北岳3192m(南アルプス・山梨県南アルプス市)

平成19年
07/08/04〜/05 前夜発にて広河原より周回

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07/08/04〜/05( 前夜発にて広河原より一泊にて周回・豊富な高山植物のお花畑)

 今年の夏にはぜひアルプスに一緒に行こうとタッキー氏・平蛸氏と約束をしていた。白馬に登る予定であったが、直行バスが満席で
中越地震により特急きたぐにが運行中止であるため断念し剣岳に変更したが台風がやってきたためタッキー氏がテント泊をやりたいと
いうので稜線の頂上直下にテント場がある北岳に登ることとした。広河原へ入るには甲府側の韮崎から入る必要がある(と思っていた
がバスを乗り継ぐと伊那谷側から入れるようだ。調べ不足であった。)。仕事が終わり東広島駅に車を置いて新幹線で新大阪へ。梅田
で平蛸氏の車に乗りタッキー氏も待ち合わせ名神より中央道にて韮崎インター下車をした。芦安温泉が一般車乗り入れ禁止の広河原
へのバスがでているところなのでそこの市営無料駐車場に車をとめた。無料休憩所があるがたくさんの人たちが仮眠しており僕らも仮
眠した。

 翌朝、乗り合いタクシー1100円であったのでこれに乗り広河原へ向かった。林道をグングン上がって行き鳳凰三山の登山口のある
夜叉神峠をすぎて標高1500メートルの広河原に到着した。自動販売機・トイレ・売店がある。

 準備をして道標に従いつり橋を渡り大樺沢を登る。雪渓がでてきてしばらくすると二俣にでてくるので右俣へ進む。これがかなりの
傾斜で時々やすまないと登れない。タッキー氏・平蛸氏は比較的元気だ。お花畑はきれいだがなかなか見る余裕がない。やがてガスの
中へと入ると稜線にでてきた。風が強くガスで服が湿ってくる。岩場をすぎ小屋に到着。

 宿泊の予約をしてタッキー氏がテントをはるのを見守る。テントの中で小宴会をして小屋で仮眠。小屋の食事はなかなかおいしかった。
再びテントへ入り二次会?をして小屋へ戻る。翌朝早く出発するので朝は弁当を作ってもらう。小屋はぎゅうぎゅうづめで一人半畳の
状態であった。隣の男の子が嘔吐したのでみんなで手伝う。このとき外へでると満天の星空であった。

 翌日朝早く起床し朝食の弁当を食べるがこれもおいしい。霞はあるがきれいな日の出を見ることができた。鳳凰三山・八ヶ岳・富士山・
ぼんやりと中央アルプス・そして仙丈岳・甲斐駒ヶ岳が見えている。そして北岳山頂へ。道端にはいろんな花々が咲いている。ブロッケン
現象もみることができた。山頂より八本歯ノコルへ下りて適当なところで北岳バットレスを見物する。クライマー数人が登っている。尾根から
大樺沢へ下る道が激下りでハシゴがいくつもでてきて大きな荷物のタッキー氏にはかなり堪えている。やっと大樺沢へ下りても大岩がごろ
ごろした道で足場が悪い。突然平蛸氏が転倒し一回転して岩場の上で止まった。おっこちてたらただではすまないだろう。ほぼ同じところで
転落し下の雪渓まで落ちた男性が北岳診療所の方々により救護されていた。動脈出血はあるようだが骨折その他なさそう。

 やっと二俣までやってきて時々休みつつ下ってゆく。こんなに道がわるかったかなあと話ながら岩がゴロゴロした道を下ってゆくとようやく
広河原にでてきた。ちょうどバスがでたばかりであり乗り合いタクシーももうすぐ出発とのことなのでタクシーに乗り芦安温泉へ向かった。市
営金山沢温泉で汗を流した。大阪まで車で帰るとどうやっても今日中には帰れないのでやむなく甲府駅で下ろしてもらい特急ふじかわで
静岡にでて新幹線を乗り継いで東広島駅に23時17分に到着した。ここより車で自宅に帰ったがなんとか日にちが変わらぬ間に帰ることが
できた。予想していたよりハードであったが雨にあわず展望・高山植物を満喫でき久しぶりにアルプスを思いっきり楽しむことができた。
 

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私のコースタイム)広河原7時45分→二俣10時15分→稜線13時18分→北岳肩の小屋13時55分/
            /北岳肩の小屋5時53分→頂上6時38分〜7時25分→吊尾根分岐7時50分→
            八本歯ノコル9時4分→二俣11時15分→広河原13時40分
            


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