令和元年(2019) 11月21日 車 単独
伯耆大山1729m 中国地方 鳥取県・・・今季最初の雪山ハイクはユートピアで
天気:晴れ時々曇り(稜線・ユートピア付近はガス)
登り 南光河原駐車場(7:15)→参道→大神山神社奥宮(7:35)→ユートピアコース登山口(下宝珠入口)(7:55)→下宝珠越(8:20)→上宝珠越(9:55)→ユートピア・三鈷峰分岐(10:20)→ユートピア(ユートピア避難小屋)(10:25)
下り ユートピア(ユートピア避難小屋)(10:50)→ユートピア・三鈷峰分岐(11:05)→上宝珠越(11:20)→中宝珠越→下宝珠越(12:35)→ユートピアコース登山口(下宝珠入口)(13:00)→大神山神社奥宮(13:20)→南光河原駐車場(13:40)
アクセス 国道375号→尾道道(三良坂~)→中国道(~庄原)→国道183号→国道180号→県道46号→国道180号→升水高原→南光河原駐車場

山SNSのレポートを拝見したら霧氷ができている。これは行かねばと平日休みを利用して前夜発で登ることにした。前夜の22時15分に出発した。道路が凍結していたらどうしようかと心配したけれども鳥取に入るとなぜか気温があがって2度から5度へ。そうなると霧氷はあるのかなあと心配になってきたりする。
国道183号から黒坂で県道46号で矢倉峠を越えて伯耆大山の南光河原駐車場へ。道路が濡れている。雨だったのだろう。1時半に南光河原駐車場に着いた。車は数台。いつもの平日の夜に比べると少ない。紅葉と雪の間の時期だからだろうか。冬用シュラフで眠るも寒くて寒くて。せっかくシュラフカバーやフリースを持ってきたのに使うのを忘れていた。
6時半に起床した。車が増えている。数人のハイカーが準備をしている。自分も準備を済ませて7時15分に出発した。みんな夏山道へと向かっていてユートピアへ向かう人はいない。大山寺橋から雪化粧をした北壁が見えている。雪がないのではという不安は解消した。気温は5度。意外に暖かい。大神山神社には7時35分に着いた。ここでトイレ休憩。
7時45分、神社の右に行者登山口を示す道標がある。大山頂上3km 元谷0.8kmとある。7時50分に下宝珠への分岐に出てきた。ここで道標に従い左へと曲がる。この辺りは紅葉しているとものすごくきれいなところだ。もちろんすでに落葉している。7時55分、林道がでてきた。これを横切ってユートピアコース登山口(下宝珠入口)との道標に従い谷を登っていく。少し登るとちょっとだけ雪が残っている。尾根上が見えるようになると雪がだんだん増えてきた。
8時20分、下宝珠越に着いた。うっすらと雪化粧をしている。ここから中宝珠をまずは目指して尾根上を歩いていく。樹間から北壁が見えている。とてもかっこいい。ただ雲が湧いてきている。8時半、標高1200m前後のところまでくるとうっすらではあるが白銀の世界に。
8時35分、最初のロープがでてきた。落下防止というよりも尻もち防止的な感じかな。8時40分、左前方に三鈷峰が見えてきた。北壁もいいが三鈷峰もいい。8時45分、展望の良いところにでてきた。北壁がばっちり見えている。稜線の薄く雲がかかった雪の北壁はすばらしい。目指すユートピア方面の斜面は霧氷で真っ白だ。ここで少し下っていくと中宝珠越だ。
この先ロープ場がでてきた。この先、左の谷が狭まってきたところだ。9時10分、左からの尾根が合流する前のところあたりで再びロープ場がでてきた。ここはいつも濡れているような。今日は濡れているけれども凍っておらずほっとする。この崖が一番長いロープ場だ。
長いロープ場を過ぎると再び北壁がでてきた。だんだん大きくなってくる。右には夏山道の尾根が見えており六合目避難小屋が良くわかる。上宝珠越~ユートピアが良く見えるようになってきた。避難小屋が良く見える。このあたり少しやせた尾根の上を歩く。霧氷が良く成長している。ロープ場を上がっていくと右が切れ落ちたところにでてきた。ポシェットの温度計は0度だ。9時40分、この先危険の看板がでてきた。右が崩落した尾根上を歩いていく。振り返ると歩いてきた尾根が良く見えている。その向こうには弓ヶ浜が見えている。9時45分、ダイセンキャラボクがでてきた。雪をかぶっている。
9時55分、上宝珠越に着いた。この先は霧氷の中に入っていくような感じだ。Vの字の鞍部を越えるといよいよユートピアへのトラバース路だ。真冬には雪の斜面となるがここは雪崩が多いとのこと。5cmほどなので心配なく歩くことができる。道も良くわかる。真っ白な霧氷の世界を歩いていく。
10時20分、ユートピアと三鈷峰の分岐に出てきた。ガスの中に入ったり出たり。ユートピアへと歩いていく。振り返ると三鈷峰が見えている。いい感じだ。独り男性が登ってきているのが見える。
10時25分、ユートピア避難小屋に着いた。風が強くて寒いしガスの中に入ってしまって展望はなく小屋に入って休む。25分ほど待つも展望はなし。あきらめて10時50分に下山を開始した。午後から晴れてくるパターンかなあ。三鈷峰との分岐から少し下りたところで先ほどの男性が下りてきた。訊くと剣が峰を目指したが危険個所手前で諦めて下りてきたとのこと。
11時20分、上宝珠越に着いた。稜線は深い雲の中だ。11時25分、崩落地を下りていく。12時05分、中宝珠を通過したところで稜線の雲がとれてきた。夏山登山道を歩いている人が見えている。
12時35分、下宝珠越に着いた。ここでちょっと休憩して昼食をとる。だいぶん雪が溶けている。斜面を下りていって林道を横切り13時20分に大神山神社奥宮に着いた。13時40分、南光河原駐車場まで戻ってきた。いったん稜線がきれいに見えていたがすごく深い雲に隠れてしまった。期待していた通り雪があってユートピアではガスで展望はなかったものの途中素晴らしい大山北壁や三鈷峰を眺めることができてとても満足。このあとモンベルで買い物をして13時40分に出発してほとんど下道で帰って16時半自宅に戻った

