鳥取県・・・山SNS第二回オフはユートピアで霧氷観賞
天気:曇りのち雪や雨(稜線・ユートピア付近はガス)
登り 南光河原駐車場(7:15)→参道→大神山神社奥宮(7:35)→ユートピアコース登山口(下宝珠入口)(7:55)→下宝珠越(8:20)→上宝珠越(9:55)→ユートピア・三鈷峰分岐(10:20)→ユートピア(ユートピア避難小屋)(10:25)
下り ユートピア(ユートピア避難小屋)(10:50)→ユートピア・三鈷峰分岐(11:05)→上宝珠越(11:20)→中宝珠越→下宝珠越(12:35)→ユートピアコース登山口(下宝珠入口)(13:00)→大神山神社奥宮(13:20)→南光河原駐車場(13:40)
アクセス 国道375号→尾道道(三良坂~)→中国道(~庄原)→国道183号→国道180号→県道46号→国道180号→升水高原→南光河原駐車場

山SNSでお互いにフォローしているSさんと聖山~岩倉山縦走をやろうと計画するも天気が曇りで雨も降るような感じでかなり微妙な感じ。距離が短いとはいえ氷雨の中歩いたことのないところを藪漕ぎするのはちょっとリスクがあるかなあと考え大山なら標高からして雪・霧氷が楽しめるはずと急遽予定を変更することとなった。
当日20時頃に自宅を出発して国道375号を北上して尾道松江道三良坂インターから中国道庄原インターへ。そこから国道183号を北上。バイパスの手前でコンビニによったところがSさんとばったりしてお互い爆笑。まさかここで遭うとは。黒坂で県道46号へ。矢倉峠を経由して南光河原駐車場には23時頃に着いた。ガラーンとしている。雨が降ったようで地面が濡れている。車が一台も停まってないのは平日とは言え見たことがない。雪がすごいですねえと笑えぬギャグを言ったりしていると車が一台やってきた。ヤマッパーのヒロユキさんでいろいろと話を伺うにこんなすごい方もいるのだなあと。1時ころまで話し込んで就寝した。でも寒くて寒くて寝れない。結局一睡もできなかった。あとでSさんに伺うと窓を断熱するとだいぶん違うようだ。
7時に起きて橋の方へ行ってみると天気は良いが大山の上には低い雲が湧いている。ただ稜線にはかかっておらず残雪でまだらになった北壁が見えている。三鈷峰はすっかり雪がなくなってしまっていてがっかり。朝食を摂ってお湯を沸かして山専ボトル(魔法瓶)に入れた。必要ないだろうけどせっかくだからとフル装備でSさん。私もフル装備でとザックに取り付けるけどワカンジキはつかないので断念。いい雪面があれば尻ソリで滑る予定。
8時25分、出発した。大山寺橋からみると稜線に雲がかかってしまった。晴れていたのに天気予報通り曇ってきた。参道を歩いてゆき大山寺の手前で左へ。ここの石畳は滑りやすくて下山時に歩くときは気を遣う。8時55分、大神山神社奥宮に着いた。トイレは冬季閉鎖のようだ。神社の右から登山道が続いている。行者登山口との道標がある。ここから大山頂上は3.0kmだ。秋にはとても紅葉がきれいな森の中の登山道を歩いていくと9時に元谷と下宝珠越との分岐に出てきた。ここを左へ下宝珠越の方へと歩いていく。遊歩道のような道から岩がゴロゴロした道になった。二人とも履き慣らしもかねて冬靴で来ているので歩きにくい。
9時10分に林道にでてきた。これを横切って「ユートピアコース登山口(下宝珠入口)」との道標のところからいよいよ下宝珠越を目指して登っていく。11月に来た時よりも雪が少ない。ぱっとみ雪がなーい。9時10分、Sさんが雪があるとミニミニ残雪を指している。でもちょこっとでもここででてきたということはこれから増えていくということでユートピアは間違いなく雪はあるだろう。
再び初冬の降雪前の雰囲気に戻った谷を登っていく。シダが茂っているところがあるが前回と違って雪をかぶっていない。振り返ると弓ヶ浜が見えている。小さな尾根へと上がって登っていく。
9時40分、下宝珠越に着いた。ここでちょっと休憩。雪は少ないけれども二人ともフル装備。中宝珠越を目指して尾根を登っていく。左斜面に残雪が残っている。前方に雪の北壁が見えている。黒と白の北壁だ。前方少し左には三鈷峰も見えている。ブナの森が続く。ここはいつの季節でもいい感じ。左に船上山が見えている。あちらは日が射している。
10時05分1242ピークにて登山道が右へ曲がっている。ここからは天狗~剣ケ峰あたりが良く見える。とても荒々しい。10時10分、「下宝珠越|上宝珠越」の看板がでてきた。三鈷峰が良く見えている。黒っぽい山肌に筋状の残雪が残っている。これから登る中宝珠の高みが良く見えている。稜線は良く見えているが天気は下り坂なので再び稜線は雲に覆われるのだろう。尾根上の道はぐんぐん下りていく。北壁から時々落石の音がする。
