三嶺(徳島)1893m

16年
04/08/16 開放感あふれる雄大な草原の山
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04/08/16(開放感あふれる雄大な草原の山)

天狗塚への縦走路より三嶺頂上



 西祖谷村の道の駅で車中泊をし翌朝早く三嶺登山口へ移動する。公衆トイレのある名頃バス停の前で右折し橋を渡り林道を
登っていく。未舗装林道で少々荒れているが今回は四駆なので問題ない。林道を上がっていくと林道が左にターンする所に
登山口の標識がある。地図で確認すると林道からの二つの登山口のうちの下の登山口のようだ。もっといけそうなので上の
登山口を目指す。谷道から山腹道に変わり道が走りやすくなってしばらくすると上の登山口にでてきた。ここが林道の終点でも
ある。屋根付の休憩所がある。十台ほどのスペースのある駐車場にはすでに一台車がとまっている。山頂の小屋で泊まって
いるのだろうか。

 準備をして出発する。登山口の標識があり木の階段を登っていく。このあたりは植林帯だ。十五分ほど登ると少し展望が開け
た。剣山からの稜線だろう。まだまだ背が高い。三十分ほどで下の登山口からの登山道と合流するダケモミの丘に到着した。
ガスが湧くまでに登りたいので休憩せずに登っていく。

針葉樹の中の道でアルプスの中腹を登っているときのような雰囲気がある。斜度がだんだんきつくなってきて山頂直下までやって
きた。前方上高くに山頂が見えている。青空に時々雲が流れている。今日は霞がなく青空が美しい。ここで樹林帯は終わり草原
帯に変わる。開放感あふれる心地よい草原の中を歩く。タカネオトギリ・シコクフウロ・ナンゴクトラノオなどのお花畑が広がる。
無線を持った男性が下りてきた。

山上池



稜線まで登りつめると道標があり右がヒュッテ、左が頂上だ。まずは右へ行きちょっとトイレによってから頂上へ。山頂部一帯は
広いササの高原になっている。振り返ると池とヒュッテの向こうに剣山がよくみえる。一方向かう方向には三角錐の三嶺頂上が
見える。咲き残りのコメツツジの中を歩いて頂上に到着すると東の展望も開け天狗塚への美しい稜線がみえる。しかし頂上は
ハエが多く落ち着かないので天狗塚への縦走路を少し歩いてみることにした。

頂上からグーンと下り高知県側への登山道分岐を見送るとすごく広い草原だ。ササの復元をしているようなのでなかなか休憩
するのに適したところがない。もうひと下りしていく。ギンロバイが咲いている。こちらから見る三嶺は羽を広げた鳥のような姿
でありほんと美しい。適当なところを見つけ一休みする。お菓子を食べてのんびりする。天狗塚への稜線を見ていると歩いてい
きたい衝動に駆られる。

頂上へ引き返し昼食をとる。天気がよくけっこうな賑わいだ。次の目的地である石鎚までは長い距離があるのでそろそろ下山
していく。池のところまでやってくると声をかけられた。昨日、剣山から次郎笈で抜きつ抜かれつした夫婦だった。大阪から来ら
れたようで今日帰阪するとのことだ。

下山の最中、登ってくる人がつぎからつぎへとやってくる。さすが人気の山だ。登山口まで戻ってくると車がたくさんとまっている。
林道を車で下りていき昨夜浸かったいやしの温泉峡で汗を流し大歩危で少し観光してから高速道にて高松までゆき土小屋へ
いこうと石鎚スカイライン入り口まで来るとなんと夜間通行止めだった・・・やむなく入り口にある無料駐車場(トイレ有り)で
車中泊をした。

剣山(左)と次郎笈(右)





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私のコースタイム(みーとさんのを借用)
名頃林道終点登山口 (25) → ダケモミの丘 (1:10) → 三嶺 → 散策タイム (2:00)
 → 三嶺 (1:25)名頃林道終点登山口


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