地図 出典 国土地理院
GPXデータ
アクセス:広島県庄原市方面からだと国道183号で道後山のふもとを通って黒坂で県道46号へ入って矢倉峠を越えて伯耆大山の南光河原駐車場へ。高速道利用なら米子道溝口インターで下りるのが近い。
駐車場:南光河原駐車場は冬季有料(ほかのところも有料では)・南光河原駐車場は、天気の良い週末朝にはすでに満車となっていることがほとんど。
トイレ:あり(冬季利用可)
日帰り入浴温泉:参道沿いに日帰り入浴施設の豪円湯院あり(今回は利用せず)。モンベルが南光河原駐車場から橋を渡ったところにあり。
備考(その他):
garminconnect
装備
靴:シリオ P.F.630
ザック:バーサライトパック40
その他:GPS(fenix5x+oregon400t)・ツエルト・12本アイゼン(使用せず)・ヘルメット(使用せず)

南光河原駐車場を7時15分に出発した。みんな夏山道へと向かっていてユートピアへ向かう人はいない。

弓ヶ浜が良く見えている。

大山寺橋から雪化粧をした北壁が見えている。雪がないのではという不安は解消した。

参道を歩いていく。

夏山道の尾根が見えている。

赤い郵便ポストのところで左に曲がって大神山神社奥宮へ。

石畳が濡れていると滑る。

大神山神社

大神山神社には7時35分に着いた。ここでトイレ休憩。

7時45分、神社の右に行者登山口を示す道標がある。大山頂上3km 元谷0.8kmとある。

このあたりは紅葉時期は特に素晴らしい。

7時50分に下宝珠への分岐に出てきた。ここで道標に従い左へと曲がる。

7時55分、林道がでてきた。

これを横切ってユートピアコース登山口(下宝珠入口)との道標に従い谷を登っていく。

少し登るとちょっとだけ雪が残っている。

尾根上が見えるようになると雪がだんだん増えてきた。

8時20分、下宝珠越に着いた。うっすらと雪化粧をしている。

ここから中宝珠をまずは目指して尾根上を歩いていく。

樹間から北壁が見えている。とてもかっこいい。ただ雲が湧いてきている。

8時35分、最初のロープがでてきた。落下防止というよりも尻もち防止的な感じかな。

時40分、左前方に三鈷峰が見えてきた。北壁もいいが三鈷峰もいい。

ロープ場がでてきた。

この先、左の谷(剣谷)が狭まってきたところだ。

左からの尾根が合流する前のところあたりで再びロープ場がでてきた。今日は濡れているけれども凍っておらずほっとする。

長いロープ場を過ぎると再び北壁がでてきた。

右には夏山道の尾根が見えており六合目避難小屋が良くわかる。

上宝珠越~ユートピアが良く見えるようになってきた。避難小屋が良く見える。

霧氷

ロープ場を上がっていく

ユートピア避難小屋

これから歩いていく尾根

ポシェットの温度計は0度だ。

9時40分、この先危険の看板がでてきた。

右が崩落した尾根上を歩いていく。

振り返ると歩いてきた尾根が良く見えている。その向こうには弓ヶ浜が見えている。

9時55分、上宝珠越に着いた。北壁がかっこいい。

三鈷峰

Vの字の鞍部を越えるといよいよユートピアへのトラバース路だ。

ユートピアへのトラバース路だ。

真冬には雪の斜面となるがここは雪崩が多いとのこと。5cmほどなので心配なく歩くことができる。

真っ白な霧氷の世界を歩いていく。

歩いてきた尾根

10時20分、ユートピアと三鈷峰の分岐に出てきた。ガスの中に入ったり出たり。ユートピアへと歩いていく。

振り返ると三鈷峰が見えている。いい感じだ。

ユートピア避難小屋へ。

10時25分、ユートピア避難小屋に着いた。風が強くて寒いしガスの中に入ってしまって展望はなく小屋に入って休む。

25分ほど待つも展望はなし。あきらめて10時50分に下山を開始した。

ダイセンキャラボク

11時20分、上宝珠越に着いた。稜線は深い雲の中だ。

11時25分、崩落地を下りていく。

長いロープ場を下りていく。

下りてきたロープ場を振り返ったところ。

麓は晴れている。

12時05分、中宝珠を通過したところで稜線の雲がとれてきた。

夏山登山道を歩いている人が見えている。

12時35分、下宝珠越に着いた。ここでちょっと休憩して昼食をとる。だいぶん雪が溶けている。

斜面を下りていって林道を横切り13時20分に大神山神社奥宮に着いた。

いったん稜線がきれいに見えていたがすごく深い雲に隠れてしまった。

13時40分、南光河原駐車場まで戻ってきた。

期待していた通り雪があってユートピアではガスで展望はなかったものの途中素晴らしい大山北壁や三鈷峰を眺めることができてとても満足。