10時20分、中宝珠越に着いた。「上宝珠越0.6KM ユートピア1.1KM 下宝珠越0.5KM 大神山神社1.2KM」とある。右側がガレ場になっていてロープが張られている。ほこりたけの仲間なのかかわいい丸いきのこがある。10時25分、少々急な登りへ。剣谷に雪が残っている。登山道は剣谷の最上部あたりでほとんど合流しすぐに右のロープの岩場へ。でも雪があるので剣沢を上がった方がよさそう。Sさんはその方が雪山っぽくて面白いと雪の上を歩いて登っている。この先が長いロープのはってある岩場だ。全く凍ってなくて雪はちょこっと残っているだけ。前回より歩きやすい。もちろん油断せずスリップせぬよう登っていく。その後も岩場が続く。10時45分、岩場を登り終えた。10時50分、尾根上から三鈷峰~ユートピア~剣ケ峰~弥山が一望できるところにでてきた。雪が少ないとはいえ素晴らしい。この辺りまでくると雪の上を歩くことが多くなった。ガレ場を登ると11時右が崩壊したところにでてきた。「この先危険」の看板がある。天狗のあたりはすっかり雲に覆われてしまった。ユートピアは良く見えている。11時10分、これからユートピアへと山腹をトラバースするところが見えているが登山道は良くわからない。11時15分、上宝珠越に着いた。「危険につき立入禁止」とある。11時20分、上がガレ場になっていて登山道あたりに小岩が散乱している。落石があるようなので早めに通過する。
いつのまにかすっかり雪山になっている。雪の山腹を歩いていくが灌木がかぶっていたりしていつもより歩きにくい。11時半、斜面が切れたようなところを通過。ロープが張ってある。そこを過ぎると落石注意の看板がある。11時40分、沢が雪に覆われている尻滑りしたら面白そう。ここから上がっていけるのでは?とSさん。でもガスって来ているし藪もあるし下調べしていないのでやめましょうと。天気が良くて上の方が見えていて雪面になっていたらよさそうだけど。ただこのあたりは雪崩の巣。タイミングを気を付けないと。
雪がなくなるとユートピア・三鈷峰の分岐に出てきた。11時55分だ。三鈷峰にいくか象の鼻へ行くかと話し合って象の鼻へ向かうのでまずは避難小屋へ。ちょっとだけエビにしっぽがある。
12時にユートピア避難小屋に着いた。Sさんプーさん仮面で記念撮影。こんな天気なので誰もいない。食事を食べて象の鼻へ。ほんと標高差にして10mほどあがると霧氷がでてきた。さらに10m上がると満開の霧氷になった。とてもきれいだ。すごいエビのしっぽ。小屋からちょっと上がっただけですごい霧氷の山になった。それになぜか風がない。かざしもで稜線が風を防いでくれているのだろう。無風でこれだけの霧氷をみれて来てよかった。通行禁止の看板の手前までくると避難小屋とは別世界が広がっている。ただ天狗などの稜線の山々はガスで見えない。ここで引き返して小屋へ。いったん溶けた霧氷が凍ってイワカガミの葉や枝などがガラス細工のようになっている。ポシェットの温度計は1度。
13時40分、避難小屋まで下りてきた。時間が時間なので下りていく。天気が崩れてくるのでもう下りた方がいいだろう。13時40分、分岐に戻ってきた。風が強くなってきて小雪が降っている。13時50分、帰りに尻滑りをしたりピッケルの練習をしようかと言っていたところに下りてきたが時間に余裕がないし天気が崩れてきたので(といいわけして?)遊ばずに下りていく。13時55分、斜面が切れたようなところを通過する。
14時に上宝珠越に着いた。ここから岩場が続く。14時45分、中宝珠越に着いた。雨に変わってきた。暴風になっていて風の音がすごい。霧のブナ林の中を歩いていく。
15時15分、中宝珠越に着いた。雪は少なかったとはいえ踏み抜きがあったりとすでに足にきているので林道までの下りがきつかった。二人ともへとへと。それに冬靴なので歩きにくい。15時半に林道まで下りてきた。15時40分に元谷分岐へ。15時45分に大神山神社に下りてきた。ここからが危険地帯?石畳が滑る滑る。16時に危険地帯を終えて参道を下りて16時10分に南光河原駐車場へと下りてきた。駐車場からは北壁上部には雪はあるもあまりの雪の少なさに愕然としていたけれども満開の霧氷をみることができて大満足であった。
夜に話をさせてもらったヒロユキさんがおられ話をするがそれがやっぱろ面白い。弥山避難小屋あたりは強烈な暴風だったようだ。
豪円湯院で汗を流して(私たち二人で独占)帰った。鯛ノ巣山大万木山縦走同様にとても充実した楽しい山歩きを楽しめた。下山中は話す元気もなくなっていたけれどもやっぱり仲間と歩くのはたのしい。

地図 出典 国土地理院
GPXデータ
アクセス:広島県庄原市方面からだと国道183号で道後山のふもとを通って黒坂で県道46号へ入って矢倉峠を越えて伯耆大山の南光河原駐車場へ。高速道利用なら米子道溝口インターで下りるのが近い。
駐車場:南光河原駐車場は冬季有料(ほかのところも有料では)・南光河原駐車場は、天気の良い週末朝にはすでに満車となっていることがほとんど。
トイレ:あり(冬季利用可)
日帰り入浴温泉:参道沿いに日帰り入浴施設の豪円湯院あり(今回は利用)。モンベルが南光河原駐車場から橋を渡ったところにあり。
備考(その他):
garminconnect
装備
靴:モンブランプロGTX
ザック:バーサライトパック40
その他: ODアルパイングローブ(M)・GPS(fenix5x+oregon400t)・ツエルト(ライペンスーパーライトツエルト2)・モンベルチェーンスパイク(使用せず)・ヘルメット(使用せず)・12本カジタックスセミワンタッチアイゼン(使用せず)・ピッケル(使用せず)等

山SNSオフ第二段は大山ユートピアへ。早朝には稜線が良く見えていた。

でも11月21日登った時は真っ白だった三鈷峰に雪がない。

駐車場はガラガラ。8時25分、出発しユートピアへ向かう。

大山寺橋を渡ってまずは行者登山口へ。

大山寺橋からみると稜線に雲がかかってしまった。晴れていたのに天気予報通り曇ってきた。

参道を歩いていく。

大山寺の手前(赤い郵便ポストあり)で左へ。大神山神社奥宮への石畳は滑りやすくて下山時に気を遣う。

階段を上がると大神山神社奥宮だ。

大神山神社奥宮の右奥に行者登山口がある。ここのトイレは冬季閉鎖している。

行者登山口との道標がある。

ここから大山頂上は3.0kmだ。

秋にはとても紅葉がきれいな森の中の登山道を歩いていく。

9時に元谷と下宝珠越との分岐に出てきた。ここを左へ下宝珠越の方へと歩いていく。

遊歩道のような道から岩がゴロゴロした道になった。二人とも履き慣らしもかねて冬靴で来ているので歩きにくい。

9時10分に林道にでてきた。

これを横切って「ユートピアコース登山口(下宝珠入口)」との道標のところからいよいよ下宝珠越を目指して登っていく。

11月に来た時よりも雪が少ない。ぱっとみ雪がなーい。

時10分、Sさんが雪があるとミニミニ残雪を指している。でもちょこっとでもここででてきたということはこれから増えていくということでユートピアは間違いなく雪はあるだろう。

シダが茂っているところがあるが前回と違って雪をかぶっていない。

振り返ると弓ヶ浜が見えている。小さな尾根へと上がって登っていく。

9時40分、下宝珠越に着いた。

ここでちょっと休憩。雪は少ないけれども二人ともフル装備。

雪がちょこっと増えてきたかな。

中宝珠越を目指して尾根を登っていく。

前方に雪の北壁が見えている。黒と白の北壁だ。

前方少し左には三鈷峰も見えている。ブナの森が続く。ここはいつの季節でもいい感じ。

左に船上山が見えている。あちらは日が射している。

10時05分1242ピークにて登山道が右へ曲がっている。

ここからは天狗~剣ケ峰あたりが良く見える。とても荒々しい。

10時10分、「下宝珠越|上宝珠越」の看板がでてきた。

三鈷峰が良く見えている。黒っぽい山肌に筋状の残雪が残っている。

これから登る上宝珠への高みが良く見えている。

稜線は良く見えているが天気は下り坂なので再び稜線は雲に覆われるのだろう。尾根上の道はぐんぐん下りていく。

10時20分、中宝珠越に着いた。「上宝珠越0.6KM ユートピア1.1KM 下宝珠越0.5KM 大神山神社1.2KM」とある。右側がガレ場になっていてロープが張られている。

中宝珠越は崩壊ひどく降りることはできない。

右が崩れている。

剣谷

ほこりたけの仲間なのかかわいい丸いきのこがある。

10時25分、少々急な登りへ。

剣谷に雪が残っている。

登山道は剣谷の最上部あたりでほとんど合流しすぐに右のロープの岩場へ。でも雪があるので剣沢を上がった方がよさそう。

Sさんはその方が雪山っぽくて面白いと雪の上を歩いて登っている。

この先が長いロープのはってある岩場だ。全く凍ってなくて雪はちょこっと残っているだけ。前回より歩きやすい。

もちろん油断せずスリップせぬよう登っていく。

10時50分、尾根上から三鈷峰~ユートピア~剣ケ峰~弥山が一望できるところにでてきた。

三鈷峰がだいぶん近づいてきた。

ユートピアが見えている。

ガレ場を登ると11時右が崩壊したところにでてきた。

右側が崖になっている。

白と黒の北壁もかっこいい。

どこの登山道があるのか雪のためわかりにくいような。

11時15分、上宝珠越に着いた。「危険につき立入禁止」とある。

11時20分、上がガレ場になっていて登山道あたりに小岩が散乱している。落石があるようなので早めに通過する。

いつのまにかすっかり雪山になっている。雪の山腹を歩いていくが灌木がかぶっていたりしていつもより歩きにくい。

1時半、斜面が切れたようなところを通過。ロープが張ってある。

そこを過ぎると落石注意の看板がある。

11時40分、沢が雪に覆われている尻滑りしたら面白そう。ここから上がっていけるのでは?とSさん。でもガスって来ているし藪もあるし下調べしていないのでやめましょうと。天気が良くて上の方が見えていて雪面になっていたらよさそうだけど。

雪がなくなるとユートピア・三鈷峰の分岐に出てきた。11時55分だ。

三鈷峰にいくか象の鼻へ行くかと話し合って象の鼻へ向かうのでまずは避難小屋へ。

ちょっとだけエビにしっぽがある。

12時にユートピア避難小屋に着いた。

Sさんプーさん仮面で記念撮影。こんな天気なので誰もいない。

食事を食べて象の鼻へ。

ほんと標高差にして10mほどあがると霧氷がでてきた。

さらに10m上がると満開の霧氷になった。とてもきれいだ。

すごいエビのしっぽ。小屋からちょっと上がっただけですごい霧氷の山になった。

それになぜか風がない。かざしもで稜線が風を防いでくれているのだろう。無風でこれだけの霧氷をみれて来てよかった。

ダイセンキャラボクも霧氷

すごいエビのしっぽ

アカモノかな?再凍結したのかな。

イワカガミの葉も氷の中

ガラス細工のようだ。

ポシェットの温度計は1度。

13時40分、避難小屋まで下りてきた。時間が時間なので下りていく。天気が崩れてくるのでもう下りた方がいいだろう。

東側の斜面

13時40分、分岐に戻ってきた。風が強くなってきて小雪が降っている。

13時50分、帰りに尻滑りをしたりピッケルの練習をしようかと言っていたところに下りてきたが時間に余裕がないし天気が崩れてきたので遊ばずに下りていく。二人とも冬靴履き始めなのも。

13時55分、斜面が切れたようなところを通過する。

14時に上宝珠越に着いた。ここから岩場が続く。

暴風になっていて風の音がすごい。霧のブナ林の中を歩いていく。

15時15分、中宝珠越に着いた。

雪は少なかったとはいえ踏み抜きがあったりとすでに足にきているので林道までの下りがきつかった。二人ともへとへと。それに冬靴なので歩きにくい。

15時半に林道まで下りてきた。

15時40分に元谷分岐へ。15時45分に大神山神社に下りてきた。

ここからが危険地帯?石畳が滑る滑る。

16時に危険地帯を終えて参道を下りる。

16時10分に南光河原駐車場へと下りてきた。駐車場からは北壁上部には雪はあるもあまりの雪の少なさに愕然としていたけれども満開の霧氷をみることができて大満足であった。

夜に話をさせてもらったヒロユキさんがおられ話をするがそれがやっぱろ面白い。弥山避難小屋あたりは強烈な暴風だったようだ(写真は弓ヶ浜)

豪円湯院で汗を流して(私たち二人で独占)帰った。鯛ノ巣山大万木山縦走同様にとても充実した楽しい山歩きを楽しめた。下山中は話す元気もなくなっていたけれどもやっぱり仲間と歩くのはたのしい。